2022年6月21日火曜日

歴史の歩み方 あるいは、文明の可能性としての日本

明治維新後、近代において日本が富国強兵政策をとったのは当然だった。植民地経営にいそしんでいた欧米列強に敵わないのは軍事だけだったからだ。自国を守るために足りないのは軍事であり、軍事を賄うために従来より余分にかかる費用だけだった。富国強兵である。その他はすべて充分にあった。

戦国時代を経て武家政権を続けた日本だ、当然日本の軍事があった。しかし、山鹿流軍学を修めた吉田松陰が、山鹿流では西洋に勝てないと結論したように、精神的にはともかく、物質的、科学的には学ぶ以外なかった。海外に学ぶべく、日本は死力を尽くして優秀な人材を学徒として欧米に送った。留学した学徒たちも期待に応え、西欧文明を学び、富国強兵推進の知を持ち帰った。

毛沢東や金日成といった二流、三流の独裁者は富国をなおざりにし、無理な統制を敷きつつ強兵に走る。統制と監視を富国の代わりにする。その結果、社会は絞り取られるだけで細り、強兵もままならなくなるのは当然の帰結だ。もし、当時の日本のように緊急でないなら、強兵よりも富国を先にした方がはるかに良い。それが最初からわかっていたからこそ日本は戦後の復興が出来た。戦前の政策の中に戦後復興に必要な無形の力が作られていたと言っていい。

富国強兵政策の成功は、後にアメリカを相手に4年もの間、正規軍による戦争を単独で戦い得た事実に現れている。負けはしたが日本は強かった。

その強さ、富国強兵の背後にあったのは日本の文化であり文明だった。この国家のありようが近代日本の国体だった。そして、先回りして言うならば、国体の土台となったのが家族だった。

この精緻な文明は幾多の困難を克服して発展したが、欧米列強から追いつめられる形で戦争に突き進んだ。国民は開戦に歓喜した。当時の日本が、そして、アメリカ国民が知る由もなかったソビエト・ロシアのスターリンによる工作が背後にあった。








2022年1月18日火曜日

プーチンをおさらいしてみる

ウクライナなど、この所の情勢の動きを見ながら、少しロシアについて整理しておきたい。

ソ連の崩壊は、KGBが極秘に計画・実行した作戦だった。共産党があまりに強欲で権力を私物化し、怠惰で無能であるのに愛想を尽かしたのかもしれない。KGBは秘密警察であり諜報機関でもあった巨大機関でロシア軍よりも大きな権限を持っていた。

ソ連崩壊の引き金を引いたゴルバチョフは、KGB局員だったという。

ゴルバチョフは不可解なクーデタで失脚したが、エリツィンによってクーデタ部隊はすぐに鎮圧された。クーデタを起こしたロシア軍の司令官たちは、何が起こったのかわからないまま逮捕され、姿を消した。どう見ても彼らはクーデタの首謀者ではなかった。

このクーデタ騒ぎで、ソ連時代の機密文書が大量に破壊されたという。この後も、何か騒ぎがある度にソ連時代の記録が消滅して行った。

ゴルバチョフに代わったエリツィンも元KGB局員だったという。エリツィンはウオッカを飲みながら大統領になり、大統領になってもウオッカを飲み続けた。ゴルバチョフ時代から引き続き、ロシアは混乱の中にあった。

ゴルバチョフ時代に、KGBの資金が中国国境を超えて持ち出されたという。KGBは自らが演出した混乱を最大限に利用し、ロシアを手中に収めて行った。


第二次大戦前、ソ連はドイツと近い関係にあり、ドイツ軍は秘密裏にソ連領内で軍事訓練をしていたという。ここからは憶測だが、ソ連とドイツの軍人に密接な交流があったとしても不思議ではない。ソ連軍の中にドイツ派の軍人も多かったと思われる。独ソ戦が始まった後、スターリンがこのドイツ派の粛清を行った可能性がある。ソルジェニーツィンがシベリア送りになったのは、ドイツ派の疑いをかけられたからかもしれない。この監視、粛清を通じて、KGBはスターリンの信頼を確立し、ソ連軍の上に立ったようにも思われる。

ソ連崩壊の混乱の時代に、自在に軍隊を使って事件を演出し、大統領を次々と取り替え、2人をおいた後、本命のプーチンが出た。本当のKGB=FSBの時代の始まりだった。

プーチン時代、まずマフィアに手がつけられた。ソ連時代、地下に潜っていたマフィアは、ゴルバチョフ時代から表面的には企業経営者となった。力で地方を支配していたマフィアが金持ちになり、富豪として会社を経営しているふりをした。これがオルガルキだった。

プーチンの時代になり、彼らはFSBの指揮下に入る事を迫られた。拒否した者は殺害されるか、国外逃亡を余儀なくされた。国外逃亡した者も多くが暗殺されている。マフィアのフロント企業経営陣に次々とFSBの天下りが収まった。表のプーチン政権が、裏社会も支配する事となった。

ちなみに、この表も裏も支配するやり方は中国も一緒で、伝統的裏社会である幇にあって、中国共産党は最大最強の幇として君臨している。台湾の国民党も孫文の時代、つまり最初から幇だったが、共産党の風下に立つ事となった。蔡英文が現れる直前の台湾が、あわや中国に飲み込まれるという所まで行ってしまったのには、そうした理由もあった。

プーチン政権はヨーロッパにガスを供給しているが、その他、武器輸出はアメリカについで世界第2位である。これは国家間取引の部分で、これは合法。他に犯罪組織の密輸があり、ロシア・マフィアからイタリアの犯罪組織、そして、アフリカへの密輸といった経路もある。これは非合法だ。

かつては、パレスチナのPLOに武器を卸し、PLOがヨーロッパのテロ組織に売るといった販路もあった。今はイラン経由でシリアやヒズボラに、そして、ハマスにといった流れになっている。第二次大戦で、英米がソ連支援で武器を送ったのはイランからだったが、それが逆向きになった格好だ。

この他、キューバ経由で南米に武器が流れている。中南米では、左翼ゲリラが麻薬カルテルと一体化しているが、これが武器市場として大きい。

南米では、キューバ、ニカラグア、ベネズエラが社会主義国としてつながっている。この3国は、政府に反対する国民を協力して殺しあっている。キューバの情報機関は国民監視技術をこのコラボレーションに投入している。また、ソ連製の武器もキューバ経由で入っている。ベネズエラは新型カラシニコフ小銃のOEM製造国でもある。

武器と麻薬、人身売買はつながっているが、南米でも事情は同じで、南米のこうした密輸密売ネットワークはロシアと無関係ではない。

ソ連崩壊の時、ソ連圏だった東欧諸国の政権も次々と崩壊した。この時、KGB=FSBは東欧諸国の情報機関に生き残るための策と展望を指導した様子がある。東欧諸国の情報機関はソ連圏崩壊を生き延びて犯罪組織となり、捲土重来を期した。

ロシアン・マフィアのビジネス交渉がうまく行かない場合、あるいはビジネスを独占したいが、先にいる組織が強くマフィアでは対応できない場合、ロシア軍が出てきて邪魔者を皆殺しにし、市場をロシアのものにする。ロシアと戦っていたチェチェン軍は戦費を稼がせるために地域のロシアン・マフィアを皆殺しにし、チェチェン・マフィアに麻薬ビジネスをさせていた。ロシアや東欧もやっている事は同じだ。

ロシアン・マフィアと言えば売春が有名だが、これもFSBがマフィアにやらせている商売だ。ソ連時代、共産主義だから女性は高い教育を受けていた。そして職業を持てた。仕事はお針子しかなく、みんな軍服を縫っていた。崩壊後はお針子の職すらなく、売春に身をやつすしかなくなった。プーチンが愛人名義でタックスヘイブンに溜め込んだ金の一部も、女たちから吸い上げた金だろう。ご立派な事だ。

プーチンのロシアは、チェチェンの独立派に対して終始強硬路線をとり、独立を退けた。

力と強硬姿勢、そして、FSBを使った謀略と情報工作、マッチョさと腹黒さがプーチンの特徴だろう。

ロシアは一貫して軍備を増強し、世界中に武器を売り込み、ウクライナに侵攻してクリミア半島を占領し、シリアで独裁者アサドを支援し、内戦では爆撃で多数の非戦闘員を殺している。

また、ロシアは中国と共にイランを支援しており、そのため、イランは核開発を推進して来た。おそらく、核兵器を持つ寸前だろう。


ロシアと中国は、世界の安定に敵対し、自分たちの影響力を強化しようとしている。マフィアと黒社会と独裁者が一体となり、ハイブリッド戦によって平和を脅かす世界が現出してしまった。彼らの支配は不正と暴力によるものだ。愚かな者たちは、ロシアや中国の力や金に目がくらみ、横暴な態度に惹きつけられるだろう。

だが、私たちはこれを容認する事は出来ない。彼らの作り出している格差、差別、不平等もまた悪化の一途をたどっており、内政問題も山積している。彼らにこれらの問題を解決する能力も、解決するつもりもない。

プーチンは粗野な冗談を言いながら、平然と残虐行為をやってのけている。計算づくの事だろう。豪放を演出している。あの下品さも演出だ。それがある種の者たちを惹き付けるのを知っての作為だ。

国民を幸せにする事も、国を良くする事も考えず、軍事力と権力の強大化だけが国家への貢献だと心得ているらしいプーチンだが、それは彼にもあった若い時代にコムソモールででも学んだ事なのだろう。

スターリンが日露戦争に負けたのを恨んでいたように、プーチンも腹では日本を叩きたがっている感じがある。気にしておいた方がいいだろうと思う。



2022年1月15日土曜日

戦争を防ぐため、あるいは終わらせるための管理ツールとして、軍備に代わるものはない

ヨーロッパでは、歴史的に戦争によって市民の権利が拡大した。

王と騎士だけで戦争していた時代は、領民に権利などはなかった。王が教会から金を借り、領土の拡大や維持のために戦争をしていた。その他、戦力といえばスイスやドイツなどの傭兵だった。

国民を兵士として動員するのはナポレオンが始めた事だが、それ以前にも、下層階級の与太者などを人狩りして集め、前線に投入するといった事も行われていた。これは弾除けで、訓練もなく、武器も持たせずに突撃させた。

映画「スターリングラード」によれば第二次大戦のソビエト軍も同じ事をしていたらしいが、史実かどうかはわからない。おそらく史実だろう。

中国は、介入した朝鮮戦争まではこれをやっていたという。駆り集めた農民などを素手で突撃させていた。後退させないために背後から機関銃で撃っていた。米兵は殺しても殺しても押し寄せて来る中国人に参ったようだ。中国軍の指揮者は林彪で、これで評価を上げた。

大東亜戦争時、国民党軍も同じやり方をしていて、日本軍は困ったという。どうも、中越戦争の時も、中国軍はこのやり方をしたらしい。中国軍と戦火を交えたのはベトナム人民兵だったが、殺しても殺しても中国人が現れるのが恐怖だったという。

ヨーロッパでは戦費を圧縮するために王権を縮小し、国民国家を認める事で国民皆兵の道に進んだ。徴兵した国民を訓練し、正規軍とし、武器を持たせる方が強いのはナポレオンが証明していた。このイノベーションによって国民は諸権利を手にする事となった。権利の他に、出費なしに国民を戦わせるインセンティブがなかったからだ。

戦争のたびに権利が増えるなどと言われが、国民の権利に照らしてみれば、革命などよりも戦争の方がはるかに効率よく国民の諸権利を確立した。まあ、革命はそれによって「人民権力」が樹立したという建前をとるので、それ以上ないわけだから、「人民」はいくら従事しても、実際のところは無権利状態のままにされてしまうわけだ。選挙もないので、「人民」には選挙権も被選挙権もない。何もないままだ。

ついでに反戦についても触れると、これは東部戦線と西部戦線を抱えていた第一次大戦のドイツが、ロシアに東部戦線の維持が出来ないようにしようとレーニンに金をやって封印列車でロシアに送り返したのだが、革命を乗っ取ったレーニンはドイツから依頼された仕事を片付けるために「反戦」と称して、東部戦線からロシア軍を撤収したのが始まりだ。つまり「反戦」の意味は、ソ連(今は社会主義国全般)に都合のいい戦争工作でしかない。戦争に反対し、戦争をなくすという理想の追求などではなく、一方に加担するというだけのごまかしである。マルクス主義者は美名詐欺がうまい。それだけ不誠実というわけだ。


平和は落ち着いていていいが、国民の権利の拡大はなく、それにともなう色々な関係の変化もないという事でもある。それが本当にいいかどうかは、何とも言えない。


戦争は起きる時には起きてしまうものではないかと思う。習近平や金正恩、プーチンといった好戦的な独裁者が望んでも戦争に至らない時もあれば、弱い指導者の存在が戦争を呼び込んでしまう時もある。

だからこそ、備えが大切だし必要だ。万が一戦争が起きた時、その被害を減らし、早く終わらせるためにも、しっかりとした軍備と運用が不可欠になる。

一部の人が望むように、努力をすれば戦争が起きないというものではない。物事はそういう風に単純化してはならない。



2021年12月31日金曜日

私たちが強いられているものーーロシア、イラン、中国、断固阻止

 中国が台湾侵攻、尖閣占領に向けた行動によって東アジア情勢を緊迫させつつある一方、ロシアはウイグルに大軍を展開しヨーロッパを脅かしている。

この挑発によってアメリカに2方面で戦争の脅威への対応を迫られている。そして、それだけではなく、ペルシャと中東で大きな脅威となるイランの核開発が進んでいる。イランは核武装しつつある。アメリカは、そして、自由と秩序、平和を重んずる国々は、つまり、私たちは、目前の脅威だけでなく3方面の危機への対応を強いられている事になる。

ロシア、中国、そして北朝鮮はイランの核開発に協力する一方、イランと一緒になってシリアでアサドを支援し、中近東からアフリカでのサスティナブルな影響力を樹立しようとしている。中国の一帯一路はイランの核開発を織り込んでの戦略だろう。古い話だが、シリアはPLOの指導者故アラファトを工作員として訓練した国でもあるらしい。

イランは独自に核開発を進めている。だが、同時に、北朝鮮や中国が核兵器を売り込み、持ち込んでいる可能性も高い。その想定もしておかなくてはならないかもしれない。

シーア派のイランに対抗しているスンニ派のサウジは、イランが持つならと核開発を言明している。イランはタリバンを支援しており、サウジは以前、スンニ派のISを支援していた。タリバンとISは宗教的に対立しているが、単に宗教だけではなく政治的にも対立している。

ISを支援していたサウジがイスラエルと国交を樹立した微妙さも中東の政治だ。イランは革命防衛隊の傘下にあるイスラム・テロ組織ヒズボラを通じて、パレスチナのテロ組織ハマスを支援している。

かつてレーガン大統領時代に、アメリカがイランに武器を売ったイラン・ゲートで、アメリカとイランの間に立ったのがイスラエルとサウジだったが、実際に動いた代理人はサウジの武器商人カシオギ(カショギと言うのかな?)だった。

イスラエルもサウジと同じく、イランの核兵器保有を許さないという立場だから、この問題での利害は一致している。

かつて、サダム・フセインのスーパー・ガン計画が頓挫したのと同じく、イランの核開発が破壊され、挫折する事が望ましい。ここはイスラエルとサウジを支持したい。

自由と民主主義を築き上げ、守ろうとしている世界に、ロシア、中国、イラン=専制独裁国家群は、今、挑戦状を叩きつけている。中国に香港の言論弾圧をはじめ、様々な挑発行動は、私たちに不安を与えようとする神経戦であり、情報戦だろう。すでに、私たちは前哨戦にさらされている。私達はこんな事でうろたえ、怯えてはならない。

私たち=自由と民主主義、平和を守る側は、イランの核武装、中国の台湾・日本侵略、ロシアのウクライナ侵略を阻止しなければならない。

来年からの、これは全人類と人類の達成して来た文明にのしかかっている課題だ。

彼らに、これ以上の馬鹿げた行動をやめさせられるかどうかは、私たちの意志と態度にかかっている。これは私たちの平和だ。私たち自身が守る以外にない。

私たちは屈しない。


2021年12月28日火曜日

無限はありません。宇宙が有限だからです

自由にも制限がある。無制限にしてやりたくても不可能だからだ。大きく言うと、この宇宙は無限ではないから、無限は不可能という風に考えると気持ちを楽にできるかもしれない。神がいるかどうかわからないが、神が現れないのは、無限の神が有限な宇宙に入れないからかもしれない。

例えば、「安心、安全」なんていい方があるけど、安全というのは有限だから、その有限性も含めて共有できるし、より高度にして行けるけれど、安心は、不安に感じる人がいたら、もう成り立たない。本当は、安心を求める人は無限を求めているのだと思う。つまり、「安心」と「安全」は有限と無限なので、無造作に併記すべきではない、いや、できないのです。しかも、そんな事を言うのは、頭がひどく悪いか、ロクに考えていないために、それがとてもいい思いつきだと感じるような人か、今すぐに無限がありえるかのような嘘を吹聴しようという悪意のある、腹の黒い人です。

私達は、その時その時の手持ちで現在をしのいで行くしかないのです。


2021年12月21日火曜日

平和のために憲法9条を破棄しよう

英国のロック・バンドThe Who の「無情の世界 Won't get fooled get again」という曲の最後に

「新しいボスも古いボスと同じ」

という歌詞がある。

ガッカリだろうとは思うけれど、これはまだいい方だ。「新しいボスは、古いボスよりも酷い」という残念な例は沢山ある。

レーニンがロシア皇帝よりも良いなんて、ロシアではもちろん、世界のどこででも、もうほとんどの人が考えもしないはずだ。まだレーニンを支持しているのは、利害べったりで人生やり直せないだけの人だろうと思う。

ロシアは革命の年月によって破壊されつくしてしまった。過去はもう取り戻せないし、まだ立ち直れないでいる。ロシアは、透明性のある、自由な国家には程遠い状態にある。

最近、プーチンが愛人名義で資産を隠しているのが発覚したが、側近たちも右へ倣えだろう。強力な軍隊を持つ鉄の国家も、内実は腐敗しきっているようだ。でも、共産党政権下の時代と比べると、まあ、これでも悪くはなっていないんじゃないかと思う。

ロシアがまともな国になるのに何世代かかるかわからないが、他人事で良かったと感じる。


改革が厄災をもたらした例というと、ロシア革命が筆頭だが、中国革命なども現役の厄災と言っていいだろう。

日本だったら、改革派を気取っていた民主党政権なんかも失敗ばっかだった。改革も、リベラルというか、リベラルという名の左翼ベースでは、気分と主観しかないのと、能力不足が重なって、まったくうまく行かないのがあれではっきりした。深い傷が、まだ残っている。

同じような細かな例で言えば、今は静かになったが、選挙前にザワついていた自民党の「改革派」議員たちだ。あの方たち、何か考えてる感じがまったくなかったのが恐ろしかったね。まあ、筋を通すとかなくて、議員でいたいだけの卑しい連中なんだろうね。普通、獅子身中の虫というのだと思う。ああいう人たちは、今風に言うなら、大丈夫ですだ。


で、ずっと日本の重しになってる、最もダメな「改革」は、戦後という歪んだ空間を作った憲法による改革だった。改憲は、これを何とかして、歪みから抜け出そうというだけの話だからだ。改憲なくしては、有益な改革などありえない。平和を望むなら、憲法九条はなくさなければならない。

改憲で、いったん占領下の「改革」をチャラにして足踏みを辞め、世界平和と近代日本の安定のための、つまり、日本の近代の完成のための前進を開始しなくてはならない。


2021年12月7日火曜日

「改革」って、自分をアピールしたい人がやりたがるんだよね

 世の中に「改革」好きの人っている。「改革」すれば何でも良くなると思い込んでる人だ。

もちろん、間違っている。今、やれているなら変えない方がいい事って沢山ある。そういうのは、どうしようもなくなったら、しかたなく変えればいい。「改革」の失敗は無残だ。その無残さは、たいてい、末端現場にしわ寄せされる。

変える場合は、ゆっくり問題を見つけて、問題点を問題点として現場に浸透させた上で、変えても問題が出ないようにして時間をかけて変えるのが基本だろう。拙速はいけない。人事異動で上がった人物が自己アピールのためにとりあえず何か変えるというのは、もう迷惑以外の何ものでもない。

中国武道の先生が、中国武道での変化は、

「変わらないために変わる」

と教えてくれた。

ものすごく砕いて言うと、攻撃を避けて体をかわすという動作は変化だが、打撃を受けていないという状態を変えないための変化という事だ。

「改革」などすると、手順が複雑で面倒になったり、手間が増えたりと、苦々しい事態となるのが相場だ。

変化というのは、必然がなければ変わらない方がいい。



2021年12月3日金曜日

左翼って、勝手な意味で言葉を使い、人を混乱させる  北京オリンピック、ボイコット

 2021年12月の(何か用か?)9日、10日にオンライン開催される民主主義サミットをロシアが非難した。

ロシアや中国の「民主主義」は、日本共産党式に訳せば「民主集中主義」で、民主主義ではないから、それで仲間はずれにされれば反発するのは当然ではある。でも、仲間はずれにするのはもっと当然だから、ロシアや中国、それにシリアとか、イランとか、キューバとか、ニカラグアとか、ベネズエラとか、北朝鮮とか・・・とか、そういう国々はしかたがない。

日本でも、日共や左翼、リベラル左翼が口にする「民主主義」は「民主集中主義」で(そりゃあ、日共がソ連の子分だし、左翼やリベラル左翼は日共の派生だからね)、真ん中の「集中」をはしょって言ってる(あるいは、そこだけ小さな声にしてる)。でも、重要なのはその「集中」の部分で、そこが進歩派系の言葉では「全体主義」、普通に見れば「左翼(の)ファシズム」になっている。

「集中」という言葉にそんな意味はないが、どんな言葉でも、あの人たちの手にかかれば、意味を捻じ曲げられ、別の内容を付与された隠語になってしまう。まあ、共産主義の権力欲や陰謀、無能、陰湿さといった諸々を隠蔽する隠れ蓑を被せられてしまう。何で隠すかというと、本心を知られたくないんでしょうね。

だから、かつて内ゲバで最強を誇った民青は、民主(集中)青年同盟で、集中同盟とでもするべきだった。ただ、党中央が集中(査問、除名)した結果、勢力は衰えてしまったらしい。何だか、ハガチー事件(アメリカの外交官を襲撃した、タリバンみたいな野蛮な事件)で集中された全自連(だっけ? まあ、違っててもいいや)と同じ運命をたどった。

集中を日共用語ではなく一般的に言えば、その一部の意味は「専制」となるかな、その意味で言う集中国家ロシアが民主主義サミットを非難しても、「何言ってんの、馬鹿じゃないの?」としかならないのはあたりまえだ。


北京オリンピックをボイコットしよう。



2021年11月30日火曜日

「陰謀」は都市伝説にすぎないが、もしかしたら、アレは・・・

 キリスト教、イスラム教はユダヤ教の分派だが、反ユダヤのユダヤ人マルクスの共産主義も、ユダヤ教から派生したカルト教団と見た方が現実に即しているかもしれない。ポール・ジョンソンの『ユダヤ人の歴史』によれば、プラトンもユダヤ教の剽窃だそうだが、そこは判断する能力を持たない。ただ、中世キリスト教のプラトン主義の展開は、ユダヤ神秘主義のキリスト教への浸透と無関係ではないかもしれないと想像してみたりする。

 キリスト教の千年王国は実現しないからまだいい。マルクス教団カルトの「革命」はロシアで実現してしまったため、惨めで陰惨な厄災となった。ソ連崩壊でその失敗がある程度明らかになったけれど、おそらく、本当のところは私たちが知っていることよりも酷い。しかも、失敗している国家は他にも不必要に多くあるし、さらに、マルクス主義カルトに洗脳されたままの連中までいる。

 ロシア革命後のレーニン=スターリン系マルクス主義カルトは、東欧、アジア、南米で失敗と悲惨を繰り返している。その大まかな所は一部なりと把握できる。だが、もうひとつの系譜であるロシア革命前からあるヨーロッパ貴族のマルクス主義カルトの動向はほとんどわからない。

 フランス革命でブルボン家を倒したフランス貴族たちは、今でも100家族がフランスの富を独占し、君臨している。西欧諸国のこうした貴族たちは、今はEUの行政官の地位に納まっている。この貴族たちの中にマルクス主義カルトが入り込んでいるかもしれない。アメリカのブラック・パンサー党との戦いの中からイルミナティ陰謀論を蘇らせたラビ・マービン・アンテルマンによれば、イルミナティは共産党だが、共産党の陰謀性とカルト性がイルミナティ像と重なるのは、アンテルマンが共産党をイルミナティと呼んだからかもしれない。

 カール・マルクスとも交友のあったユダヤ系ドイツ人のハイネは、確か『歌の本』の中で、ドミニコ会を想わせる強硬派の異端狩り修道会が、実はギリシアの異神を祀る集団だったという話を書いている。これが事実なのか、どこかで聞いた噂なのか、創作なのかわからないが、この話は、ユダヤ的であると同時にキリスト教的なイマジネーションであるように受け取れる。余談だが、ハイネがユダヤ人を毛嫌いしたルターに帰依したのは、ルターがユダヤ教神秘主義に血道を上げていたカトリックを批判したからかもしれないとちょっと思ってみたりするが、まあ、本当のところはわからない。

 イルミナティは、カトリック保守派との内部抗争でテロ活動を展開したイエズス会がカトリックを追放され、英国とロシアに逃げ込んでいた時期の地下活動のひとつだったようにも思えるが、とにかく、騒ぎ立てて商売をしたい人は大げさにしたがるだけの事のようだ。秘密結社の陰謀が、陰謀論者の主張するように着々と成功していたら、今頃、世界は北朝鮮のようになっている。

 大体、色々な陰謀の費用を考えてみるといい。地震兵器が使う電力の供給を考えてみるといい。考える力の乏しい人が、行き詰まって言い出すのが「陰謀」でしかない事がすぐにわかる。「陰謀」など都市伝説でしかない。

 ただ、ヨーロッパの貴族マルクス主義カルトが存続しているとしたら、フェミニズム、環境派、LGBTといった運動は、そのサブブランドと考えることはできるかもしれない。


2021年11月28日日曜日

身も蓋もなさと幻想の写像としての歴史

人間の美男子・美女は、ひっつめて言うと生命力を感じさせる人だろう。

生物にとって子孫を残す事は至上命令だから、子孫を残す確率を高められる相手を求めるのは当然だ。生殖し、繁殖するための選択だ。だから繁殖力のありそうな個体が「美」となる。

陽気な人が好まれるのも、身体能力の高い人が好まれるのも、同じ理由だ。

繁殖力が強く、丈夫なメスは美女という事だ。繁殖させる力が強く、丈夫なオスは美男子となる。

これが基本で、この基本に色々と注文がつくというか、バリエーションが出来て美男美女も様々となって行く。これが文化文明の基本で、これにそって歴史が発展して来た。

で、それが行き過ぎると不健康になり、繁殖という主目的から外れてしまうのも出て来るようだが、生命力=美という基本は変わらないし、変わりようがない。

共同体にとっても、この基本は共通していて、繁殖し、個体数が増える事で共同体が大きく、強くなるのを志向する。そのために他の共同体と争いになる場合は、戦わなくてはならない。これは善悪の問題ではない。

戦えば死者が出る。女は繁殖のために必要で命が惜しいから、男を戦士にする。こちらの命はそれほど惜しくない。別に女が弱くて男が強いからではなくて、種の維持という最重要の主題に照らしての役割によってそこは分かれる。

共同体は成員の生命の維持=子孫繁栄のための器だが、個々の成員の子孫が残らなくても、全体として繁栄すればいいし、繁殖すれば補充も出来るので、男が多少死んでも問題はない。

原始時代から、古代、いや、かなり近い時代まで、そういう身も蓋もない事情は変わらなかっただろうから、その事情を無視していい悪いをあげつらってみても意味はない。それ以上に、一部の者たちが共有している、薄っぺらな思いつきの価値判断を無造作に振り回しても健全性が壊れるだけだ。

歴史は歴史自身の速度で進む。それを早める事にも、止める事にも、成功した者はいない。自分はそれをやってのけるなどと、思い上がってはいけない。不可能はある。

来たるべき未来に取り残されているのは、今、自分は新しいなどとのぼせている者たちだろう。それは繰り返されて来た。


2021年11月23日火曜日

フェミニズム ー カラ騒ぎの終焉

フェミニズムには、何だかトンチンカンだなと思うところがあったり、すぐに仲違いするんだなと呆れるところがあったり、上野千鶴子のような幼稚なのをいつまで代表面させとくんだろうと不思議だったりして来たたが、基本的には威厳を感じて来た。だが、連続強姦魔広河隆一の犯罪に対して曖昧な態度をとって来たのが明らかになった事で、見切りをつける事にした。社会運動としてのフェミニズムは、本質的に自壊したと思う。

広河隆一は親パレスチナ派で、言ってみれば国際派左翼の筆頭といった位置にいた人物だったかと思う。フェミニズム運動の活動家や支持者は、卑劣な性暴力被害者よりも、左翼著名人の対面を重視した。それは、フェミニズム運動が、女性の権利を掲げながらも、実際は左翼運動の道具のひとつにすぎなかったためだとしか考えられない。原則を逸脱して、党派性に走ってしまったわけだ。

イタリアのロレッタ・ナポリオニが、著書「テロ・インク(テロ株式会社)」の中で、親パレスチナ派はPLOの腐敗を隠蔽したと批判しているが、広河はそういう批判を受けねばならない側の一人だろう。広河は事実を報道するジャーナリストではなく、親パレスチナ、親ソ連という党派性のジャーナリストだった。

広河をめぐっては、左翼性による隠蔽の連鎖しか見えない。フェミニズムは、隠蔽に加担した事で、自らの基盤を裏切った事になる。女性一般ではなくて、左翼女性(の中の、自分の党派性の内側の女性)の運動でしかなく、そこから半歩も出なかった。

それでも、反省するでもなく、フェミニズム活動家や指導者たちは、元気に日本叩き、自民党叩きに邁進している。とりわけ、最近は環境派と一緒になって(左翼だからね)文明を窮屈な所に押し込めようとしている。物凄く空虚に頑張っていて迷惑だ。このザマで、フェミニズムが女性のためになどなるわけがないと思う。

フェミニズムも、環境派も、掲げている内容とはまったく別物で、やっているのは奇矯な人か奇特(一応、わからない人もいそうなので皮肉だと、記述的に注記しておきます)な人ばかりで、世の中の進歩の役になど立たない事がバレて来ているから、これから終わっていくだろう。もう伸び代はない。


まあ、世界的にはマネジメントのうまい人達がいるから、お金を回して、存続して行くんだと思うけど、人の使い方がけっこうブラックな滅私奉公だし、マネジメントなんかもできない日本だと、小集団が点在し、細々とやって行く、宗教的な姿になるとしか思えない。


フェミニズムって、左翼やリベラル(偽装左翼)しかいない所が、まず嘘だよ。


思えば、「Me Too」騒ぎって、中ピ連の焼き直しだったな。(わからない人は、お年寄りに聞いてみよう。検索した方が早いだろうけど)。


もう、ジェンダーがどうしたとか、くだらない妄説など気にしない。フェミニズムのおしゃべりは空っぽすぎる。ジェンダー論は性を社会的問題にするためのファンクションのつもりなんだろうけどね。


「男は敵だ」と自分たちで(感情的に)規定しておいて、その後で「どうして味方じゃないのよ!」と怒り出すような所があって、おやおやと思っていたが、今はトランス運動が似たようなやり方でフェミニズムを攻撃している。両方とも時代錯誤を感じさせるが、被害者意識と権利意識のありようが時代錯誤なんだろう。


エコロもフェミニズムも、欧米先進国が、他の地域・国家にマウントを取る役に立つといった需要があるだろうからとりあえず続くだろう。ネットで出羽守と揶揄される嫌われ者たちと同じようなものだ。間違ってもそれ以上だとは思わない方がいい。


2021年11月12日金曜日

トゥーンベリのスタイル

 グレタ・トゥーンベリを見ていて、その行動の背後にある文化スタイルを思い起こす。

その文化スタイルは1968年頃の馬鹿げた時代を思い起こさせる。あれは、他の人が何と呼ぼうとも馬鹿げたとしか言えない時代だったが、トゥーンベリにはその馬鹿げた時代の薄っぺらで愚劣な文化スタイルから飛び出してきた印象がある。

今はそんな薄ら馬鹿はほとんど見かけなくなったが、あの時代、団塊の世代から、少し下まで、男女ともそういう奴らは沢山いた。

さて、これは何なのだろうかと考えてみた。今の欧州の指導者たちが、若い頃、この文化に触れていただろう事に思い至った。そう、トゥーンベリは、今は年寄りとなった指導者たちの若かりし頃の下位文化の空気を感じさせる。だから、指導者たちにわかりやすい。いや、わかりやすいと言うよりも、年寄りたちが、勝手に自分の青春を思い起こし、わかったつもりになりやすいのである。

トゥーンベリがそうであるのは、親たちが、あの時代の下位文化にどっぷりと浸かった親に育てられ、子供もそのように育てたからなのか、もっと別の誰かがデザインしているからなのかわからない。

年寄りは、トゥーンベリが若い世代の代表のようにとらえるが、若い人たちは、大人が注目するから、大人の目を通してトゥーンベリを見る。

そういう妙な形になっているから、トゥーンベリを何かの代表とか、象徴とか、そういうものだとするのは大間違いだ。


あの頃の文化が、今の時代に影響を残している部分もあるのかもしれない。片田舎には、妙なものが取り残されている事はままある。

欧州の指導者たちは、青春の思い出に浸りつつ、さて、それはさておきと、現在の現実に向き合い、欧州の影響力を強化するために環境問題を利用するだろう。環境問題を盾にとり、欧州による世界支配の強化といった、まったく別の課題を成し遂げようとするかもしれない。だが、姑息で陰険で横柄なだけの欧州に、世界を担うだけの力など残っていない。

トゥーンベリの、今ひとつの迫力のなさ、刺激の足りなさは、欧州の力のなさに由来しているかもしれない。

とりあえず、トゥーンベリについて、今の所これ以上考える事はなさそうだ。その主張は取るに足りないし、何より、退屈な人だからだ。


日本だと、環境派は左翼の中ですらはみ出したカルト的な部分の最後の居場所でしかなかったのだが、左翼が相手にされなくなって行く中で全体的にカルト化し、環境問題で合流してしまった観がある。実際はどうかわからないが、独善的な知能の低さは、おしなべて彼らの性質だ。



2021年10月16日土曜日

再転向論

 日本から言えば大東亜戦争、世界史的には第二次世界大戦、日米戦としては太平洋戦争の前、左翼知識人はほぼ全員がマルクス主義を放棄した。これを転向と言った。転向しなかったのは、吉本隆明の言によれば3人だったという。

戦後、転向した知識人のほとんどが再転向し、こぞって共産党になだれ込んだらしい。

この「転向」を問題視し、責め立てる風潮が一時期あったらしい。転向論というのがそれで、頑固一徹とか、この道一筋とか、人はそういうの好きだというのもあって、転向した人はひどく責め立てられたのではないかと察する。

今となっては奇妙で醜悪な感じがするが、戦後の始まりの時期、知識人たちは、こうした一種の踏み絵を課された。

まあ、知識人の事だから、処世術として転向と再転向を済ませた人たちも多かったと思う。今風に言えば、ほぼほぼそういう人たちだっただろう。

戦後、日共に入った人たちの多くは、敗戦のショックで錯乱し、共産主義が正義だと思い込んでしまったのだろうと推測できる。マルクス主義がいいだなんて思えるのは錯乱以外の何ものでもない。

それとは別にソ連に抑留された日本兵も、帰国後、かなりの数の人が日共勢力に合流したようだが、これは収容所で洗脳された人々だった。後に、この洗脳方法が、朝鮮戦争の時に中国によって米兵に行われた。洗脳され、暗殺者になった者を ”manchurian candidate” と言うが、あらかたの英語辞書からこの言葉はもう削除されてしまったようだ。

錯乱や洗脳は悲惨な話だが、これらは転向論の問題領域から外れる。

いまさら転向論なんか持ち出したのは、戦前、マルクス主義を捨てて、普通の国民になったのが、そんなに問題視されるような悪行だろうかという疑問があるからだ。疑問に思うのだから、悪行だなどと見なしていないし、共産主義が正義だなどとは当然考えていない。

今だから言える事だけれど、マルクス主義、共産主義、あるいは社会主義の国はどこもひどいありさまで、例えば北朝鮮がとりわけひどいという事もなく、マルクス主義を奉じた国としてみれば、平均的なひどさでしかない。社会主義国家などというのが失敗国家の道だというのは、もう、今になってみれば明々白々だと言っていい。

よく間違えている人がいるが、どの国も腐敗した者たちに牛耳られている事をあげつらって、真の社会主義ではないなどと言い抜けできるものではない。そうではなく、真面目で実直で清廉潔白で能力のある人々が誠心誠意やったとしても、社会主義国家は失敗する。これはもう議論の余地などない。マルクス主義はいかなる政治的選択肢からもすでに外れている。

特に言っておくけど、中国が失敗国家ではないとアテにしているとしたら、ひどい間違いだ。国内で格差を作り出し、富を集中させ、虚飾の豊かさを演出しているだけで、中身は典型的な失敗国家だ。

ここから見れば、戦前の転向が正しい選択だった事は疑いない。それを後になって、やっぱこっちが正しいかな? と、再転向したのは、知識人などと言っても、実はロクにものなど考えていない軽薄才子だったからだろう。再転向が軽々しかったのは、転向が軽々しかったからだ。

ということで、軽薄才子の後輩たちである、現在の「進歩的知識人」は、転向などせず、ずっとそのままでいるのがいい。敵に回してもどうって事ないけど、味方にしてもどうって事ないか、面倒なだけだからだ。



2021年10月9日土曜日

我らが嘘なる至高

  嘘には種類がある。他愛ない嘘から悪質な嘘、それから大切な嘘というものもある。

 例えば神話などは荒唐無稽で、嘘と言えば嘘なのだけれど、人にとってこの上なく大切な虚構だ。それは嘘でしか表せない、人の存在に関わる何かが語られていると共同的に感じとられているからだろう。こうした嘘は、それを守るために命をかけても惜しくないし、その精神と行動の真実は嘘の大切さとつりあうほどの重みがある。そこにあるのは美の原型だと言えるかもしれない。

 これを別の言い方で言えば形而上という事になるのだろう。ここは象徴主義や神秘主義に近い場所であり、また、当然、信仰とも深く関わっている。

 この虚構は自然発生し、時間をかけて磨かれて来たのだろう。日本でなら、国学や民俗学がここに関わって来た。あるいは、文学もまた、虚構であるがゆえにこの系譜を汚している。

 吉本隆明はこの虚構を共同幻想という言い方で語った。発表当初から、その意図が受け止められたとは言い難く、乱暴に曲解されたように感じるが、国家も、信仰も、民族も幻想だという吉本の指摘は的確だ。そして、吉本はその幻想=虚構を必要とする人間というものを、よく知っていたと思う。

 隣人は嫌いでも、愛国心を持つ事は出来る。隣人は身も蓋もない現実で、国家は幻想、ないし、虚構だからだ。次元が違うため矛盾が生じないのである。

 こうした虚構を、現在の上っ面の感覚で嘘=悪という、かなり幼稚な倫理で裁いてはいけない。方便といった軽口ではなく、虚構は人の精神に必要で、それは真剣で深刻な話である。虚構がなければ文化も文明もありえない。崇高さもない。この虚構がなければ、人もまた、そこらを這いずり回っている虫と大して変わるところはなくなってしまう。こんなふうに言っても大げさではない。

 虚構と言っても、中国共産党が「抗日戦争」などと言う嘘は邪悪な詐欺でしかない。毛沢東は国共合作後も国民党軍を背後から攻撃していただけで、日本軍とはまったく戦っていない。つまり、国共合作など、中国共産党が国民党を欺くための嘘でしかなかった。それを、後からとってつけて、さも日本と戦ったかのように振る舞い、恥晒しを隠蔽しようとしているだけだ。

 これは人間存在が希求する虚構ではなく、下心見え見えのデタラメでしかない。中国のような歴史はあっても伝統を破壊した国には、形而上的虚構など不可能で、人間精神は虚構を政治利用するところまで荒廃しきっている。

 現人神などというが、現実に人が神であろうはずはない。しかし、この虚構の文脈では、神は存在するし、現人神も須らくいる。この当たり前の二重性を生きる事は、善良な人々が神を敬い、誠実であろうとする事であり、世界中で、人はこうした正しい生活を続けて来た。これを文明と言うのであり、文化というのであり、豊かさというのである。このような自由で平等な国を作り上げて来た日本は、現人神という神性を国民の象徴とするにふさわしくあろうとして来た。それは、事さらに何かしたというのではない。ただ、働き、暮らしているだけだ。

 現人神が生涯をかけて象徴である事に向かい合う事が日本であり、庶民が、無言のうちに苦楽を生きる事が日本である。

 私たちは嘘を磨き、至高のものとした。



2021年8月27日金曜日

チャーリー・ワッツ追悼

ちょっと忙しくしていたら、チャーリー・ワッツが亡くなっていた。2021年8月24日の事で、年齢は80歳だった。

ローリング・ストーンズのリズム・セクションは強力で、抜群の推進力を持っていた。その推進力を担っていたのがチャーリー・ワッツだった。もう辞めてしまっているビル・ワイマンは今となっては目立たないベースに感じられるかもしれないが、ワッツとピッタリ合ったビートを出していた。ローリング・ストーンズのリズム隊が他の人達だったら、彼らはもっとつまらないバンドになっていただろう。事実、ワイマンが抜けた後のローリング・ストーンズはもうひとつつまらなくなっていた。

ローリング・ストーンズのワクワクする音楽は、ワッツとワイマンが支え、作っていた。

ワッツは元々ジャズをやりたい人だったから、これからはそっちの方でいい音楽を作ったかもしれない。いくつか残っている音源を聞くと、くつろげるジャズを演奏している。

ローリング・ストーンズはビートルズが解散した後、ロック音楽を引っ張ってきたバンドだった。イギリスのバンドは、アメリカ市場で受けて、アメリカで稼いでやっていくものなのだが、アニマルズやデーブ・クラーク・ファイブのように拠点をアメリカに移さずに人気を保って来たのはさすがだった。そのローリング・ストーンズを支えた唯一無二のドラマーとして、チャーリー・ワッツは記憶すべき音楽家だった。

ロック音楽が高齢者のものとなり、まあ、終わった今、かけがえのない人を失った事を、高齢者たちは気がつかないかもしれない。もちろん、その一切が若者には関わりのない出来事だ。



2021年8月26日木曜日

ガンダーラ陥落。文明の灯火は消えるのか?

タリバンは、反動と言うなら、もう正真正銘の反動だ。しかも、アメリカとの会談を時間稼ぎに使い、結局、約束を反故にする狡っ辛い野蛮人だ。話をするには、鞭で折檻しながら保育園から教育を施すしなさないといけない連中だろう。そんな野蛮人がアフガニスタンを掌握するに至ったのには、ちょっと歴史がある。

アフガンはソ連の友好国だった。だが、政府に反対する勢力が過激化し、治安が不安定化したため、ソ連軍がアフガンに侵攻した。反政府勢力が勢いづいたのは、アメリカがベトナムに供与していた武器をアフガンに送ったためだった。当時はカーター大統領の時代だったかな? 

ソ連の侵攻でアフガンが戦争状態となり、アメリカは、ベトナムの仇をアフガンでとエキサイトした。アメリカは反政府勢力を支援し、パキスタン経由で武器援助を行った。中国製の武器まで送っていた。ロレッタ・ナポリオニによると(「テロ株式会社」未邦訳)、武器の大半は途中のパキスタンで消えたら。

昔々は、日本もアメリカも大使館を置いていた。段々と大使館施設の近くにミサイルが飛んでくるようになり、アメリカ大使館が退去するというので、日本大使館も退去した。

アフガン・ゲリラの戦いで、ついにソ連軍が退却したのだが、今度はゲリラ同士の争いが起こり、とどまるところを知らなかった。アフガン・ゲリラと言っても、部族ごとの部隊が戦闘していただけだったから、ソ連がいなくなって見ると、横で戦っていた奴は隣村で、昔から仲が悪かったという感じだったかもしれない。

アメリカは仲介に手を焼き、結局はタリバンを支援した。部族よりもまとまった勢力だったのか、アフガン・ゲリラの部族を退け、アフガンを掌握した。

タリバンというのは神学生の意味だと聞いたが、後に与太者化し、強姦や強奪をするようになったので、アレ? という感じで見ていた。結局、野蛮人の集団となった。もちろん、こんな程度の低い連中に統治などできるわけがなく、アフガンはイスラム・テロの巣となった。

その後、9/11の後、アルカイダの根拠地だというので、アメリカが、かつてのゲリラを再結集し、北部同盟として立て、アフガン侵攻を行った。

アメリカの猛攻でタリバンは兵員を2割にまで落とし、パキスタン情報部の手でパキスタン内に逃げた。元々ケツ持ちだったんだろう。とすると、タリバンの中枢はパキスタンの工作員、あるいは、協力者と見た方がいいかもしれない。他は野蛮人だ。

そこでパキスタンだ。パキスタンは核保有国だが、パキスタンの核開発には中国、北朝鮮が協力している。パキスタンを介して、中国とタリバンは、かなり前からつながっていた可能性がある。そして、北朝鮮も関係していたかもしれない。北朝鮮は、イランの核開発にも関係しているし、アサド派シリアに派兵している国でもある。

で、今回、タリバンは従来のアフガニスタン政府を倒し、再び権力を掌握したわけだが、野蛮人が文明人になったわけではない。つまり、前回同様、まともな統治などできるわけがない。前は、アメリカも権力を取らせてしまった経緯もあったが、今回はない。資産凍結、経済封鎖をするだけだろう。

アフガンのように、暴力で押さえつけられたら、黙って従うしかない。何の後ろ盾もなく戦うなんて、映画の中だけの話で、今でも、世界中で人々は、ただ黙って従っている。反政府のデモなどがありえるのは、政府が野蛮な暴力で人々を抑圧してしまう国ではない。また、外国の秘密支援がなくては抵抗運動など組織できるものではない。

今後、第三世界のテロ勢力がタリバンとつながり、アフガンに入るようになるだろう。統制など取れるわけがない。

パキスタン、中国、イランが、どんな役割を果たすのか、果たさないのか、彼らの手に負えるのかどうか、遠くから見ているしかない。

邦人を脱出させた後は、我が国は、野蛮国などに関わり合わないでいいんじゃないだろうか。現地は色々可愛そうだけども、本気でタリバンを皆殺しにするための戦争をするというのじゃなければ、人道など通じる相手じゃないんだから。

彼の地には、もう文明の灯は絶えたんじゃないかと思うが、どうなんだろうか?



2021年8月25日水曜日

沈黙は金

 コロナ対策は、今年も厳しい自粛を求められる状態が続いている。武漢ウイルスがデルタ株になり、感染力を強化したためだ。今年は去年にも増して気を引き締め、怠りない生活をしなければならない。去年と違って、マスクが1万円するという事もなく、ホットケーキ粉が店頭からなくなるという事もなく、消毒液も買える。そういう面の不安はなくなっている。

だが、知人に感染者が出たなどという話が出ていて、感染爆発という言葉が実感を持つ。

それでも、今年はワクチンがあるのがまったく違う。去年、アメリカのトランプ大統領がワクチン開発に注力していなければ、そして、安倍さんが製薬会社と話をつけてくれていなければ、今、日本でワクチン接種など行われていない。

家族全員が2回のワクチン接種を済ませているという安心感は大きい。ただ、ワクチンで免疫を獲得したというのは、コロナに感染しても症状がほとんどないだけだから、感染したのに自覚がなく、コロナを撒き散らす側になる危険があるという事だ。やはり、ワクチン接種率が上がって行かないと自粛する以外にない。

延々と対策のための自粛を続けなくてはならないので焦れている人達も多いようだが、それで当たられたり、無謀な事をされても迷惑なだけだ。防疫とはこういうものなのだと受け入れるしかない。

マスコミや左翼政党は何が悪い、何がいけないと、馬鹿げた犯人探しを続けているが、世の中ギスギスするだけだからやめたほうがいい。悪いのはインチキばかりの中国なのははっきりしてるんだから、今、誰もが耐えなければいけない時に、余計なゴタゴタを増やさないでもらいたいものだ。本当に邪魔な人たちだ。

少しは役に立つ事を考えてみたらどうだ? 黙ってるだけでもいい。



2021年8月4日水曜日

近代日本における軍事の意味

黒船の到来で江戸幕府が旧来のやり方ではやっていけない事実を突きつけられたのは軍事と科学でした。江戸時代は、今の中国、北朝鮮など足元にも及ばないどころか、欧米すら凌駕する自由で活き活きした文化・社会を達成していました。欧米に及ばなかったのは軍事と科学でした。


少々寄り道です。日本はすでに軍事と科学以外はどことも遜色ない社会でしたが、無能な留学組が何事も西欧が上だとする事で自分の価値を高めようという意識を持ち、西欧かぶれぶりを発揮した事が国粋主義思想のきっかけでした。「馬鹿を抜かすな、このすっとこどっこいの唐変木」というのを名称にするわけにもいかず、国粋主義となった・・・というのは今作ったことですが、事情としてはそういう経緯です。


そこで、近代日本の改革は軍事に重点を置いたものにならざるをえませんでした。他の東アジアと同じく、欧米列強の植民地となるか、軍事優先の国家となって独立を守るか。当時の情勢はふたつにひとつでした。いえ、どちらかを選ぶような贅沢は存在しませんでした。当時の日本の国力では軍事優先で行くしかありませんでした。

欧米から身を守るために、欧米から学ばねばならない。近代日本は、多くの屈辱と苦しみに耐え、それをやってのけました。

明治時代に清=中国、帝政ロシアに勝利した日本は、その後、アメリカ以外の対戦国は、これをことごとく退けるまでに己を鍛えあげたのでした。

ですが、大東亜戦争の敗戦により、日本は徹底的に武装解除されました。

日本は軍事を破壊されただけでなく、共産主義という毒も注入されました。科学に流れ込んだその毒のありようを、私たちは、つい先ごろ目撃しました。

戦前の共産党は、仲間を殺したり、党の中心が逃げた先で腹を減らし、犬を鍋にして食ったりしながら消滅して行きました。最終的にはほとんどの党員、賛同者が転向しました。最後まで転向せず獄中にいたのは、仲間殺しで転向もできなかった宮本顕治など数人だったようです。(吉本隆明は3人だと書いていました)。

朝鮮人が刑務所を襲い、違法に脱獄させていた宮本顕治などを中心に、占領軍は日共を再建させました。秘密のナンバー2=実質トップは朝鮮人の金天海だったようです。

そして、ソ連が違法に抑留し、洗脳した日本兵を帰還させた事もあって、一時期の共産党は大きな勢力となりました。

しかし、朝鮮戦争で北朝鮮軍、中国軍と戦い、少しは目を覚ました米軍が馬鹿なやり方を改めたため共産党の拡大は止まります。シベリア抑留日本兵の大方も洗脳が解けた事でしょう。戦後、占領軍に迎合しようと共産党入りした知識人たちは、米軍が誤りを正したのを「逆コース」などと非難しました。国と国民のためになる事をすると難癖をつける今の野党と同じです。


共産中国の建国(現代の中国はあの時点で建国され、それ以前の歴史を否定し、踏みにじりはじめました。中国二千年などという駄法螺も、もう通用しません)、朝鮮戦争と、今に続く共産主義勢力の展開で東アジアの緊張が高まり、軍事を破壊された日本でも警察予備隊が設立され、自衛隊に発展しました。

ですが、自衛隊は手かせ足かせを課されています。今のままではまともな防衛活動も出来ません。法律がなかったり、邪魔をしているためです。自衛隊は超法規的に行動するのではなく、法律に従って活動します。今のままでは国を守るという目的を達成できなくされています。有事立法の整備は、国民にとって緊急の課題です。


近代日本における軍事と科学は、文明開化の核心でした。日本の文明開化とは、軍事と科学の発展の謂でした。

同時に、大東亜戦争によって西欧列強の植民地化によって踏みにじられていたアジアを解放するのは尊皇攘夷の大義でした。インドまでの東アジアを解放した事でその大義は半ばではあっても果たされました。科学の開化も申し分ないでしょう。破壊されたとは言え軍事の開化も一応は達成しました。残るのは、破壊された軍事の修復です。それは日本が国際社会で復権する事でもあります。

軍事的拡張主義冒険主義に走る、傲慢、かつ軽率極まりない共産中国によって緊張の高まる東アジアで、日本は、軍事を復興し、周辺の安定を維持し、文明を守らねばなりません。

同時に、これは近代日本の主題を終わらせる事でもあります。維新の完成とは、平和な東アジアの達成なのです。

中国の手先が、科学と軍事を攻撃し阻止を目論むのは、日本とアジアを、歴史の本道ではなく、袋小路に迷うこませようという意図あっての事です。

かつて西欧列強の植民地とされ苦しんだアジアが、今度は中国の圧政下に喘ぐ事となるのか、あるいは、日本と手を携え、平和と繁栄を手にするのか、これが現在の、歴史の分岐点です。そして、この分岐点は大きく太平洋の分岐点でもあります。太平洋が暗黒に閉ざされるのか、それとも、平和と繁栄と安定に開かれるのかは、大きくはありますが、答えのはっきりした問いかけです。



2021年8月2日月曜日

近代日本の主題と現在の課題

 日本の国粋主義は、よく誤解されていますが、排外主義ではなく、留学帰りが西洋カブれで薄っぺらな事を言い散らかし、日本を軽んじる反日傾向に対抗した思潮です。戦前の自由民権の思想でもあり、近代日本を良くしようという改革派でした。維新の完成という近代日本の主題に取り組んだ中でも重要な思潮ひとつです。

江藤淳が保守を作ろうとしていたのは、日本には保守思想がなかったからです。戦前の革新官僚が維新の完成を意識し、大正維新、昭和維新を唱えたのにも見られるように、近代に入ってからの日本のメインストリームは改革でしたし、それは今も変わっていません。

日本では改革がメインストリームで保守がない理由は、明治維新の未完にあります。明治維新は尊皇攘夷の徳川と尊皇攘夷の薩長土肥の戦いでした。どちらも尊皇攘夷なのに戦うというのはおかしいと感じる人もいるでしょうが、そうだったんです。割と近い関係にあると争いが起きやすいのかもしれません。薩摩藩などは、関ヶ原で負けたのが悔しく、「チェストー!」と叫んで江戸時代を過ごしたと言われていますが、それが維新の時に反徳川となって出たのかもしれません。ここは細かく理解するのは専門家に任せ、私たちは結果を受け入れて済ませましょう。

徳川幕府も、黒船の到来で、これは今までの通りではやっていけないと考え、改革を志向し、薩長土肥も改革を志向し、その方向は尊皇攘夷で概ね一致していたのが明治維新でした。

維新後、政府は近代国家を作るための改革に乗り出します。薩長が中心でしたが、優秀な人間がそれほどいるわけもなく、たいていは愚劣な連中でした。その手の人間にふれるのは字がもったいないので、やりません。自由民権派に対して、薩長を国権派と呼びますが、国権派の改革は概ね了解できるものだったと思います。ただ、色々と無理や横暴があったのも確かで、対抗勢力として自由民権運動が出て来ます。こちらの方では、自由民権運動と困民党運動が対立していましたが、細かな事情は不勉強もあってよくわかりません。まあ、主流は民権運動としておいていいでしょう。

明治維新で成立した近代日本の大きな主題は、維新の完成でした。国権派は日本の欧化をもって維新の完成を目指したと言っていいでしょう。それを国権の発動による強力な手法で行おうとしたのが国権派であり、それに異を唱えたのが民権派だったと見てもいいでしょう。改革という点では両者は一致していますし、その方向が欧化であるのは仕方のない事だという理解も一致していたと思います。その上での対立は、明治維新期の対立から来ているものだとする事も出来るでしょう。ここでは国権派と民権派の対立に踏み込むよりも、双方が改革派だった点を見ておきましょう。

明治以降、欧米列強に脅かされていた日本には改革の急だけが意識され、保守の余裕はなかったと言えるでしょう。その事情は大東亜戦争まで変わらなかったと思われます。

尊皇攘夷の攘夷論はアジア主義にもつながって行きますが、欧米列強からアジアを解放するとしたアジア主義は必然的に大東亜戦争につながります。

民権諸派と国権派が合同したのが大東亜戦争の大政翼賛会で、これが後の自民党になったと見る事が出来るかもしれません。

戦後、占領軍(連合軍=国連軍)によってやっと保護された日本共産党(連合軍に日本共産党の本部のソ連が入っていました)は、自分たちを「革命派」=革新派=改革派と自己規定していましたから、彼らが敵対する近代戦前期の日本すべてを保守としました。

そうした彼らの規定が、言葉の本当の意味とはかけ離れた無意味なものであった事は説明の必要もありません。彼らの「革命」はソ連に日本を侵略してもらい、占領後(略奪後でもあります)、ソ連の衛星国として、共産党に傀儡政権を作らせてもらう事でした。それをやりやすくする事、ソ連の侵攻・占領に道をひらく事が革新であり、改革の意味でした。確かにそういう「改革」と、近代日本の主題としての改革には意味の開きがあります。でも、自分たちが「改革」の本山だと取り違えた人たちには、改革が「保守」に見えたままでした。

現在のリベラル派も、共産党の派生ですから、本来のリベラルとはまったく趣を異にしていても平気です。おそらく不勉強で、元々のリベラルの意味は知らず、左翼の事をリベラルだと思いこんでいるのでしょう。

いや、最近は改革派として本流であるはずの自民党までが、共産党的な間違った言葉の意味で、自分たちを「リベラル」だとか言い始めています。よくも馬鹿が揃ったものです。

近代にあって日本を改革して来た人々、改革を担って来た人々は愛国者でした。彼ら先人は、根気よく、現実に向き合い、現実を改革して来たのです。口先ばかりで何も出来ず、混乱を撒き散らすだけの左翼とは違います。

「改革派」、「革新派」を標榜する左派は、自称としてその言葉を使っているだけで、未熟で馬鹿げた事しかしていません。時には、菅直人が原発を止めさせたような違法行為すら平然と行っています。

江藤淳はアメリカの大学で教鞭をとった人でもあり、勉強家でもあったため、世界をよく知っており、晩年は保守の創造に取り組んでいました。江藤淳は、日本に保守を望んだのでしょう。江藤淳の日本に保守がないという認識は鋭いものでした。ただ、維新の完成という近代日本の主題からすれば、保守は維新の完成の後にやって来るものです。まだ望むべくもありません。

日本のメインストリームである真の改革派は、黙って改革を進め、実行します。言葉だけの左派「改革派」は、改革を邪魔し、邪推し、誹謗し、止めようとし続けて来ました。極めて保守的で、変化を嫌う体質だからです。彼らの絶頂期から現在まで、ほぼ座して死を待つ状態で何もしないで来たのを見てもわかります。彼らは必要であり、自分たちのためになる現状把握、体質改善すらしないで、ひたすら「改革派」「革新派」の、無意味な看板だけを掲げてここまで来ました。実にバカバカしい連中です。

維新の完成=改革にとっての現在の課題が憲法の不備の改正である事は論を待ちませんが、同時に、民主党政権の負の遺物である原子力発電停止の終了と、原子力発電の再開である事も又緊急かつ重要な課題です。経済の大きな足かせとなっている、非科学的な原子力停止の解除すら出来ずに、憲法改正が出来るはずもありません。

尖閣への領土侵犯を繰り返し、台湾侵攻を目論む中国の野望を阻止するためにも、以上の国内問題の整理は緊急の課題でしょう。


2021年7月31日土曜日

カーネマンはコロナ禍をどう過ごしているだろうか?

日本の人口を、だいたいのところで 1億2536万人 ぐらいだ。コロナの累積感染者数は、2021年7月30日現在で 91万4776人だ。1億2444万人以上が感染していない。人口に占めるコロナ感染者の割合は 0.73%ぐらいになる。

これはこの1年半少々コロナ感染を防ぐために国を挙げて努力して来た成果なのだが、99%以上の人が感染していないという事が、今、対策の足かせになりつつあるかもしれない。99%以上の人にとってコロナに感染しなかったという事実が経験則となって、意思決定に影響を及ぼしている可能性がある。この経験則による意思決定をヒューリスティックと呼ぶが、この意思決定が合理的とは限らない。たいていは間に合うから使っているのだけれど、正しくない場合も多い。特にこのコロナ禍における行動の意思決定としては間違っていると言っていい。

それでも、99%の中の何割かの人が昨日まで平気だったからという経験則によって、それ以外の根拠などまったくないのに、今日も明日も大丈夫だろうと判断する。しかも、コロナ禍の経験は誰でも同じ、たった1年半ちょっとでしかない。その上、コロナは途中でデルタ株に変わり、感染率が高まっている。つまり、去年の経験則は役に立たない。しかし、多くの人がそれに頼って意思決定をし、外出し、人と会っている。ヒューリスティックは心地よく、酒も飲めるし、楽しく集まって騒げるからだ。

そして、そんな事をしてても、大丈夫な人の方が圧倒的に多いだろう。でも、1%は125万人だ。1年半ちょっとで0.73%の感染でこんなに辛かった。一気に1%の感染者が発生したら、医療は崩壊するだろうし、私たちは耐えられないだろう。


人は不合理な生き物であり、経験則で意思決定する事から逃れられない。

私たちは、自分が不合理だと自覚するよう努めながら、平時ではないコロナ禍を過ごすようにしたい。




2021年7月26日月曜日

「良いこと」が全部「良い」なんてありえないんだから、今すぐとか言うなよ

共産主義も含めたファシズム=全体主義がどうして出て来て、現在でも時々顔を出す理由は「良いこと」にあると考えられる。

ユダヤ人の迫害、虐殺は、欧州において「良いこと」だった。神の子たるキリストに背き、裏切ったユダヤを殲滅するのは、悪事であるどころか、神の御心だというような、倒錯した心情が、ヒトラーの国家社会主義ドイツ労働者党を支持した当時のドイツ国民にあった。

第一次大戦の敗北の原因が後方でのユダヤ人の裏切りにあるとか、世界征服を陰謀する「シオンの議定書」とかの与太話を本気にしたというより、キリスト教の「良いこと」がヒトラーやムッソリーニを後押しした。

いい事をしようとして、いつの間にかそれが悪事に転じてしまう。良かれと願ってやったのに悪い結果をもたらす。ロミオとジュリエットのように大げさじゃなくてもそんなのは人生でよく体験する事だ。個人の事なら、苦い思いや喪失ですむが、国家規模の話だととんでもない事態になってしまう。これは国家というものの恐ろしさだし、権力の怖さだ。

つまり、事は「悪」指定して教室で、

「ファシズムはいけません」

と唱和して終わるような問題ではない。
もちろん、これに手を加えて、

「ファシズム、全体主義、共産主義はいけません」

としても、少し良くなるだけで本質的には同じだ。

また、この場合、違法であるかどうかは問題にならない。みんなが「良いこと」だと思い、議員もその気になり立法してしまえば合法だからだ。

また、国家権力が超法規的に君臨している現在の中国の例もある。中国には法の支配はないため、ウイグル人の人種隔離、奴隷化、民族浄化を行っている中国共産党が法に裁かれる事はない。彼らは彼らなりの「良いこと」のために虐殺を行い、嘘をつき、事実を隠蔽している。それが出来るのは「良いこと」をやっているからで、彼らは良心の呵責などほとんど感じないはずだ。

「良いこと」なのだから、誰もが賛同して当然だ。「良いこと」なのだから、一刻も早く社会に浸透させるすべきだ。「良いこと」なのだから、政治的強制力をもってしても推進していい__ こんな流れで「良いこと」は強制になり、国家権力によって強制されるものとなってしまう。全体主義一丁上がりだ。

全体主義は悪なのだからと、悪ばかりを警戒していても、ほぼ無意味という事だ。

共産主義=社会主義国家は、現状を見れば、もれなく失敗国家で、悲惨な専制国家でしかない。つまり、社会主義=共産主義を信奉する者は非論理的なばかりでなく、人々を不幸で悲惨な境遇に陥れようとしている人非人、非倫理的穀潰しと定義していい。それなのに、マルクス主義の「良いこと」感は強烈なのだろう。まだ何とかなるという妄想におぼれている知識人だか何だかが沢山いる。

環境派もそういう全体主義を内包している「良いこと」の要素を持っていて、時々牙をむき出しにしてはいるが、まだまだ「良いこと」の立場を手放していない。

エコロジーは、スターリン主義の派生がかなり浸透してるから、まあ、その生命力だけは凄い。マルクス主義信奉者の多くが、おそらく死ぬまで解除されない「良いこと」感を環境運動も持っているのだろう。そこは「良いこと」教信仰だからね、どうしようもない。

そういう「良いこと」をどうすればいいかというと、その「良いこと」が「悪い事」になってしまう度合いといったものを知るために時間をかける事だと思う。「良いこと」も何割かは必ず「悪いこと」につながってしまうと考えて対処するわけだ。

ある「良いこと」を社会システム、政治システムに組み込む前に時間をおき、様子を見てから考え、判断するのは、性急な人にとって以外は有益で失敗を減らす現実的な方法だ。

小泉進次郎が推進しようとしているソーラー・ファシズムを防止するのにも、この判断する前に様子を見よう方式は有効だ。小泉がいくら馬鹿な異常者であっても、この方式が彼の無謀な国土破壊を阻止してくれる。



2021年7月24日土曜日

ええい、ケタクソ悪い。笑ってやらぁ

昔は門前市をなすというやつで、大きな寺や神社の参道は今で言う盛り場となっていた。寺や神社と言ったが、区別がやかましくなったのは明治になってからで、江戸時代などはあまりこだわらなかった。今でも寺の中に小さな社(やしろ)があったりするのはその名残で、神仏習合と言って、これこれの神はこれこれの仏の化身などと説明し、一体のものとして受け取っていた。神社が廃れると、寺が救いの手を差し出し、坊主が神社を守るなんてのも珍しくなかった。

盛り場と言えば女がつきもので、大きな寺社の近くに遊郭があるなんて所もあった。現代の価値観で、寺社の前で売春はおかしいじゃないかと、憤ったり、疑問を持ったりする人がいる。だが、それは明治になってから入って来た耶蘇の倫理だ。昔は売春が違法な悪い事ではなかった。昔の事は、そういうものだったと見ておいた方がいい。

また、信仰と性という見方で見る事もできる。諏訪神社から各地を回り、口寄せ、祈祷を通じた布教を行っていた歩き巫女が、同時に売春もやっていたのに見るように、信仰と性はそれほど領域を異とするものではなかった。

いや、南北朝まで遡れば、関東の立川で陰陽師と真言宗の習合から生まれた真言立川流が一斉を風靡した後、淫祠邪教とされ、転落、消滅したのに見るように、極めて近い関係にあった。ちなみに、乱交儀式をやって力を得ようとするのは、真言立川流に限った事ではなかったようだ。どっちか片方、片側だけを見て性急な判断をしてはいけないんだね。

ただし、遊郭は、江戸時代でも許可が必要な事業だった。吉原は許可されていたが、無許可の女郎は取り締まりの対象だった。でも、まあ、実際は、ほぼ目こぼしされていたと思われる。

吉原は元々は人形町にあった。江戸の初期、日本橋あたりは刑場もあったし、それほどいい場所ではなかった。吉原が開かれる前、北条家の残党・風魔小太郎が盗賊となり、一帯を荒らし回っていた。その手下が小太郎を裏切り、徳川に寝返った。おかげで風魔一味が掃討され、その功労として人形町に公認の売春街が許可されたというのは梅干し先生・樋口清之の受け売り。面白いいい先生だった。

神仏を中心に盛り場という俗世が繁栄する。そこには当然ヤクザ者もいたろうし、遊女もいた。聖と俗はこうして現世を作っていた。


この陰影を包括的に把握しないのは怠惰なのだけれど、おそらくそれを怠惰と感じる能力を持たないほど無能な者たちばかりなのだろう。その能力は文学的感覚を必要とするのだが、文学者を含めて、そうした感覚を持った資質は死に絶えてしまったかもしれない。そのうち、手がかりが消え尽くすから歴史も消えてしまう。無能な者たちは安心してお偉い先生でいられる事だろう。


2021年7月22日木曜日

一帯一路のユートピア=絶望

 もしも中国の野望が成功し、世界が中国になったとしよう。

すべての国、あらゆる地域は、いい面も悪い面も含めて、歴史からはじき出された様々な特色、文化を持っている。その多くは無形のもので、人々の意識というよりは無意識のひだの間に埋め込まれている。だが、中国政府にそんなものは見えない。形のないものは、彼らにとってないものでしかない。

そうやって世界が中国になると、誰もが嘘をつき、隠し事をし、個性をなくし、不衛生になり、残酷になり、大声でがなるように・・・要するに中国になる。

中国は世界が中国とは異質であるからこそ、その差を利用して侵略し、盗み、脅し、利益と力を得ている。グローバリズムのインサイダーというか、闇取引というか、様々に形あるものを掠め盗っている。だが、世界が中国になってしまうと、同質になり、差を利用して富を得る事が出来なくなる。

世界がPM2.5を大量に排出し、黄砂で空が覆われ、すべての工業製品の品質が劣化し、文明は後退し、生活は貧しく、苦しくなる。世界は停滞し、中国共産党に理解できない科学、学問は禁止され・・・

そんなの、中国人にとっても面白くもないんじゃないかな。国外に出て息抜きをするなんて出来なくなる。不満と絶望がひろがるだけだ。

中国のユートピア=一帯一路って、何を目指してるんだろう?


習近平の文明破壊を許容する異常な国々、指導者は、中共とともに人類の敵だ。



2021年7月21日水曜日

「良くないこと」に転落する「良いこと」の傾向

かつて、ナチスはアウシュビッツに象徴される強制収容所でユダヤ人の大虐殺を行った。ドイツ人はそれを悪行として行ったのではなく、「良いこと」だと思ってやっていた。当時の価値観では、ユダヤ人の民族浄化は倫理的善行だった。恐ろしい事だ。
歴史的にはそのちょっと前の宗教戦争で、カトリックと、カトリックを批判し、分離したプロテスタント諸派は血で血を洗う戦争を行ったほどだ。
神=造物主の意志の前には、被造物である人間の生命など無価値であるため、神の代理人である教会は十字軍を招集したり、異端=プロテスタントを殲滅せんとしたり、いくら血を流しても問題とならなかった。
こうした事情はキリスト教と同じくユダヤ教から別れたイスラムでも同様で、今でも聖戦によっていくら殺人を犯そうと、讃えらる。聖戦の内実がクソくだらなく卑劣極まりないテロであっても、テロ組織はそれを「聖戦」と言いくるめる。今のテロ組織はテロのねずみ講で、詐欺でしかないが、参加者がそれをイスラムの純粋型と信じる事によって成立している。この根本原因は、智者であるはずの指導者たちの知的退廃だ。こいつらは、コロナ・ワクチンの嘘情報を撒き散らしている悪質な馬鹿文化人を百倍悪質にした者たちだ。
イスラム原理主義のテロリストなど、愚劣な盛り場にわく半グレとやらと変わりはない。
だが、彼らは「良いこと」だと思いこんで、日々、テロに打ち込んでいる。
ちょっと前なら、中核とか革マルとかの人殺しどもが、「良いこと」だと思いこんで殺し合っていた。みんなに嫌われながら、暴力で大学などにはびこっていた。あいつらのやっていた事は、敵対していたはずの日共=民青と同じだった。くだらなかったわけだ。

その時々の「良いこと」、その場ごとの「良いこと」は、実は恣意的なものでしかない前提が変わるだけで「悪」に転化してしまう。
マルクス主義が「良いこと」だった時代もあったし、今、ウイグルで民族浄化に従事している中国人は、それが「良いこと」だと思っているかもしれない。おそらくそうだろう。

今ある「良いこと」には環境派もある。地球温暖化が良いのか悪いのか、どちらでもないのかの意見は別れている。この段階で何か決定的な事はすべきではないと思うのだが、時間がないという事で物事が進んで行く。失敗プロジェクトと「時間がない」の関係は密接なのだが、誰も考慮しない。

温暖化対策として出てきたのが太陽光発電だ。だが、多くの指摘があるように、太陽光発電で必要な電力はまかなえない。
すでに太陽光発電の中国製ソーラーパネルは、かなり国土を蝕んでいるが、本当に必要な電力にはまだまだ足りない。いや、太陽光発電で必要な電力がまかなえる事はありえない。
原子力を止め、太陽光発電を維持するために、火力発電を稼働させている。何が温暖化対策だ。ちっとも良くねえじゃねえかとあきれる。

「良いこと」は「良い」のだからと、乱暴に推進してはならない。「良いこと」は牙を剥く。「良いこと」の変化は政治で立法化し、急速に作り出す事は出来ない。それはファシズムの手法であり、物事を台なしにしてしまう。

とりあえず、環境派、人権派、多様性派が、無根拠で表面的で事実を無視し、詐欺的な言説を弄し、害悪を生み出している事は言っておこう。


スガさん、よくやってるよね

中国で始まったコロナの感染は、中国が情報を隠し、嘘をついた事で世界的な感染爆発に至り、未だ収束していない。

私たちは体験した事のない厄災に翻弄され、1年半以上が過ぎた。今は待望のワクチン接種が急ピッチで進んでいるところだ。

この間、政府は未経験の中、対策を手探りで進め、100点満点は不可能としても、及第点で来ている。様々な反感や手違い、混乱の中を、重点を見失わず、ほぼ一環した手を打てている。ワクチンに対する嘘、コロナに対する誤った認識を撒き散らす輩は論外として、ただ与党の脚を引っ張り、政局に結びつけようとして来た左派野党は醜悪極まりなかった。彼らはプライオリティの低い問題を大げさに取り上げ、対策を混乱させようとするだけだった。

「ああ、もし、この人たちが政権を取っていたら、年内のワクチン接種はありえなかったな。いや、いつになったかわからない。中国製を打たれていたかもしれないな」

といった事しか考えられない。

疑惑の段階であるのを承知で言えば、中国はコロナは作れても、ワクチンは作れない国だ。万が一、コロナを作っていなかったとしても、嘘ばっかりついている事に変わりはない。

最初の段階で、世界中が、コロナが中国のバイオ兵器であり、感染は中国が侵略を目論んでの軍事行動である可能性を暗黙のうちに睨んで対策を立てたと思う。そうでなければ怠慢のそしりを免れないだろう。ただ、日本はそれを考慮しただけでも左翼野党が大騒ぎをする国だ。

菅政権は先進国の中で一番厳しい手かせ足かせをはめられ、コロナ対策を実行して来た。

勘違いした自民党議員たちの失態も脚を引っ張った。田中角栄の時代も、経世会の時代も、二度と来ないという事が理解出来ない脳足りんが、金に目がくらんだか脱税してみたり、権力の何たるかを取り違えたり、軍事国家の独裁政党の100周年記念に祝意を表明したりしている。

何か、色々な意味で、日本の弱点、是正すべき所が随分と表に出たように思う。これは裏返して言えば、コロナのおかげで潜在していた問題点が表に出たという事かもしれない。

自民党は、LGBTだの多様性だの、社会分野の些末な事に首を突っ込んだりせず、公正で自由な政治という正統派としての道を邁進してもらわねばならない。八方美人に陥ったり、チラチラと他所に色目を使うべきではない。


菅政権の及第点に答えるべく、私たちは、コロナ収束に向けて、ワクチン接種と、最後の自粛を貫徹しよう。


2021年7月16日金曜日

レーニン=スターリン主義の現在:同じものは違わない

 左翼は「スターリン主義」という言葉を使う。自分たちではない左翼を非難する時の用語だ。この言葉の背景には、自分たちは「レーニン主義」=正しいマルクス主義だというアピールが込められている。「トロツキスト」を自認・自称する人たちもいるが、それは「トロツキー=レーニン」という認識をしているというアピールが込められており、純血性なり、正統性を主張している点に変わりはない。

しかし、レーニンとスターリン、スターリンとトロツキーの間に、どれほど違いがあるのかというと、ほとんど同じと言っていいのではないかと思う。あいつらに思想と言うべき何かがあるというかなり苦しい前提に立つとして、思想として同じだ。もちろん、毛沢東も加えねばならない。こちらは、これらの名前が出たら、共産主義と考えればいい。どれもひどい奴らだった。さらに、金日成の一族、習近平、キューバのカストロやゲバラも同じだ。この名簿を長くしても退屈なだけだから、このくらいにしておく。

その違いを声高に言うのは、結局、左翼内の派閥争いに他ならない。そんなくだらない事につきあう義理はないのだから、全部共産主義で十分だ。

さて、共産主義とファシズムが行き来可能なのは、同じものだからで、左翼の学者はこれが違うという前提でしか考えないから、ファシズム(右翼)と全体主義(左翼)を別けたが、これも無意味なので、両方ともファシズムないし、全体主義でいい。あるいは、包括的な名称を別途作り出すべきだ。ここでは、とりあえずファシズムとしておく。

こうした前提の上で、1960年代あたりから1980年代の半ばぐらいまでだろうか(1950年代からとする説もあるけど)、西欧は「鉛の時代」と呼ばれる、左右のテロと暗殺、暴力の横行する暗い時期を過ごす。背景はソビエト・ロシアが侵攻を考えていたためだろうと思う。ソ連はパレスチナを経由した地中海ルートで大量の武器を極左テロ・グループに流していた。

ドイツのバーダー・マインホフ・グループ(いわゆるドイツ赤軍)、イタリアの赤い旅団、パレスチナのPFLP、これらの左翼用語で言えばスターリニスト・テロ集団は、爆破、暗殺、銃撃を繰り返し、右翼、公安機関などと暗闘を繰り広げた。

(パレスチナのPFLPは、ハイジャックを発明した事で世界中の航空会社から金を支払われていた。PLOの中で飛び抜けて資金を持っているグループだったため、アラファトのファタハと並んで、ソ連製兵器の卸問屋の地位を得ていた。PFLPには、KGB直轄のグループもいたらしい)

右翼の背後には、英国が第二次大戦前からヨーロッパに構築したステイ・ビハインド・ネットワークがあり、戦後、それを継承したアメリカの存在があった。ソ連圏のファシストは共産党になり、西欧ではステイ・ビハインドに吸収された。

フランスのステイ・ビハインドの存在が興味深い。戦前からステイ・ビハインドだったフランスの暗黒街(フランスのレジスタンスはギャングによって担われた。戦後のノワール映画はゴダールの『勝手にしやがれ』などもその歴史を前提にしている)に加え、ベトナムやアルジェリアの植民者たちがフレンチ・ステイ・ビハインドとなった。アメリカがベトナム戦争に関わるようになったのは、戦前、仏領インドシナを植民地としていたフランス人を支援するためだった。ド・ゴールはベトナムにそれほど興味を示さなかったらしい。これが、後の植民者たちによる暗殺計画につながる。

ベトナムにはアルジェリアからの派兵もあった。アルジェリアがフランス領だったからだ。ベトナム植民者は、敗北後、アルジェリアに行く。そして、ド・ゴールがアルジェリアの独立を認めた事に激怒し、暗殺を決意する。ド・ゴールはその背後に英米ありとして、敵対的姿勢を取る。ソ連はそこにつけこみ、フランスでの共産主勢力の拡大に力を入れた。

ベトナム戦争で、アメリカはソ連の政治宣伝、政治工作に散々にやられた。ケネディが介入を決め、ジョンソンが継続と拡大を結構した民主党の戦争を終わらせたのは、共和党のニクソン大統領だった。

ニクソンは民主党の盗聴がバレて辞任に追い込まれたが、歴代大統領は様々な盗聴をして来ており、どうしてニクソンだけが問題視されたのかはアメリカ政治の謎だ。第一次大戦、第二次大戦、ベトナム戦争と、大きな戦争を決めて来た民主党と産軍複合体はいい関係だろうから、そっちの方からニクソンがやられたのかもしれない。

ニクソンは中国がベトナムを支援しないよう国交を樹立した上で、ベトナムから軍を退いた。北ベトナム軍は南ベトナムに進軍し、その後、略奪を行った。少しすると、ベトナム人はベトナムから逃げ出し始めた。ベトナム難民はしばらく続いた。北ベトナムに味方した「反戦」運動の人々は、それについて何もしなかったし、何も言わなかった。

ベトナム戦争の終わりとともに、世界の若者が憧れたアメリカで大流行した反戦運動が終わり、ベトナムのろくでもない内情が知られるようになった。ソ連の工作で作られた反戦運動と革命運動を取り違えた馬鹿どもが行うテロ活動も嫌われるようになった。中国の事などよくわからなかったから人気の出た文化大革命も、徐々に化けの皮が剥がれ、色あせて行った。

イランでホメイニ革命が発生したが、ただ反米というだけのイスラムの反動革命で、情報がないのにつけこんで左翼がいくら嘘を吹きまくっても、人気は出なかった。

そうこうするうちにエコロが流行し始めた。60年代末からあったのだが、注目が集まったのは80年代になってからだった。運動に行き詰まった左翼がエコロに転じ、ドイツのゴルツだったかが『エコロジスト宣言』なんて本を出し、日本でも一部で話題になった。

何か気色悪いと感じる繊細な人は多数派にはならないので、良い事してる感のあるエコロは広まりやすい。中身などなくても大事なのは良い事してる感なので、実は共産主義の隠れ蓑にすぎないのだけれど、何だか広まった。ソ連のチェルノブイリ原発事故もエコロの求心力になったかもしれない。恐怖は人を支配する。

エコロの薄皮を被った共産主義者は、環境にも、人権にも、まったく興味がないくせに、宗教関係者、宗教的な人々、良心的な人々をその気にさせ、根拠の薄弱な環境問題に人々を動員している。優れた発電システムである原子力発電を危険だと言い募って、効率が悪く、環境負荷が少ないわけでもないソーラーパネルを普及させようとしてみたり、電気自動車を推進している。だが、日本ではソーラーパネルは環境破壊の元凶のひとつでしかなく、その事が徐々にだが認識されはじめている。

それでの、エコロ=共産主義者には、ソーラーパネルが、中国で製造されている事の方が大きいのだろう。ウイグルでの奴隷労働で作られているにも関わらず、中国共産党のためになるよう、ソーラーパネルを推進する。

共産主義の「革命」は人類に厄災しかもたらさなかった。革命は失敗国家を作り出しただけだった。革命に先などない。未来などなかった。持続可能だ何だと、甘ったるい事を言って、環境派の好むやり方を飲み込ませようとしているが、それは革命と同じだ。ありもしない理想の未来の幻影を語っているだけだ。未来は、今までのやり方を良くして行く事でしか作れない。歴史や経験の積み重ねは、合理性の積み重ねであり、磨かれているものだからだ。技術をあなどるな。中国の都合や、欧州の夢想は有害なだけだ。


ベトナム反戦と同じくエコロジーも嘘だが、エコロの方が金にまみれている。


2021年7月14日水曜日

あのお、民主主義って、共産主義の事じゃないからね

ロシア革命がレーニン派によって乗っ取られた後、外にはそのあたりの事情がわからなかったため、ボルシェビキ支持者が西欧に発生した。大量発生した共産主義者は、よくわからないままロシアを支持し、自分も共産主義者なんだという意識に酔った。

この共産主義者は、第二次大戦直前、ファシストやナチスが物凄い勢いで台頭する中、ほぼ転向し、自国のファシスト党員になった。日本に潜入していたロシアのスパイ、ドイツ人のゾルゲは一味の同志たちが、みなナチスに傾いて行くのを知り、焦燥にかられていたという。

イタリアのファシスト党は、元々、左翼のオルグ活動家だったムッソリーニが左翼運動に限界を感じて作った党だった。左右の激しい抗争があり、右翼のファシストたちが勝利したなどというのは虚妄の言説であって、実際は、共産主義者の多くがファシストになり、権力を手にしただけだ。

アメリカではドイツ移民が多数派という事もあり、戦前は親ドイツ=親ナチス運動が大きなうねりとなった。アウシュビッツなどは、戦後まで知られなかったため、ナチスを悪魔視する事はなかった。

ロシア革命は、第一次大戦中にドイツが、敵国だったロシアでの工作として支援したもので、レーニンの「反戦」は、ドイツへの利敵行為を言い繕っただけのものだった。そんな調子だったから、ドイツとソビエト・ロシアの関係は良好で、第二次大戦前、ドイツ軍がベルサイユ条約破りの軍事演習をソ連領内で行っていたという話もある。革命後にボルシェビキ政権の樹立を支援したドイツとソビエト・ロシアの関係は、軍事も含めて良好だったと見ていい。

独ソ不可侵条約を締結したりして、仲が良かったにも不思議ではない。それなのに、戦局も厳しい時に、ドイツがソ連に攻め込んだりした。ヒトラーが血迷ったとか、色々言われているが、スターリンが英米に寝返りを決めたのを、革命時から関係の深かったドイツが察知したのかもしれない。共産党と各国のファシスト党は元々一緒だから、人的なつながりで情報が漏れた可能性もあり、また、ドイツがスターリン周辺に工作員を埋め込んでいた可能性もある。

また、ソ連参戦後、スターリンはソ連軍の粛清をしているが、それはソ連軍内のドイツ派の粛清だったかもしれない。ソルジェニツインはとばっちりでシベリア送りにされた可能性もある。

戦後、イタリアとドイツの敗北で、西欧のファシストは雪崩を打って再転向し、共産党に戻った。イスラエルは、元々、ユダヤ人の共産主義者が多かった事から、そういう人物の情報を入手し、告発するぞを脅し、ユダヤ人の大量出国を助けさせたという。


日本で、共産主義から転向した人々は、戦時中は国策に乗って戦争協力していたが、やはり戦後に再転向し、共産党に入党した。彼らは本当は「一党独裁」信者だったが、占領軍の意向に同調して「民主」の皮を被った。もっとも、共産主義者、左翼リベラル派の「民主」は自分たちが気に入ったものという意味で、正しい定義に基づく「民主主義」ではない。

自分たちと考えが違うと「非民主的」だと非難するのがその証拠だ。「民主」=「共産」だと思っているわけだ。凄い独自性だな。

でも、社会主義国=共産主義国は、どこも失敗国家であり、独裁国家であり、軍国主義だから、今後、共産主義国になるのは、共産主義国に侵攻され、占領された国だけに決まっている。その意味では、共産党も、共産党と共闘とかできる、疑似リベラル=左翼リベラル政党も、カケラほども未来のない集団でしかない。

まだ、共産主義の虚妄、左翼の妄想にしがみついている者たちもいるが、一顧の価値もない。もう終わった問題であり、通り過ぎていい。


当面の主要な政治問題は、共産中国の横暴と冒険主義、軍事的拡大をどう打ち破るかであり、自民党に浸透した中国派勢力をいかに駆逐するかだろう。





2021年7月10日土曜日

嫌がる人がいるだろうから、言っておく事にした

 江戸時代は藩が国を統治していた。ただし、藩意識は希薄で仕える対象は「家」だった。「お家の大事」、「お家騒動」という言葉の通りだ。

この家は個人の家であると同時に、共同体に拡大されていた。ある共同体を支配する家は、自らの家族だけでなく、共同体に属する人々も擬似家族として支配し、同時に、守った。これは、ほぼ、世界各地で共同体はそのようにしてあったと考えられる。ただし、植民者がすべてを破壊したアメリカ大陸は例外となる。南米はカトリック、北米はプロテスタントによる先住民の虐殺、文明の破壊が行われた(北米はちょっと複雑で、最初はスペインが侵略の中心だったけど、フランスもいた。その後かな、英国が入り、それから独立という過程をたどる。けど、ここではこれ以上細かくしない)。まあ、革命そのものだね。恐ろしい。

一族郎党と言うが、ひとつの家を共同体の支配一族とし、その家の長を共同体の長として、共同体の維持、そして、強化を図るのはわかりやすいあり方だ。共同体だから、いくつもの家があるのだが、中で最も勢いの旺盛な家が上になり、他を束ねる形で安定を求めた。そういう共同体の長=棟梁の頭がよく、強ければ、共同体は周辺の共同体を併合し、強く、大きくなる。共同体が大きく、強くなれば、より安定し、頭領の面倒見も良くなるから下につく郎党も励み甲斐がある。天変地異にあっても生存確率が上がることになる。

この「家」が時代とともに大きくなり、支配する区域を広げたものが大名だったと、文化的には考えていいと思う。

その大名の頂点に立ったのが徳川家で、これがまあ300年続く。

大名から肩のこらない方にグーッと下がって、やくざの家、何とか一家というやつも同じで、家にみたてた共同体構造だ。ヤクザの生業としては、口入れ(人材派遣業)、土木、火消し等々があったようだ。何とか組という名称は、元の生業が建築土木などだったためだと考えられる。

時代劇ドラマに出てくる岡っ引きもヤクザだった。町の顔役で「親分」と言われる人たちが、お上から十手捕縄を預かり、犯罪捜査に従事していた。けっして岡っ引きだから「親分」だったのではなく、親分が十手を持っていた。こうした岡っ引きを「二足の草鞋」とも言うが、岡っ引きは誰もが二足の草鞋だったはずだ。

また、彼らを「御用聞き」などとも言うが、町内を回って、何くれとなく一人暮らしの年寄りの面倒を見るといった事も「御用聞き」に含まれていた。親分の間には格があり、出入りする寺社の格がそのまま親分の格となっていた。

親分が所轄する範囲が縄張りであり、隣接する所轄の親分がこれを侵害する事はありえなかった。吉原の女郎が逃亡し、三ノ輪に入って逃げおおせたという話が残っているが、これは縄張りを超えたため、もう吉原を仕切る親分の手には負えなくなったという事だろう。もちろん、こんな事でお上の手をわずらわすわけにはいかない。足抜けは成功した。

明治になって、全国の警察にヤクザの手を借りるなという通達がなされる。徳川時代の残滓を消そうという努力だったが、今でもそのつながりが残ってはいる。

江戸時代までは、家という私権の拡大した枠組みが統治機構として機能した。日本といっても、各地方の藩の単位をお家が統治し、その上に幕府として徳川家が君臨する方式だった。

明治維新は尊皇攘夷の徳川家と、尊皇攘夷の薩長土肥の戦いだった。それで尊皇攘夷の薩長土肥が勝利した(幕末に誰もが尊皇攘夷だった事が、それなのに血で血を洗う抗争を繰り広げた事が後の理解を難しくした)。そこで廃藩置県が行われた。これは国ごとに夫々の大名家が統治者として存在するのをやめさせ、天皇家を頂点に日本をひとつの家の下の共同体にするという改革だった。国民は「天皇の赤子」として、共同体成員だった。

季節ごとの災害があり、地震も多く発生する日本では、共同体の成員が協力しあっていなければ生きて行けない。身勝手な者がいれば、全体の死活に関わってしまう。そういう事情がある国民性だから、個人主義などは合っていない。何が何でも個人主義が進んでいて、上で、良いと思う人は別の国に移住した方がいい、日本社会はそういう文化だ。本当は、そんな事に上も下も、良いも悪いも、進んでるも遅れてるもない。違いと良し悪しの区別がつかない外国かぶれにはわからないだろうけれども。

徳川幕府の家を戴く統治から、宮家を戴くようになり、家が全国規模に大きくなっただけだから、江戸時代から明治時代への転換は比較的なだらかに行った。ご一新と言っても、徳川という家から、天皇という家になっただけとも言えたからだ。

もちろん、武家身分はなくなり、たてまえだけでも平等性が高くなった。社会的にはまだまだでも、法的には平等が推進されたのも大きな違いだった。それでも、家という統治の前提はゆるぎなく継承された。

戦前の国権派と民権派の対立も、昭和戦前軍部の統制派と皇道派の争いも、家=尊皇攘夷を前提としたものだった。

家による統治は戦前、とてもうまく行ったが、アメリカがソ連と手を組む事にしたため、戦争に負けてしまった。第二次大戦は、欧州方面では第一次大戦の流れで必然という面があり、日本にとっては攘夷という大義があったから、まあしかたがない話だったから愚痴を言う事はないし、負けたのも、あそこまでやれば当然としか言いようがなく、攘夷=アジアの解放の目的もまあまあ達成したのだし、今風に言えば、受け入れて、前に進めばいいだけだった。

でも、日本軍に手を焼いたアメリカに民主主義を押し付けられ、家を捨てさせられそうになった。戦争に負けて国民的ショック状態だった時に、妙な罪悪感を植え付けられた(今風に言うとマインド・コントロール、それより前風に言うと洗脳)上での話だった。

まあ、それも何とかしのいだんだからいいとして、やっと先に行けるかもしれない。

民主主義の方は、図らずも明治維新の完成に与する形になった部分もあるから、これはこれで良いとしよう。政治的に、日本はこれほど平等な国家はないと言えるまでになっている。社会も、どんどん良くなっているし、粗製乱造の団塊の世代が死に絶えれば大きく前進するだろう。それは自然に任せておけばいい。

だが、敗戦により家ではなくなった国家をどうして行くのか、どうして行きたいのか、ほとんど手つかずのまま放置されているのはいけない。そこがちゃんとしないから、自民党は圧倒的支持を得ていた安倍政権ですら憲法改正が出来なかった。

明治維新では「徳川ではない。天皇だ」としたが、敗戦時に「天皇ではない」と言わなかったのはあたりまえの話だ。そこでもう答えは出ている。

政治は民主主義を旨とする。国家は天皇=家を共同性の要とする。

誤解を恐れずに言うならば、日本国民は天皇の赤子となる事でどれほど解放される事だろうか。



2021年7月2日金曜日

「安心」なんて社会に持ち出すな

「安全」と「安心」をくっつけて使っている人がいる。元は百合子さんかもしれない。あの人らしくデタラメだ。

「安全」というのは、「これこれこういう定義域において、こういう所がこれだけの確率で危険性を免れているとみなされます」という事だ。もちろん根拠がある。

だが、こういう風に説明したら、理解できない人、理解しない人、誤解する人、曲解しようとする人たちが発生するだろう。だから「安全」と一言で言う。

それでも、「安全」というのは、あくまでも有限が前提で、有限なものだというのは変わらない。それ以上は出来ないんですよ。

そういう「安全」は不安だと感じる人がいるかもしれない。それは理解できないでもない。でも、どうにかしてあげる事は出来ない。それは不誠実だからではない。不可能だからだ。

「安全」をものすごくひっつめて言うと、ルールの問題になる。そして、「安心」は感情の問題になる。だから、人は「安全」ではなくても「安心」している事もあるし、「安全」なのに「安心」できない時もある。まったく別次元の事なので、どのような並べ方も可能なのだ。

「安全」なだけでは「安心」を提供できない。不安など、誰でもいくらでも拡大して感じ続ける事が出来るから、感情の前では「安全」という理性は無力なのだ。

だから、「安心」を盾にとって「不安」を煽り、「安全」=理性を退ける者は極めて悪質と断言していい。原発を止めてしまった民主党(あいつらの中でも菅直人という最低の野郎が、また、首相だった)や、今、中共コロナのワクチンが危険だなどと無根拠なデマを撒き散らしている連中は本当にタチが悪い。


「安心」は無限を要求するのと一緒だ。政治に無限を持ち込んではいけないというのは鉄則だ。いや、この宇宙は有限なのだから無限はありえない。万が一、宇宙が無限であったとしても、人類は当分無限を手に入れる事は出来ないだろう。今、無限を要求するのは、迷惑以外のなにものでもない。


という事で、中共ウイルス(コロナ)のワクチンは「安全」だ。さっさと打って、オリンピックを楽しもう。



2021年6月24日木曜日

共産党の意味 破防法の必要

ちょっと前に共産党が破防法対象団体なのをめぐる話題があった。

その中で、今の共産党なんて高齢者ばかりで、暴力革命なんて不可能だよという議論があった。

それはそうだろうとは思うのだけれど、一方でロシア革命の事を考えると、レーニン一派はほぼ実体がなかったけれど、ドイツから出た資金で与太者を雇い入れ、実際に革命を起こしたアナーキスト勢力を攻撃し、殺し、革命を乗っ取ってしまったのを思い出す。このレーニン一派がボルシェビキで、世界の共産党(名前は労働党とか色々あるが:レーニンは労働なんてした事なかったけど、図々しさだけは凄いんで)はボルシェビキの派生だ。

つまり、高齢者ばかりであっても、共産党は暴力革命を行える。

北朝鮮軍を雇ってもいいし、ロシア軍のアジア系兵士の部隊を派遣してもらってもいいし、中国軍だっている。そのあたりは顧問という形で処理できるし、多様性を打ち出すなら人種を超えて世界の傭兵を投入できる。

費用は中国やロシアから借りてもいいし、援助もありえる。そうやって何がしかの地域を支配し、臨時政府の樹立を宣言すれば、中国やロシアが承認してくれるだろう。南米ならキューバ(ここも傭兵ビジネスやってるね)、ニカラグア、ベネズエラが承認してくれるだろうし、アフリカや中近東にもアテに出来る国があるだろう。

南米では、都市部で支持を得られず失敗した共産ゲリラが山岳地帯に逃げ、支配下におさめた山岳民にコカ栽培を強制してコカイン密造商売を始め、手を組んだカルテルの用心棒をしている。地域支配をする時、元々の村長などは殺されている。命令をきかない者も殺されるし、自由などはない。

そういう事だから、共産党が破防法対象団体なのは当然で、共産党を対象団体にしないようなら、官庁は国や国民を守る機能を果たしていないという事になる。

それに、民青が物凄い勢力を誇っていた時期であっても、革命など出来なかったのだから、党員の年齢構成は影響ない事になる。

共産党は、ソ連が軍事侵攻して来た場合の支配を根拠づける布石だったのだから、アチラさんが来なければ本当は暇なのだ。それで、仕方ないから「学習」したり、内部で争ったり、党員を増やしたり、反政府運動や反米運動をしたり、他の運動を排除したり、別の団体作って、他を潰そうとしたり、色々とやってきたし、今もやってる。高齢化と不人気で縮小しているのは事実だろうけど、本当は、消滅しても問題ない。ロシアや中国が受け皿を必要とした時にいくらでも作れるからだ。歴史なんて後からいくらでも作れるというのが共産主義の常識だから、ありもしない共産党をデッチあげるぐらい簡単だ。その方が維持費がかからないかもしれない。

アチラさんにしてみれば、わざわざ潰す必要もないから、あるならあるでいいんだろうけどね。こっちとしては、ない方がいいに決まっている。



2021年6月19日土曜日

トマス・ペインとボブ・ディラン

 ほとんど聞かないんですが、ボブ・ディランという歌手の「I shall be released」という、けっこうみんなが好きな曲のサビに、


I see my light come shinin'

From the west down to the east

Any day now, any day now

I shall be released


ええと、駄訳+わりと誤訳すると、


私は西から東に輝き訪れる我が光を見る

その日は今、その日は今

私は解放される


という感じになると思います。

("Any day"を「その日」としましたが、「約束の日」とかでも良いかもしれません。あるいは「今こそ、今こそ、私は自由になる」というぐらいでもいいように感じます。最後の"I shall be released"は"shall"と言ってるので、かなり強い感じになります。日本軍にフィリピンから追い出されたダグラス・マッカーサーが脱出の時に"I shall return"と言ったのは有名な言葉です。それほど強い決意を表してます)

それで、この「西から東に」というのがわからなくていたんです。光だから太陽かなと、最初は思ったんですが、そうすると変です。太陽は東から登って西に沈みます。南半球でもそこは同じです。そこでわからなくなったんですが、そのままにしてありました。

20年以上かな、放置でした。

それが、最近読んでいたレオ・シュトラウスの『哲学者マキャヴェッリについて』に

「剣の政府が東から西へ巡ったのに勝る強い推進力をもって、今や西から東へと巡りつつある」

と、トマス・ペインの「人間の権利」の一節が引用されており、そこに「西から東へ」とありました。

ああ、ディランは"I shall be released"を、トマス・ペインに由来させたのかと思った次第です。

ディランは情緒ではなく、法律家のような感覚の、とても強い意志の人ですね。まあ、そうじゃなきゃ、ボブ・ディランという設定を生きるなんて続けられないでしょうね。




2021年6月17日木曜日

「愛される中国」の「イメージ作り」。ゴメンね、鼻先でせせら笑って

習近平が「愛される中国のイメージ作り」 を指示したという。

凄いな、そんな命令出されたら下が困るだけだ。でも、中国なら、その程度で困るようじゃ上に行けないのかもしれない。

どうするのかな? 「愛される中国」って・・・あの人たち、客観的に自分を見て分析するなんて出来なさそうだから、中国で愛されると決まってるのは習近平だからと、骨身に染みている自由闊達なゴマすり思考を発揮するかもしれない・・・(妄想突入)


すべての写真、動画に写っている人物の顔を習近平に変えて、それで「愛される中国」とプレゼンする。

習近平は、「よくやった。これで中国は愛される」と上機嫌になるだろうし、側近はみんなで中国共産党の歌(そんなのあるかどうか知らないけど)を合唱するかもしれないけど、「習近太」や「習近子」「習近近」だらけの中国・・・ま、いいか。他人事だから。

で、そのうち中国人全部に整形令が出されて中国人はみんな習近平の顔になる。犯罪者も警察も習近平で個体識別が出来ないから大変だ。中国のスパイも習近平の顔だからすぐにバレてしまう。それでも「愛される」方が大事だから路線は堅持される・・・(悪夢終了)


中国はコロナの元になったり、不潔だし、嘘ばかりついてるし、タチ悪いし、盗むし、無闇に猛烈だし、無責任だし、自覚がないし、身勝手だし、残忍だし、凶暴だし、他人を踏みにじるし、腹黒だし・・・

こんなに愛される要素満載なんだから、「愛される中国のイメージ」をわざわざ作る必要なんてないんじゃないのかな。

まあ、悪意は置いといて、中国は毛沢東がまともな人を全部殺させたからね。狡猾な人物しか残ってないのかもね。習近平、そういう意識があって「イメージ作り」でその場しのぎしようとしてんだろうね。

でも、ヨーロッパは、対中強硬外交で利益を最後の最後まで引き出し、その後、突き放すに決まってる。アメリカもそうだろうね。そんな駆け引きしてる間、世界は大迷惑を被るけど、あの人たち、気になんてしないだろうね。

ただ、ヨーロッパやアメリカ民主党の人たちの思惑をはるかに超えるほど中国は劣悪だろうから、かなり危険な状態になるかもね。悪いのはバイデンという事になりえる。


おっと、中国と愛の話だ。中国共産党がなくなり、超格差社会を解消し、拝金をやめ、少数民族の虐殺をやめ、周辺諸国への侵略、挑発をやめ、正直になり、規範を守り、盗みはせず、大声をやめ、衛生的になり、汚い食い方をやめ、他人を尊重し、大切にし、搾取をやめ、自分の言い分だけを通そうとしなくなれば、たった、それだけで中国は嫌悪されなくなる・・・

つまり、不可能かもしれない。


という事で、イメージを作為するしかなわけだね。




2021年6月2日水曜日

今になってのLGBT。民主党政権は何やってた?

LGBT法案の今国会提出見送りを自民党が決めた事について、立憲民主党の福山哲郎幹事長が「(自民党は)はLGBTに対する理解が足りない」と批判したらしい。

ふうん、LGBTは別に去年あたり、突然現れた問題ではない。つまり、


民主党政権がやっときゃ良かったよね。


政治家風情が馬鹿でも、鈍感でも、非論理的でも、まあ諦めはついてるけど、とにかく自民党に因縁つけるのが先って、呆れる。福山、馬鹿が度を越してるな。いや、立憲民主党は腹黒いだけの薄馬鹿の集まりだったか。

あれから、最近まで、じっくり時間をかけて理解を深めてたのか?




2021年5月28日金曜日

ソーラーパネルから自然と環境を守ろう

 北関東に用事のあった知人が

「あれは国土の破壊だ」

と憤慨して帰って来た。

ソーラーパネルだ。

前は手入れの行き届いた田畑が続いていた場所に、かなり場所をとってソーラパネルが置かれていたという。それも一箇所でなく、何箇所もあったそうだ。

ソーラーパネルは効率が悪く。ちょっとした発電をするにも広大な土地を必要とする。しかも、近隣に住んでいる人は太陽光の反射でまぶしくてしかたがないし、暑い。従来よりも冷房を使わなくては生活が出来ないほどだ。例えば、東京の電力をソーラーでまかなうのは夢のまた夢、非現実的だ。

しかも、ソーラーパネルは中国製がほとんどのようだ。ウイグルで民族浄化をやっている中国の作った物という事だ。

これまで、水害でソーラーパネルが流された事が何度もあった。ソーラーパネルは発電しながら流れるので、近寄ると感電する可能性がある。危険だ。

掛け声だけは美しいが、ソーラーパネルは効率が悪く。土地の無駄遣いで、危険だ。景観も損なう。様々な点で自然破壊であり、環境破壊と言っていい。

菅直人、孫正義といった考えが浅く、利に敏い者たちが推進して来た太陽光発電に、やはり考えの浅い小泉進次郎も乗って、無知と馬鹿と間抜けと鈍感をさらけ出している。

顔ぶれを見ても、これはダメだとわかる。

自然を守りたいなら、環境を良くしたいなら、ああいった連中の口車に乗せられてはいけない。ソーラーパネルは、いいところなどひとつもない、まったくダメな技術だ。これを政治的に強制するために、あたかもいいものであるかのように宣伝しているが、嘘の塊だ。

太陽光発電に騙されてはいけない。



やっぱ中国製は・・・

武漢ウイルス(コロナ)は、武漢のウイルス研究所から漏れたものである可能性が高まって来たようだ。

感染が拡大した当初から、その疑いはあり、米トランプ前政権は疑惑解明に乗り出していた。だが、バイデン政権は解明を停止させてしまった。それでも疑惑が再浮上したのは、やはり容疑が濃厚になって来たからだ。そのため、バイデン大統領でさえ、再び疑惑解明を指示したようだ。少しは目を覚ましたのかな?

中国がバイオ兵器を研究しないはずがない。だが、すでに嘘で固めてしまった武漢ウイルスの真相を解明させるはずもない。だから、もう疑惑解明とは別に、武漢ウイルスは中国の非人道的な政策によって研究され、無能によって外部に漏れ、世界に広まってしまったものと断定してもいい。

別のシナリオは、中国が意図的に感染爆発を引き起こしたというものだが、少なくとも当初は違ったのではないかと、とりあえず仮定しておく。

ただ、英国、インドといった変異株については意図的なものである可能性が少し高い。

また、中国は武漢ウイルス感染爆発を利用した情報工作を展開しており、偽情報、流言で各国の社会不安を醸成しようとしており、この面ではバイオ兵器と同等の扱いをしている。


習近平、中国共産党、中国政府、中国軍は極めて悪質で許しがたい。これと結びついている者も同じく悪質で許しがたい。



2021年5月21日金曜日

正しくても、負けたら間違いという嫌な世界もある

高須克弥氏の国賊大村リコール運動は、オソマツな幕切れとなった。だが、これは高須氏がオソマツだったのではない事ははっきりさせておこう。

頭の悪い「表現の不自由展」(だっけ?)もオソマツだったし、そんなものに金を出した愛知県知事・国賊大村のオソマツが始まりだった。

もちろん、リコール運動をやっている時には、まったくとりあげず、やめるとなったら騒いだメディアも相当にオソマツで、本当に何なんだろね、あいつら、やはり、行動を起こしたために向こう傷を負った高須氏が一番まともな事に変わりはない。

まあ、志と現実の落差というのはこんなもので、政治などという愚劣なものに関わると最低の部分の現実に直面する事になる。普通の政治はオソマツな連中同士の争いで立派な所などまったくないものと心得た方がいいかもしれない。

高須氏は、人を信じ過ぎたみたいだし、まだ、倫理的すぎる責任感を持ち続けている。こんな事をやるには偉すぎる人物だと感じる。彼は日本の宝だと思う。だが、それはマキャベリが手掛けるべき領域には不向きだという事でもある。

ビール瓶を割るのにダイヤモンドを使うなというのは、誰がどんな時に言った言葉だったっけ?



2021年5月20日木曜日

高潔、劣悪に敗れる。心ならずや

高須克弥氏の、愛知県知事の国賊・大村秀章のリコール運動は志の高い行動だった。代表だった高須氏は一貫して責任感を示し病気を押して頑張っていた。

だが、事務局長だった田中孝博は表面的な員数合わせのために署名を偽造するといった、運動を無意味にする行為を行っていた。見識のない小心な田舎者が事務局長をやっていたわけだ。

知事選で大村に投票した人が多いから、大村は愛知県知事になった。その愛知で、リコール運動をするというのは、勝ち目のないいくさで、問題提起を目的とする以外ないだろうと思っていた。まあ、途中でそんな事を言うのも何だから、そのまま黙っているつもりだったが、妙な遠慮も無用になったと判断して、後出しのような事も言っておく。

この運動は、リコールを成立させるのに全力を傾けるのだけれども、まず筋を通して、運動のありようそのものが大村の筋の通らない税金の使い方への批判になるといった形になれば、例えリコールがかなわなくても意義があった。

だが、事務局長の行為で、そこがひっくり返ってしまった。田中のおかげで、肝心要の部分がなくなってしまった。いくさとしては、まったく取り柄のない負けとなった。

田中は、署名が集まらないので高須氏に恥をかかせたくなかったと言い訳をしているというが、馬鹿も休み休み言え、何が大事かもわからずに、よくもまあ事務局長など引き受けたものだ。愛知の言葉で言えば、

「たわけ!」

高須氏は自分の任命責任を言っていらっしゃるが、田中の受任責任もある。よくもまあ、台無しにしてくれたものだ。

物事は、こういうビジョンも何もない卑小な者に足を取られるものだ。

だが、とにかく、当方は高須氏を支持する所存でいる。



戦後って、邪魔ばかりする役立たず左翼野党の時代だったんだね。

コロナ禍の現在、左翼野党の駄目さが目立つのは、あの人たち、自民党に反対するためだけに議員になってるからかな。建設的な事は何一つしてなくて、デマに付和雷同したり、難癖をつけて与太ったり、器の小ささ、頭の悪さ、見識のなさを全開にしているだけだ。きっと、役に立たないようにしようと決めて、全力で役立たずやってんだね。あの人達は、普段からそうなのに・・・あれで、次の選挙に立候補して、私に投票してくださいと運動するのかと思うと、その図々しさに恐れ入る。本当に邪魔だね。

自分は意識高い、進歩的という自意識に酔っているようなマスコミも同じで、まあ、邪魔ばかりしてるね。それで給料もらってるわけだから、お偉いもんだ。こういう人たちのおかげで新聞もテレビも相手にされなくなる。馬鹿が見るぅー、豚のケツーってなもんだ。

少し下がって言うと、今見てるのは戦後が終わっていく姿だ。こうしていると本当に変な時代が続いたもんだなとため息が出る。



2021年5月16日日曜日

道草で養う不要不急力

ワクチンを2回接種するまでの時間、金がなくてものんびりと過ごすのが大切だと感じる。

医療従事者や行政の担当者といった人でないなら、マスクをし、外出を避け、家で大人しくしている以外にない。1年前も今も同じだ。ここでワクチンが遅いとかいきり立っても何の益もない。伝染病の対策として、まあ、よくやってる方じゃないかと思う。完璧を求める人がいるようだけど、馬鹿だね。自分がやるなら止めないけど、他人に不可能を要求しちゃいけない。無責任でもある。

政治家や指導者だったら、ここでじっとしているだけの腹があるかどうか、軽重を問われる所だ。

知能があるなら、政府批判とか、愚劣な事をしていないで分数の計算でも学習した方がいいような人が、けっこう偉そうにしゃべくってるんで驚く。

オリンピック反対とか言って、国民の不安を煽るような行為も困ったものだ。習近平(クソとか何とか、色々とお好みでくっつけて呼んでください)は、日本は出来なかったが、我が国は出来たと、鼻の穴をおっぴろげたいだろうけど、日本はちゃんとやるよ。コロナの元凶国で、まだ嘘で固めて世界をたばかろうとしているけど、無理は国内でしか通用しないぜ。それより、世界中から開発情報を窃盗して作ったワクチンもちゃんとしたものが出来ていないようだけど、中国の感染拡大の本当の所はどうなんだろうね? 普通の国と違って、中共や北朝鮮は人民や少数民族などいくら死んでもいいだろうけど、本当に2022年の冬季オリンピックなんて出来るのかね? どうでみんなボイコットするんだから、もう共産党嘘つき大会でもやった方がメダル取れるぜ。

左翼寄りが「進歩的」だと思いこんでいる頭の古い文系人や若年性も含む朦朧恍惚老人が、ワケのわからない事を口走ったり、嘘ついたり、嘘を信じ込んだりしているけど、あいつらが喚いているのに神経質になる事もない。あいつら、結局は政府や自民党を頼りにしてて、表向き格好つけてるだけだ。内容も思考力もない惨めでみすぼらしい人たちで、頭は偏微分なんか記号もわからないかもしれない水準だ。いやもっとハードルを下げて行列計算とかさせる程度でも死んでしまうかもしれないな。やってくんないかな。

1年じっとしてりゃ、経済的には真っ赤っかで剥け剥けだけど、焦らず、秋か冬まで何事も楽しむ力を養う時間にしよう。不要不急をやめてるけど、不要不急力は強化できそうだ。ここに来てこんなに長期の道草なんて、生きてるもんだ。



報道って、どこまで落ちるんだろうか?

コロナワクチン--


トランプ本当は大統領が高速開発の支援をしたおかげで出来た。バイデン偽大統領はワクチンをあたかも自分の手柄のように言っているが、それだけで卑しい人間性がむき出しになっている。民主党はマシな人材がいなかったんだろうね。

日本は安倍前総理が開発各社と交渉したおかげで、現在、接種が始まっている。日本はほとんどの国よりも感染の程度がひどくない現段階で接種が行われているのは助かる。もちろん、オリンピックの開催に問題が出る状態ではない。

高齢者の接種が先なのは、若い人よりも年寄りの方が医療資源を食うからだろう。認知症の面倒まで見ながらコロナ治療をするのは大変だ。コロナ抜きでも手のかかる年寄にコロナ加算だからひどいもんだと思う。死亡確率も高くなるだろうから、医療従事者の精神的な負担も増えるはずだ。年寄りのワクチン優先は、医療崩壊の抑止には必要な方法だろう。

しかし、マスコミと野党は、邪魔する事しか出来ないんだね。わからないくせに偉そうにしたいからか、すべてを曲解して捻じ曲げるのは大したもんだ。まだ芸という域には達していないけどね。まあ、余裕こいて邪魔してられるのは、影響力がないのを自覚してるからかね。もうすぐ、自民党は、国民がみんな自民党に投票して、自民党議員しかいなくなる自然独裁を避けるために、野党を裏から支援して、議席を持たせなければならなくなる。戦後、社会党はずっと自民党の支援受けてやって来たんだけど、そのシステムの復活だね。政治的独占禁止法みたいなものだった。ええと、誰だっけ・・・政治を「性事」というイントネーションで言うオバサンの政治家・・・土井たか子だ、あの人がそのシステムを拒否して、パチンコ・マネーに依存しようとした。ソ連からも資金援助されていたから、問題ないと思ったんだろうね。その一方で女性運動を政治に取り込んで支配し、政治優先を確立した。鈍感そうだったから、そういう意識はなかったろうけど、結果としてそうなった。自民党の補完政党が補完の役割すら出来なくなってしまった。後は・・・現在に至る。


コロナって、やっぱ中国のバイオ兵器なのかな?



2021年4月25日日曜日

コロナ対策 欲しがりません、勝つまでは

 昔、山谷を通りかかると、電柱に

「路上で酒盛りをしないように」

と貼ってあった。で、夜になるとその掲示の前で酒盛りしてた。

公園も同様で、浅草の隅田公園には、よく割れたワンカップの残骸が散らばってた。

それに、噴水で体を洗ってる浮浪者もいた。昼日中、股ぐらを洗うなと、心の中で絶叫した。真っ黒に汚れた下に、倶利伽羅紋紋が彫られてたりすると情けなさもひとしおだった。

唐獅子牡丹の歌には浅草の観音様が出てくるけど・・・


話はどんどんそれて行くが、路上や公園での酒盛りを抑止するには、強い手段はおそらく有効性に限界がある。警察官や行政の職員が見回りし、注意などしたら、相手は酔っ払いだ、暴れたりするのがせいぜいだ。それに見回りする人たちが感染したら可愛そうだし、問題だ。

それだったら、公園や路上に低い音量で興ざめな音を流す方が効果的だ。

例えば、

おばちゃんの井戸端会議

社長の訓示

エンゲルベルト・フンパーディンク

なんかだ。

おばちゃんたちが、山田さんの奥さんや、鈴木さんのご主人のどうでもいい話を延々と繰り返しているのに耐性のある男はいない。社長の訓示も同じ。エンゲルは婆さんなら好きかもしれないけど、他は・・・

後、お経を流すとか、幽霊の幻燈を夜だけ壁に映すとかもいいかもしれない。


「強い」対策なんて聞くと、ああ、言葉に酔いはじめたなと感じるところだ。

もちろん、基本は欲しがりません勝つまではという気持ちだから、行政に全面的に協力するけれども。


2021年4月10日土曜日

さようならユニクロ

ユニクロ、ファーストリテーリングの社長柳井正会長兼社長が、2021年4月8日の決算会見で、ビジネスを展開する中国のウイグル問題について質問され、

中国新疆ウイグル自治区で懸念されている少数民族ウイグル族の人権を巡る問題について政治的だとの認識を示し、「政治的には中立な立場でやっていきたい。ノーコメントとさせていただきたい」と述べた。


と、ロイターが報じた。

ウイグル問題は政治的であり、ノーコメント=柳井ファーストリテ社長 | Reuters 

(以下、ロイター記事を元にしています。)


アレ? 柳井センセイ、日本について色々言ってこなかったっけ? 政治なんかも。

マスコミはオピニオン・リーダー的扱いしてるよね。それが人権問題にはコメントしないんだね。他人の給料が高すぎるとか言ってたよね。そういう偉い人が、人権問題は無視するんだね。ふうん。

ロイターの記事では、

ウイグルに関する綿花を自社製品に使用しているかどうかについてもコメントを控えた

ってことは、使ってるって見らるんだけど、いいんだね。使ってるのを前提として。

ただ、綿花について人権問題に関わることがあれば「即座に取引を停止している」

とも言われたらしいですが、じゃあ、中国ビジネス停止したらとなるのが流れなんですが、会長兼社長、柳井センセイ、どうなんだろうね?

適正な労働環境が整備・維持されていることを確認するため、第三者機関による監査を定期的に実施している。
 なんて事もおっしゃってるけれど、中国の第三者機関て、WHOの事かな? いいや、中国共産党第三者機関部なんてのがあるかもしれない。機関名を明らかにせよという話にしかならないですよね。信用できる機関なのか、そこまで言わないと、今の中国では何か言った事になりませんよね。センセイ。

これまでの監査では、ウイグル自治区に立地する縫製・素材・紡績工場はなく、サプライヤーにも調達する綿花生産で強制労働がないよう求め、確認しているという。

直接自社の施設がウイグル自治区にないというのが、何かの保証になるのかね?

それに、中国政府のウイグルでの人権問題は、強制労働だけでなく、民族浄化問題ですよ。センセイ、昔々の映画『仁義なき戦い』のセリフになぞらえて言えば、

「ウイグル人の血ィで銭貯め込んでるんやないの」

(元は千葉真一が演じた人のセリフですが、あまりに下品なんで、躊躇のあげく、やっぱりしまっときます。はい)

という事になる。中国と直接関係のない者でも、それくらいは知っている。それを柳井センセイが知らないはずはない。何だろうね、ノーコメントって。

ノーコメントって、一般的には、嘘は言えないけど本当の事も言えないという時に出てくる言葉だ。

例えば、

「中国がウイグルの回教徒にひどい事をしているのは知ってる。強制労働なんて生易しいもんじゃない。民族浄化だ。綿花は血まみれだ。そんな事はわかってるが、止める力はない。妙な正義感を持ったら、あっちじゃ殺されるだけだ。それに、こっちが関わってる分だけ、少しはマシになる所もあるんだ。シンドラーだ。だから何も言えないんだ」

という場合もあるだろう。苦渋のノーコメントでも、センセイはどうかな?

このノーコメントは、会見にあたって想定された質問だったはずだから、この程度の事を言っておけばそれ以上は聞かれないで切り抜けられるという認識の、つまり、タカをくくった答えだったのだとしか感じられないから、苦渋のノーコメントではなさそうだ。


昔は、左翼連中が共産主義国の悪の隠蔽に加担していた。今は、経済人が金のためにとぼけるのか。ひとつ言っておきたいが、中国が経済大国となって以降、政治と経済は切り離されるものではない。とりわけ中国では、政府が厳重に経済を支配している。中国でビジネスをするという事は、中共に利益をもたらしているという事であり、政治行為の一端と言っていいのではあるまいか。


けっこう好きでよく行ってたんだけど、いいや、もうユニクロ、GUで買い物をしない。


孫正義といい、柳井センセイといい、このところメディアが持ちあげて来た人たちは中国絡みが多い。アップルもグーグルもそうだね。中国が我が物顔で振る舞うのをグローバリズムとまとめれば、そういう事だったんだろうね。



2021年4月1日木曜日

国粋主義の失敗と感情任せの戦後

敗戦時に自らを維持できなかった事が、国粋主義の失敗だった。本当は戦前から、負けた場合を考え抜いて準備をし、勝てたら、ほっとして、その準備をしまいこむぐらいでなければいけなかった。神国日本の勝利を信じるのは、当然の話で、良かったのだが、負けても神国日本である事を守れなければならなかった。

国粋主義は、敗戦の衝撃で茫然自失した人々の支えとならなければいけなかった。それが自らも茫然自失では話にならなかった。そのため、一瞬にしてお払い箱となり、消滅してしまった。

戦後の日本は、何とか天皇の存在は守ったものの、内面の、つまり、文化の多くを破壊されてしまった。だが、それを恨んではいけない。占領したら、そこは中途半端にしてはいけない所だからだ。あっちも仕事だったからね。ある面では、占領政策は、日本人よりも日本を知っている人々がいた事を感じさせる深みがあった。

占領政策がかなりの徹底性をもって日本の内面を破壊したかと言えば、日本が強かったからだ。当時、欧州諸国を撃破し、それ以前には帝政ロシアに勝利し、そのあげくアメリカと4年も戦ったのだから、かなり強かった。だから、放置してはおけなかったのである。

戦争に強いというのは、経済、教育をはじめ、科学、技術など、あらゆる面で先進的でうまく行っていた事を意味する。野蛮で知的に未熟な将兵では、戦争など出来ない。

もう少し言を進めておくが、戦争が出来る軍隊、国家でなければ、戦争の抑止もできない。国家がグズグズで、軍隊もなく、法整備もないとなれば、他国の侵攻を招き、戦争を呼び込むだけだ。


戦前の日本を考えると、神国日本=必勝という意識は当然だったと言える。そこで、負けた場合を考え、思考訓練をしておくだけの柔軟性を持ち得ていたら、本当に勝ったかもしれない。これは逆説を唱えているのではない。何が足りなかったかを考えているのだ。

  敗北 < 神国日本

という不等式はありえたのだと、今にして思う。

一度の敗北で神国を否定してしまうなんて、極端すぎる。

戦後がそうやって極端な感情で始まったかと思うと、ちょっと怖い気がする。

戦後左翼の凶暴さは、そのあたりに根を持つのかもしれない。



スモール・フェイセズと関数の日々

この2ヶ月ほど javascript をいじりながらスモール・フェイセズを聞いていた。

1960年代の英国のロックバンドで、メンバーはスティーブ・マリオット、ロニー・レーン、ケニー・ジョーンズ、イアン・マクレガンの4人で、ザ・フーと並ぶモッズの代表選手だったそうだ。

彼らが活躍していた頃は、情報もあまりなく、レコードどころか、プレイヤーも持ってなかったので名前しか知らなかった。後々、スティーブ・マリオットがハンブル・パイというバンドを率いて活躍したので、スモール・フェイセズの名前も出た。それで、へえ、スモール・フェイセズの歌手だったのかと記憶を新たにした。

バンドの残りは、ロッド・スチュワートを歌手、ロン・ウッドをギタリストとして入れ、フェイセズと改名して大活躍した。

スモール・フェイセズはロニー・レーンがベース、ケニ・ジョーンズがドラムス、イアン・マクレガンがキーボードという編成だったので、ギターと歌がなく、ロッドとロンの加入は必要だった。

スモール・フェイセズ時代もヒットを出していたが、フェイセズになってからは、ロッド・スチュワートの魅力もあって、大ヒットを連発した印象がある。

フェイセズの同時代にヒットを出していたのはT・レックスだったと記憶する。誰かが、ロンドンで、T・レックスとフェイセズがやたらとかかっていたと書いていた。

T・レックスとフェイセズが覇を競っていたなんて、凄い時代だった。

マリオットのハンブル・パイは、最初はピーター・フランプトンという、アイドル的なギタリストがアイドルから脱皮しようというので始めたバンドだったが、そこにマリオットが乗り、2トップのスーパー・バンドみたいな売りでデビューを飾ったらしい。でも、小難しい事をやりたがるフランプトンと、直球勝負のマリオットでは、中途半端な感じで、みんな戸惑った。マリオットの歌は物凄かったから、ガンガン来る。で、間奏になると、フランプトンのギターが何だかやらかし始める。せっかく火がついてるってのに、何難しくしてんだろねと不満が募った。

で、フランプトンが辞めた後は、もう素晴らしかった。

来日公演も最高だったようだ。安全バンドの長沢ヒロさんが、大感激していた。

で、必死にレコードを聞き、確かにこれは凄いと信者になった。

フェイセズの方も、好感度の高いバンドで好きだった。曲も良かったし。


いつの間にか、フェイセズハンブル・パイも話を聞かなくなり、忘れていた。友達から電話があった。マリオットが死んだという電話だった。


マリオットが死んだのは・・・ウィキペディアで見ると、1991年4月20日だった。元妻が止めるのを聞かず、大酒をあおった挙げ句、寝タバコで火事を出し、焼け死んだようだ。44歳だった。何だか、そこらの土方みたいな死に方だ。格好良すぎる。そして、俺たちは文字通り不世出の歌手を失った。


その前から、ロニー・レーンが多発性硬化症という難病にかかってしまったという話を聞いた。レーン支援の企画でCDが出たので知った。

レーンは1997年6月4日に亡くなったようだ。51歳。1973年というから、かなり早くにフェイセズを離れ、スリム・チャンスというバンドをやっていた。

スリム・チャンスは、ブリティッシュ・フォークというか、英国人のルーツ音楽というか、そういう独特の音楽を聞かせてくれた。ハードなポップ・ロックのバンドだったスモール・フェイセズから始まったレーンの音楽が行き着いた場所だった。いいバンドだった。


キーボードのイアン・マクレガンは2014年12月3日、脳卒中で死んだ。69歳でまだ死ぬ年齢ではないとはいえ、まあ、往生のうちだろう。マクレガンは妻を先に亡くしているが、その奥さんは、マクレガンと結婚する前はザ・フーのドラマー、キース・ムーンの奥さんだったという。


ケニー・ジョーンズは、ただ一人生き残り、ザ・フーのドラマーとして活躍している。ザ・フーには、元フリーのキーボード奏者ラビットがいたりもする。この感慨がわかる人は少ないだろうが、別にわかる必要はどこにもない。


年寄りに似つかわしく、色々と物思いに浸りながらスモール・フェイセズを聞いていると、元気で鼻っ柱の強い若者たちが、聞く人も元気にしてくれる気がする。荒削りだが、魅力にあふれてもいる。


おっと、いつまでも書いていると繰り言になってしまう。英国ではNo.1の大ヒットも持っていたバンドだが、日本では、今に至るも人気がなく、知名度もない。そして、もしかしたら、世界中で、今、スモール・フェイセズを聞いているのは、一人だけかもしれない。だが、どうしてか、それは孤独ではない。


javascript の方は、getElementByIdとaddEventListenerが使いこなせなくて困っている。クリック・イベントの始末と、関数の取り回しが楽になるような気がしているのだけれど・・・



2021年3月22日月曜日

ベルトップ・ブルース

 様々な事は平均に左右される。一番商品が売れるのは、平均に位置する商品だし、選挙で当選するのは平均値に近い候補者だし、流行は多くの人々の好みの平均だ。

ベルカーブの上の方が平均と、平均に近い部分だから、そのが最も多数になる。エリック・クラプトンのベルボトム・ブルースはベルカーブの裾の方に下降した恋を歌っている。恋の外れ値と題してもいい(良かねえ)。

政治政策も平均を中心に決まって行く。そりゃ、国民の多数に良い政策を決め、実施するのが優先されるから当然だ。見ていると、進歩派野党は、政府が

「このあたりが平均だろうという事で、こういう政策を決めたいと考えております

と言っているところで、かなりな外れ値を出してきて、

「こっちはどうするんだ!」

と食ってかかっている感じだ。

そこは、まず、平均のとり方が問題になっている所で、そこが落ち着いてから、外れ値の取りこぼしを減らすべく議論を深めるという流れにしかなりようがないが、野党は議論を深めようという気持ちはないようだから、どうせ言いっぱなしだという事で、喋っているうちに自分で激して感情を爆発させて終わっている。自慰を見せられても困るだけだ。


最近、衣服がつまらない。もう爺さんだから自分のは安ければいいが、若い人は、こんなに楽しくない、ワクワクしない服ばかりで可愛そうだと感じる。ファッションはオカマの思いつき・・・ではないだろう。ファッション・デザイナーは楽しい色形、ワクワクを感じ取る才能に恵まれた人たちだと思う。それが、面白くも何ともない衣類しか提供しないようになって久しい。楽しい、ワクワクする衣料は、もう外れ値でしかないのだろうか?

これは、立民や日共、左翼野党が馬鹿ばかりというよりも、はるかに重く、大きな問題だ。

若者が減ったとは言え、まだ衣料品のターゲットから外れるほど少なくはないはずだ。ファッションをつまらない方向に引っ張っている要因は何なのだろう?

まさか、中国の染色技術、加工技術のせいじゃないよね?



変な時代の終わり

地球環境が破壊されるという意見は、終末が来るという予言と一緒で、未来は悪くなるという気持ちの現れだ。悲観的なわけだ。それに対して未来は明るいというのが楽観的な見方だ。この2つは対になっている。

どちらものっぺらぼうな視野で、実際は明るくなる部分も、暗くなる部分もある。

良くなる部分と、悪くなる部分とがあって、差し引きはとんとんで、未来は、まあ、全体としてはバランスが取れるんじゃないかなと考えるのが、最も常識的で妥当な所だと思う。

また、これには変化も関係する。変わる部分と変わらない部分があり、そこに、変わった方がいい部分と、変わらない方がいい部分がある。

変化を好まない人は、変われば何でも悪くて、世の中はどんどん悪くなると感じる。一番良いのは、棍棒持って洞窟で暮らす原始時代なのだろう。いや、生命の海を漂うタンパク質ぐらいの時代が良いのかもしれない。

これと対になるのは、変われば何でもいいという人だ。現状は、とにかく悪いという考えだ。これは教育の賜物かもしれない。

変わった方が良くなるものもあれば、変わらない方が良いものもあるというのが、あたりまえの考えだと思う。

例えば、左翼の年寄りたちは、

「世の中が変わって、日本共産党(変数。ここに革共同でも、何でも、代入可能)が衰退の一途をたどっている。ああ、変化はいけない。未来は暗い」

といった感覚でいるかもしれない。

終戦後、占領政策で形成された暗黙の政治意識、社会意識が団塊の世代と言われる人々の規範だが、これは彼らが無意識に思っているほど普遍的なものではなく、一過的な時代意識だ。すでにかなり弊害が目立って来ているこの時代は、団塊の世代が死んで行き、少数派になる頃には終わっているだろう。残念ながら、その頃まで続くだろうという事だけれども、後から見れば、この時代は「変な時代」としか見られないと思う。

これが戦後で、団塊の世代は戦後そのものだ。変化を価値とし、無理な変化、無謀な変化に取り組んで来た彼らだが、今は、もう、変化を嫌っている人もいるだろう。

まあ、自分たちが過ぎ去ったものとなってしまう変化は嫌に決まっているが、過去に固着していてはそれもしかたがない。もちろん、全部が全部ではない。常に不満を抱えて生きる者はいるものだというだけだ。


一方、団塊がデタラメにやって来たために迷惑を被っている人たちは、変な時代が終わりに向かっているのを歓迎しているだろう。団塊は粗製乱造で無知蒙昧が蔓延っていた。品もなかった。要するに程度が低かった。例えば、一般的に言って学力は団塊の世代よりも、子供や孫の方が高い。団塊の知力では、もう今はやっていけないのだ。


変な時代に始まった事は、ほぼ継承しない方がいい。未来を、少しは明るい、いい方に近づけたいならば。



2021年3月11日木曜日

遠く深い闇 もう一度

 前に「遠く深い闇」と第して、フランスで18歳のチェチェン人移民が教員の首を切断し、殺害した事件について書いた。

 当時は報じられていなかったため、誤認していた事実があり、また、新たにわかった事もある。

 報道をまとめてみると、47歳の地理と歴史の教師サミュエル・パティが2020年10月、表現の自由の授業でイスラム教の預言者マホメット(今はムハンマドと呼ぶようになったらしい、イスラム教の教祖となったユダヤ人)の風刺画を生徒らに見せた。その後、ロシア・チェチェン(Chechnya)共和国出身の18歳の男(警察はアブドゥラフAとのみ発表)に殺害された。

 中学校の教員だったパティは、表現の自由の授業でマホメットを風刺したポンチ絵を教材とした。その後、パティが風刺画を見せる間、イスラム教徒の生徒らを教室から退出させたと、13歳の女生徒が言い出した。女生徒の父親は、盲目的で感情的な人物だったのだろう、娘の言葉を真に受けて扇動的な動画をフェイスブックに投稿した。(フェイスブックのコードには引っかからなかったらしい)

 ところが、この女生徒はパティのその授業に出席などしていなかった。嘘をついていたのである。この女生徒は、自分は他の生徒らの代弁者なのだと思い込んでいたらしい。また、みんなの代表である事で父親に良いところを見せたいという気持ちがあったようだ。迷惑で痛い子だ。それに、その軽率な嘘は無残な殺人の引き金にもなった。

 そして、ここはまったく誤解していたのだが、アブドゥラフAはパティやパティが勤務していた中学校とはまったく関係のない人物で、殺害現場となったコンフラン・サント・ノリーヌから約100キロ離れたノルマンディーに住んでいた。それが、フェイスブックでの嘘の拡散や、フランス内のイスラムのネットワークといったフィルタを通じて、また、祖父、両親、弟といった家族に背中を押されて犯行に至っていた。

 アブドゥラフAは、事件当日の金曜日、ノルマンディーからコンフラン・サント・ノリーヌにやって来て、学校前で生徒たちにパティについて尋ねた。4人の生徒が金をもらい、手伝ったという。

 アブドゥラフAは徒歩で帰宅するパティを追いかけて襲いかかり、ナイフで頭に何度も切りつけた後、首を切り落とした。

 通りがかった人々は、アブドゥラフAが「アッラー・アクバル」と叫ぶ声を耳にしたという。

 アブドゥラフAはパティの遺体を写真に撮り、ソーシャル・メディアに投稿した。その後、駆けつけた警官に空気銃を撃ったが、警官たちの銃撃で死亡した。

 この事件で、アブドゥラフAにパティの事を教えた生徒4人も含めて、現在まで16人が逮捕されている。


 こういう次第で、これはまったくのテロ事件だ。そして、アブドゥラフAにテロを教唆した宗教指導者などは政治が扱うべき範疇だ。そして、犯人に協力した4人の生徒、嘘つきの女生徒とその父親などは社会問題の範疇だろう。

 どちらも解決がつくものかどうか、途方に暮れる問題だ。もしかしたら、誰も取り組まないかもしれない問題でもある。例えば、嘘つき女生徒がサイコパスだった場合、とりあえず治療不可能だ。

 政治的には、イスラム過激派とされる団体を取り締まって行く方向に向かうだろうけれども、イスラム系移民たちは居続けるし、最も軽率な激しさである「過激」を正しさと誤解する傾向を持つ、まあ馬鹿と形容してさしつかえないたぐいの者も、これはイスラムに限らず多数存在する。

 過激派に走る馬鹿者どもは手に負えないとして、移民は理解が深まり、生活が向上すれば落ち着く。それは一般的な移民政策だが、時間のかかる過程を経なければならない。ただ、受け入れ側としては、他にやりようはないので、後は移民自身が頑張る以外にない。そこに失敗事例が発生し、過激派の温床となってしまう。さて・・・


 日本は、かつてイランの宗教指導者ホメイニ(シーア派はマホメットの子孫でなければ指導者になれないから、血統はユダヤ系だろう。イランに反イスラエル派ユダヤ人の大コミュニティがあるのと関係していると思う。イスラム教徒となったユダヤ人は、中世カトリックにとって大問題で、これをカトリックに改宗させようとする取り組みがルネサンスの動機のひとつのはずだ)について書かれた「悪魔の詩」という本を翻訳した大学教授が刺客によって暗殺されたが、曖昧にした。つまり、日本は誰も取り組まないという処理をした。

 おそらく、今後は、そうした緩いやり方は出来なくなる。どうするんだろうね?


2021年2月13日土曜日

東京五輪・パラリンピック組織委員会会長には二階さんしかいない

 森喜朗東京五輪・パラリンピック組織委員会会長が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」と発言した事で辞任に追い込まれた。

発言の全文を読むと

「文科省が女性理事を4割にしろとうるさく言う」が、中身がともなわなければ、員数合わせをしても無意味

と言いたかったのだと思われる。他に読みようがないから、おそらくそうなのだが、森センセイ、言い方が悪かった。

「女性がたくさん入っている理事会は時間がかか」るというのは、員数合わせは無意味と言いたいだろう文脈のどこにも乗らない。ここでは、森センセイ、日本語がよく出来ていない。

困ったものだと思うが、日本語がちゃんとしている政治家など数えるほどしかいない。これが、今のところの日本政界の惨状と言っていい。おやおや。

森理事長の批判されるべき点はそこだと思うのだが、「沈黙していることは(森への)賛同と同じようにみられる」と言い出す者が現れたのは呆れた。沈黙は沈黙であって、批判でもなければ賛同でもない。そんなあたりまえの事がわからないトンチキが偉そうに寝言を言っているというのは、森発言以上に批判されてしかるべきだと思った。

その前に、まず、森の発言を批判する資格を定義しよう。

フェミニストは森発言を批判できない。何故かと言えば連続強姦魔・広河隆一は暴力行為強姦を行った犯罪者にあるにも関わらず、沈黙する事で臭いものにフタをし、隠ぺいしようとしたからだ。そもそも被害者は実態をフェミニズム関係者に訴えていただろうに、知らん顔をしたのではないかと思う。

森は言っただけだ。連続強姦魔・広河隆一はやった。その違いは歴然としている。どっちが悪いか明々白々、はっきりしている。

女性を守ろうともせず、左翼の空気を守ろうとしたフェミニズムが、いまさら何を言えるというのだ・・・というわけで、フェミニズムは黙っているしかない。

じゃあ、左翼はどうかというと、広河は左翼だ。それも世界的な錦の御旗親パレスチナを掲げた左翼だ。事故後にチェルノブイリ入りしたのを見ても、当時のソ連の覚えめでたい人物だったと思われるので、左翼としてもメイン・ストリームだったと見ていいだろう。

はい。これじゃ左翼も広河を知らん顔して、森を批判するなんて無理だわな。よほど鈍感じゃないと、腰が引けて、誰かを非難するどころではない。ただ、左翼も、実は左翼と一体となったフェミニズムも鈍感さ、恥知らずさにかけては相当なものではある。ただし、私たちが彼らの発言など考慮する必要はない。

じゃあ、どこを見るべきだろうか? 森批判というか、森叩きはどこから出てきたのかを考えよう。

森発言の切り取り部分に反応した人々ではなく、本筋への反応が森叩きだったと考えてみると、そこがはっきりするかと思う。

つまり、文科省が「4割」という目標をオリンピック委員会に迫るのは、表面の員数合わせにすぎず、無意味だという部分に、名指しされた文科省が怒ったのではないかと思う。

文科省は、役人の天下り周旋、様々な施設の建設、スポーツ団体の助成など、様々な利権を持つ役所で力がある。大学の先生に潜り込みたいメディアの人間や、もみ手で様々なイベントを請け負っている広告代理店などは、文科省様が怒ったと知ったら、いちいち指示を出さなくても森叩きに走る。いや、文科省が怒らなくても、ぶら下がっている有象無象が先走って森叩きを始めるに決まっている。森叩きという、次元の低い騒ぎの中身はそんなところだと思う。

沈黙していることは賛同と同じようにみられる」というのは、文科省にそう思われてしまうから、後々の覚えめでたきを願って森を叩けという事と受け取れば、よりくだらなくなるが、整合性は高まる。


森さんは七人の敵を忘れたのだろう、不用意に伝わらない(もしかしたら、地元でなら冗談が通じてウケたかもしれないが)言い方をしたのが駄目だった。

だが、鬼の首でも取ったかのように森叩きをした者たちも愚劣極まりなかった。

ましだったのは二階ぐらいかな。好きではないが、今回、まともだった。

そして、オリンピック委員会、森を守るべきだったのに、縮こまりやがって、腹のある人間一人いないのをさらけ出した。やっぱ、運動やってた奴は駄目だわ。従順に従う事しか出来ないんだもん。

だが、あいつらなんかどうでもいい。中国が破壊を目論んでいる東京オリンピックはやらなければならない。森発言を見下して、高級ぶってても何の意味もない。


という事で、森さんの後任には二階さんしかいないだろう。



私たちは、中国の民族浄化・民族隔離を許容すべきではない

中国における漢民族による、ウイグル、チベット、モンゴルに対する民族浄化、民族隔離に対して、かつて南アに対して行われた制裁と同じか、あれ以上の制裁が行われてしかるべきだろう。内政だから干渉しないという事ではない事態だからだ。

こうした犯罪を行っている間は、中国との経済関係を停止すべきだ。

人道上の問題がある企業の不買が正義ならば、国家として民族隔離、浄化を行っている中国はより強力な不買、取引停止の対象とならなければおかしい。

金融も含めた各国の企業が中国との取引で儲けているから、少数民族などの権利生命は不問に付すと言うのだろうか? もし、そうならば、私たちは子々孫々にいかなる申し開きも出来ない事になる。欲にかられて、目の前で殺されている人々を助けようとしないからだ。



2021年1月17日日曜日

エコロの天国

エコロ(今は環境派って呼ぶのかな?)の表面的な良心と、無思慮な感情任せを嫌悪しているんだけれども、ひとつ公平な気持ちになって、以下、考えてみる事にした。

エコロの天国について考えてみた。

まずは地獄の方から・・・

エコロの地獄は、みんな肉食って、脂もガンガン。酒飲みは強い酒飲んで大声で騒ぎ、甘党はケーキにチョコにアイスにアンコに砂糖がんがんだ。

ガソリン車が走り回り、やっぱエンジンはv8だねとか、わかりもしないで言ってたりする。エンジンてのは言葉としても響きがいいよな。経済の話でも「成長のエンジン」というと、そうかあ、ガンガン行くかあという気持ちになる。「成長のモーター」じゃね、力が抜ける。

地獄では女は胸と尻にちゃんと肉ついてて、男はスケベでわかりやすい。とても自然な姿だが、倫理からは外れる傾向が強い。難しい事はわからないけど、愛嬌があって、みんなよく働く。

地獄は、いつまでも煙草すう奴がいるし、乱暴者もいる。鈍感で、人を怒らす奴や、短気ですぐに怒る奴もいる。心が狭かったり、排他的だったりもする。まあ、地獄なんだからしかたがない。

地獄は原発焚いて電力にして、戦争抑止のために軍備を整え、しっかりした国体を作って行く。ハンバーガーもホッドドッグも、フィッシュ&チップスも炭酸飲料のみながら好きなだけ食う。

地獄って、ホント、困ったもんだね。いやあ、いけないな。ダメだなあ。

さて、やっと天国だ。

きっと、みんな心が広く、多様性で、中国人や朝鮮人を受け入れて、カーボンフリーだから屁なんかこかなくて、フェイスブックをはじめ、SNSのアカウント削除なんかされなくて、個人情報は、自分からグーグルに差し出して、どんどん追跡してもらって・・・素晴らしいね。

自分で火を熾して、植物繊維の服を着て、意識高いね。素敵な暮らしだね。

やっぱ、グレタは終身大統領だね。天国だから死なないけど、そんなのは考えない・・・それと、みんなビーガンだろうね・・・後・・・それから・・・えーと・・・うーんと・・・


2021年1月15日金曜日

トランプ恐怖症

 アメリカ。大統領選挙後のトランプさんへの攻撃はなりふりかまわぬと言っていいありさまで、節度も何もない見苦しさだ。

民主党リベラルと、共和党保守は、それぞれアメリカ政治の主流派だが、トランプさんがよっぽど恐いようだ。それで寄ってたかってトランプ叩きの段となった。

このまま行って、トランプ支持派がクーデターを目論み、内戦突入なんて筋書きを押し付けられ、トランプさんが死んだりすると、日本で言えば西郷さんと同じ運命という事になる。

誰もがバイデンは4年がせいぜいだと思ってるから、主流派は4年後を怖がっている。

トランプさんが、ワシントンなんかにいないで、すぐにでも全米遊説を開始したら、主流派は震えあがって、おちおち寝られないだろう。

トランプ叩きの裏には、トランプ恐怖症がある。それはアメリカの政治主流派が活力を失っている事の証しかもしれない。ネット大手もすでに主流派に入ってしまっている。


ネット長者に銭の音、冷血無情の響きあり。中共裏金色仕掛け、盛者必衰の理をあらわすう~

ベベンベンベンベン・・・


不要不急

 音楽や芝居、芸能は不要不急だ。酒場も不要不急だ。

それは間違いないけれど、重要なのは不要不急が悪ではないという事だ。いや、息抜きや楽しみ、美しいもの、あるいは深刻なものに触れる体験=芸術が重要なのは、これも間違いのないところだ。

でも、違いはわかると思う。それに、別に選別したいわけじゃなくて、感染症対策でやらなくちゃならないからやるってのもわかるはずだ。子供じゃないんだから、やりたい事だけやってるわけではない。

そこをわざと分かろうとしないで騒ぐ人はいるだろうけど、重要な参考意見にはならず、ただ邪魔くさい雑音で終わるからねとは言っておいてあげよう。

もうすぐワクチンの接種が始まるし、少しの辛抱、するしかない。


2021年1月12日火曜日

嘘はもう沢山

11日、 長崎・五島列島南西女島から西方約140キロの東シナ海の、日本の排他的経済水域(EEZ)内で海洋調査をしていた海上保安庁の測量船「昭洋」に韓国海洋警察庁所属船が接近し「ここは韓国の海域だ」として、調査の中止を繰り返し要求したという。

韓国って、日本のものは自分のものと思ってるようだ。剣道だって韓国のものだと主張していて、それでオリンピック種目にならない。本当に迷惑だ。

いや、この騒ぎは去年にもあった。こんな事始めたのは、北朝鮮の船に経済封鎖ご禁制の物資を積み替えるのに、日本の目があっては困るからかもしれない。

同盟国なのに、北朝鮮に援助物資を密輸してるんじゃあ駄目だよね・・・

でも、とにかく、日本の領海は日本の領海だし、竹島は日本の領土だ。韓国内では無理を言って道理を引っ込めさせる事が出来るかもしれないけれど、日本ではそんな事させないし、出来ないからね。君たちの嘘にはもううんざりだ。


2021年1月9日土曜日

お知らせをもっと

非常事態宣言、出してしまったんだから、効果を最大化する努力はすべきだろう。

夜8時にサイレンを鳴らすぐらいしてもいいんじゃないか? アナウンスも流して帰宅をうながすと同時に、北朝鮮の核攻撃ではないと周知する。アナウンスは7時ぐらいにも流すと気構えが出来ていいかもしれない。

サイレンが鳴ったりすると、気持ちが違うはずだ。

うるさいとか、文句が出るだろうけど、無視していいと思う。非常事態宣言下なんだから。


2021年1月7日木曜日

トランプ支持派、ブント?

アメリカのトランプ支持派、6日に上院本会議場に突入、占拠したって、 国会突入の安保ブントみたい・・・って、つまり、否定的に見てるって事だけど、トランプさんも制御できない状態になりつつある?

これじゃアンティファと変わらなくなるから、止しとくべきだよ。

トランプさんは、敗北を認めないまま捲土重来を期す戦略かな?

さて、この選挙の始末、トランプさんだけに責任をかぶせて批難してないで、また、木で鼻をくくったような対応に終始せず、面倒臭がりのエリートじゃない人を出して落ち着かせた方がいいと思う。人の事ではあるけど・・・


2021年1月6日水曜日

不可能は可能にならない

 武漢ウイルス=中共ウイルスの感染拡大が止まらないけど、ここまで来て、これは手に余る事なんだとしか考えられない。止まらなくてあたりまえで、我々は自分が感染しないように注意/願いつつ生活するしかない。高齢者と暮らしている人は本当に自分だけの問題じゃないから気を使うと思う。

ワクチンが行きわたるまで、誰にもどうにもできないと判断して、冷静に気をつけるしかない。

こんな時に政府批判なんていうのは頓珍漢な見当違いもいい所だ。感情的なだけでまったく役に立たない。

感染拡大を止めるのは不可能な事だ。現時点の人類には、感染爆発の規模を軽減できるかできないかという力しかない。そう思って、私たちは力の限界の所で、何もしないでいる事に耐えるしかないだろう。


コロナ患者を受け入れる能力がありながら、受け入れ拒否をしている病院を何とかせず、医師会の政治力に触れたくないのか、そこを飛ばして、いきなり飲食店に時短を要請(ほぼ強要)する、順番を間違えてたやり方に反対すると同時に、誰もが耐えている所で、我慢できないと騒いだり、不可能な事をしろと要求し、見当違いの政府批判をする感情的な人たちには冷静を求めたい。


何も出来ない時には、何もしないでいる以外にない。今、我慢するしかないんだ。


2021年1月5日火曜日

緊急事態宣言て、馬鹿にしてるのか?

 緊急事態宣言てふざけた話だと感じる。

百合子婆さんなんか、都民の事などこれっぱかりも考えず、何もやるつもりがなく、国に丸投げしただけだ。冷血ババァだ。

対策の主役は自治体なんだから、婆さん、少しはちゃんとしろよ。

ちゃんと対策やるんなら、能力はあるのにコロナ患者を受け入れていない病院に姿勢を改めさせるのが先だ。何が医療崩壊だ。

そういう手を打てるだけ売って、それからだろう。飲食店を閉めさせるのは。

今、緊急事態宣言を出すなどというのはまったくの愚策であり、悪政だ。

不要不急の外出はしない。マスクはする。密集を避ける。それは出来る立場だからする。だが、飲食店を8時で閉めさせるなどという残酷な緊急事態宣言を平気で国に要請した知事たち。仕掛け人の東京都知事小池百合子をはじめ、千葉県知事森田健作、埼玉県知事大野元裕、神奈川県知事黒岩佑治は、無責任と無能をさらけ出しただけだ。

国はこんなのに関わらないで、今回は効果が薄く、痛みばかり大きい緊急事態宣言など避けるべきだ。


百合子婆さん、自分が何してるかわかってんのか?


2021年1月4日月曜日

ネトウヨって、凄いよな

常日頃、 ネトウヨって凄いなと感じている。ちょっとした所から色んな事穿り出す能力なんか、とても高い。左翼や左翼シンパは彼らを小馬鹿にしたがるけど、馬鹿はおめえらの方だ。

社会主義国家はすべて失敗国家だとはっきりしているのだから、まだ社会主義が良いと思っているなんて異常だ。「いや、一国主義ではなく・・・」てな言い逃れをする者もいるかもしれないが、東欧は地続きの地域だったし、全域が惨憺たる大失敗だったのは明らかだから、まあ寝言もいい所だ。目え覚ませよ。

中国は経済的に成功したかに見えたから心の拠り所だっただろうが、コロナで嘘ばっかなのがバレて、経済的成功も、さて、どれほどの実質があるのか、バブルもバブルじゃないかというのがわかってきて、漢民族の傲慢で無知で身勝手で嘘つきで強欲で助平で差別的で不潔で冷血で怠惰で凶暴で暴力的で陰険で閉鎖的で野暮ったくて・・・とにかく、欠点が目につくようになってしまった。

左翼はいい歳こいて行き場がなくなってしまったのはザマを見ろで、白い目でみられながら死んで行くしかない。そういう事でしがみつくんだろうけれども、そのせいで知能は低下している。原理原則もなく、醜悪な何でも反対を繰り返しているだけだ。あいつら、反省はしてもいいけど、懺悔はしないでもらいたい。うっとおしいから。

若ければネトウヨやるんだけど、もう色々とやり方わかんないから、ネトウヨ応援団で満足するしかない。「いやあ、俺もネトウヨでさあ。ワハハハ」みたいにしたら、絶対に嫌われるだけだから大人しくしないといけない。

ともかく、ネトウヨは先進的だ。今年も彼らから様々に学ぶ事だろう。


2021年1月2日土曜日

新年初投稿

去年の今日、未来がこんなに暗くなるなんて思ってもみなかった。

2020年12月31日木曜日

保守と国体の再建

太平洋戦争で手こずったせいか、アメリカはかなり徹底して日本の牙を抜いた。力で日本に勝ったのはアメリカだけだったから、他の連合国の要請もあったのかもしれない。昭和20年で日本は切断された。

それについて何も文句はない。負けるというのはそういう事だからだ。ただ、アメリカの尻馬に乗ったロシアをはじめとする国々のタチの悪さは記憶しておこう。

まあ、多くの場合、一時は牙を抜かれても、誤魔化し誤魔化し、すぐに元に戻って再起を期すものだから、アメリカもそれを見越して厳しくやったのかもしれない。ところが、日本は元に戻ろうとせず、昭和20年の切断をそのままに歩きはじめ、今に至った。そういう所は日本の不思議さだ。

切断が何かと言えば国体の破壊と喪失と言っていいだろう。国体は文化=無意識の基盤だとする。伝統を否定されたと言い換えてもいい。

切断に耐え、厳しい制限の中で日本文化を守ったのは天皇だった。天皇がなければ日本は矜持も何もない、負け犬根性だけの国に成り下がっていたかもしれない。その危機をしのいで来たのが天皇だ。

戦後精神とは、戦後を謳歌する精神ではなく、戦後に耐える精神である。国体を破壊によって喪失した空間は空虚であり、そこにあるのは精神などと呼べたシロモノではなく、空虚のオマケでしかない。それは、国体の破壊と喪失、つまり、文化の基盤の破壊と喪失の苦渋に耐え、知性を維持しようとする精神と言っていい。その戦後精神の後ろ盾こそが天皇だった。

戦後を謳歌した精神を「進歩派」と呼んでいいと思う。左翼だ。GHQに救ったアメリカ左翼が作り出したこのグループは、政治的闇市と言ってもいい。戦前の共産党はソ連が作ったが、戦後の共産党はアメリカが作った。彼らはその出自を謳歌し、そこに留まり続けた。そこが胎内だったからだ。彼らが政治勢力の名称としてではなく、言葉の意味として保守なのはそういう理由だ。

彼ら混乱に乗じた売国奴は最初から空虚だった。左翼野党が国会で何か足しになる事を言うわけでも、積極的に議論するわけでもなく、ただ国の足を引っ張る言動を繰り返すだけなのは、彼らが空虚だからだ。彼らには国を作って行く事=進歩など出来ない。彼らは売国以外に何も出来ない。その意志も、能力も、気持ちも彼らにはない。

だが、闇市などとっくになくなっている。大山倍達が闇市の利権を巡って繰り広げた死闘は、すでに伝説となっている。

胎児は母胎を失い、我儘な未熟児として戦後を過ごした。そして、成長せず、恋々と終戦直後に固執し、今に至った。

もう、問題は彼らなどではない。こちらにある。

私たちは護持する国体を持っていない。私たちが切断から回復するのは国体を持つという事だが、今あるのは、新たに設計し、再建すべき、まだ見ぬ国体だ。あの切断が、日本の保守を、自らを創出しなければならないものとしてしまうバラドクスの中に置いた。私たちは保守すべきものを作り出さねばならない。

鈍感なため、伝統が破壊されたのを意識すらできずに空虚に寄りかかり、保守を気取った馬鹿者どもは左翼と変わりはない。その知性のかけらもない自堕落丸出しを保守などとは呼ばない。

戦前日本の課題は第二維新だった。そして、国体の再建は戦後日本の課題である。未来を借りものですませるのは不可能であり、国体の再建は、私たちが私たちの未来を切り開く事そのものだからだ。


2020年12月29日火曜日

中国、ワクチンも嘘っぽいね

中共、まだ未承認の武漢ウイルス・ワクチンを国民に強制接種するみたいだけど、大丈夫かね。
来年、中国はサイバー・バイオ・パンクの世界になっちゃったりして。

・・・つまり・・・超能力抜きのアキラ(古!)ね。

2020年12月28日月曜日

温暖化だ何だって、ありもしない問題だぜ

エコロって、環境問題作り出してるよな。あいつらこそが環境問題そのものだ。

 あいつら、疑陽性しか出ないPCR検査みたいなもんだな。

環境派がいなくなれば、環境問題もなくなる。


2020年12月27日日曜日

偉くない奴

 自民党の宮腰光寛元沖縄北方担当相が、富山市内で漁業関係者との懇親会に参加し。約30人と飲酒、転倒し、救急搬送された。

こいつ、たるんでるな。


2020年12月20日日曜日

声の大きくなる薬も飲むといいよ

 今年売れなかった商品ベスト3は、

1位 口紅等化粧品。

2位 酔い止め。

3位 強心剤。

だったという。強心剤はインバウンドが激減したためだという。

つまり、中国人が強心剤好きで人気だという話のようだ。


エーッ! 中国人、あの調子で、

さらに、さらに、強心剤飲んでたのかー!?

驚きー!!


2020年12月17日木曜日

ハリウッド作品かも?

 中国の月面無人探査機が今日(2020年12月17日午前1時59分。日本時間午前2時59分)に月の土壌を持って内モンゴルに着地。地球に帰還した。

で、この後、月の土を分析するわけだが、中国、

「分析の結果、月は中国領土だとわかった」

なんて言い出さないだろうな。


ついでに:韓国が月面調査をやるようになったら、まず最初に慰安婦像を月面に置いて来るかも・・・

2020年12月16日水曜日

戦争を避けるための戦争論

戦争は有利な交渉を目的とするものだ。有利な交渉をするために戦争を行う。政治的に優位に立つという事だ。ほとんどの戦争がそうして終わって来たから、今、私たちが生きている。

殲滅戦などと言うが、それが戦術の話でしかない。局所的な殲滅、つまり、虐殺は戦争につきものと言っていい。虐殺をしていない国家はない。ない方がいいが、残念ながら現実はその対極にある。

テロとの戦いが面倒なのは、交渉など最初から考えていない者たちを相手にしているからだ。イスラム・テロ集団は政治的優位など眼中にない連中で、宗教行為として戦闘に従事している。これを政治の視点で見るのは愚かな事で、政治という相対的な優劣の問題ではなく、宗教という絶対性に関わっているのだと認識しなくてはいけない。

神=絶対というのは無限という事でもあって、政治に無限を持ち込んではいけないというゲーム理論の教えがあるのだから、イスラム・テロ集団というカルトを政治的にとらえるのは間違いなのだ。マルクス主義テロ集団も政治的なようでいて特攻精神のカルトだから、左翼の中の軟弱で小狡い者たちが議員職にしがみついたおかげで文明が破壊されずにすんだ。左翼が無限を求めるのは宗教性の証拠と言っていい。吉本隆明はこれを指して超越性という言った。

テロは無限への衝動であり、政治は有限の営為だ。で、無限よりも有限が強いのはAIと同じで、お掃除に特化した有限のAI掃除機は商品価値もあり、どんどん有能になっていて力を発揮しているが、無限を目指す汎用AIは莫大なリソースを使って、馬鹿げた成果を出しているだけだ。現実的には、様々な用途に特化した有限AIが性能を上げて行くのが未来なのだろう。でも、掃除機よりも汎用AIの方が夢と希望があるように感じさせてはくれる。

戦争は政治的な道具で、政治であるからには有限だ。落としどころは交渉であって、どういう形で終わらせるのかを決める。平和が行き詰った時に他に解決方法がなければ、つまり、交渉しようがなければ戦争も打開方法のひとつになる。そういう風に戦争は平和を目指すための方法のひとつなのだ。

重要なのは、相手が軽率に戦争という手段に出ないようにする事で、これは抑止という。相手のスパイ行為を阻止するのも抑止のひとつだ。手の内を読んだと思った相手が戦争をしかけて来る可能性を減らすという事だ。相手に妙な気を起こさせないというのはとても平和的な態度なのだ。

日本なら、北朝鮮や中国を踏みとどまらせるのは日本の責任でもある。抑止がきちんと行われていれば、北朝鮮による日本人拉致などという悲惨な犯罪行為や尖閣はありえなかった。かつてスパイ防止法に反対した者=国賊の罪は大きく深い。

だから、今、私たちは物事をあまり広げて考えず、限定するよう注意すべきなのだ。


権力とサエない男

今回、米大統領選挙を見ていて、バイデンのようなサエない男は恐ろしいと感じた。これは中国の習近平もそうなんだけど、パッとしない人物で、華やかさなどそこらのオッサンの知性ほどもない。こういうヤツがじっと我慢し、権力を取る。

好き嫌いを言えば、嫌だなと感じるが、リアルに見ると権力者のひとつのタイプではある。

さて、バイデンと習近平だが、お互いに腹が見えてしまって嫌なんじゃないかと思う。小さいというか、黒いというか、面白みがないとか、そういうのが透けて見えるんでうんざりするだろう。まあ、両方ともうんざりさせてくれる人間は周りに山ほどいるだろうから、もう気にもならないだろう。

日本で言えば、西郷なんか、絶対にこのタイプではなく、このタイプの連中から強引に決起を仕掛けられ、失脚した。西郷星はまだ見えないが、そのうちに現れ、愚劣な連中を退治してくれるだろう。(いつもの通り、西郷星の説明はしません。ご了承をお願いします)。

頭が似たタイプだと、国家の違いが露わになるかもしれない。

共産中国は、全体主義=左翼ファシズムの強力な統制を取らねばならないほど弱く、アメリカはバランバランのまま漏れ漏れでやって行く強さがある。

尖閣で中国に脅かされている日本は、中国を過大評価する傾向があるが、おそらくコロナはまだまだ収束などしていないし(収束というのは、集計をしないという事ではないですから)、経済も前ほど良くなさそうだし、40年前にベトナムと戦争した時、民兵に負けるレベルだった中国軍がどれだけ強くなったのか、未知数だし、日本が本気でふんどし締めてかかれば勝算がない事もないと思う。

まあ、とにかく、バイデンさんも、習近平もアテになる人たちじゃないから、日本は、中国の手に乗せられて戦争をしないために、情報機関を整備し、外国の諜報、秘密工作を防止する法整備をしなければいけないだろう。


2020年12月11日金曜日

テレビの未来

テレビ受信機登録制なんて考えついたってだけでNHKは感じ悪い。こっちは、もう面白くもないテレビなんて見なくてもいいだけだから困らないけど、家電メーカーや販売店は将来テレビが売れなくなると、少しは困るだろう。

そこで一案。受信機じゃないテレビを作ればいい。番組を内蔵し、ずっとそれを見るのだ。

鬼平全話が入っているテレビだ。いつ見ても気持ちよくなれる。剣客もいいし、梅之助の金さんもいい。そう考えれば、大岡越前でも、忍びの者でも、月影兵庫や花山大吉、銭形平次、必殺、三匹とけっこうある。

毎日、テレビをつけさえすれば鬼平が観られる。いくらでも、何度でも観ていられる。これぞ三昧の境地。

放送なんか、日を追ってつまらなくなっている。そんなのより内蔵番組見てる方が絶対に楽しいに決まっている。これなら YOU TUBE にも負けない。


2020年12月5日土曜日

中共を阻止しよう

産経新聞がニューヨークタイムズの記事を紹介し、米議会で審議中の中国でのウイグル人強制労働を防止しようとする法案の阻止を狙うロビー活動をナイキ、コカ・コーラ、アップルが行っていると報じた。

ウイグル人強制労働防止法案に「反対」 ナイキなどロビー活動

新疆ウイグル自治区の強制労働工場と取引した疑いのある米企業として、今のところナイキ、コカ・コーラ、パタゴニアなどの名が上がっているという。

目先の金に目がくらみ、世界を中共に売ろうとしている悪徳商人め。貴様らの商品など二度と買わんぞ。

で、日本はどうなってんだ? ウイグル人の強制労働、人権侵害を容認するのか? 

中共を止めないと、明日は我が身だ。


偽選挙お伽噺の他人事

昔々の、ある4年前、トランプさんはヒラリー様に勝ってしまいました。

ヒラリー様は沢山のお金を使っていました。そのおかげで、党内の対立候補を蹴落としたり、脱落させて候補者になったのに、せっかくの大統領選挙で落選してしまったのです。

ヒラリー様は、思慮深く、忍耐強いお方で、その8年前はオバマさんに道を譲って大統領にしてあげました。でも、お嬢様の結婚式には招待しませんでしたが・・・。オバマさんは何もしない方で、8年の間に、中国はずいぶんと増長し、諸外国に迷惑をかけ、国内では少数民族への残虐行為が露骨で大規模なものになりました。

中国と言えば、ヒラリー様やご主人のビル様がお作りになり、お嬢様が理事にご就任なさっているクリントン財団の大口寄付者には、常に中国が名を連ねております。

ああ、4年前です。ヒラリー様は、負けて衝撃を受けられ、しばらく閉じこもっておいででした。悔しさのあまり、寺の鐘に巻き付いてお恨みをはき出されておいでだったのでしょう。

今回、勝利したのはバイデンという、オバマ時代に有益な事は何一つしませんでしたが、裏で小狡く立ち回っていた男でした。

倅もバイデンも大の女好きで、近くにいた女性は軒並み迷惑していましたが、民主党という党の中のフェミニズムの女性たちが被害女性の口封じに奔走したおかげで事なきを得ました。フェミニストというのは、自分たちの陣営の男性が性犯罪を行った時のもみ消しをするためにいる女性たちの事です。

政治的に正しければ、犯罪は問われないというわけです。それは「PC無罪」という形で明文化されていませんが、実際は政治が法を超えてしまっています。あれ? 「愛国無罪」などと言っていたどこかの中国のような話ですね。

ヒラリー様は女性初のアメリカ大統領として歴史に名を残すおつもりでしたのに、今ではそれもかなわず、せめて莫大な資産のほんの一部をお使いになってトランプさんへの意趣返しをなさったのでしょうか?

事の次第、真相は、何十年か後、ハリウッドが中国から解放されてからのアメリカか、その前ならBBCテレビのメロドラマをご覧ください。



王毅とナイキでキッキッキ・・・あ、意味失った

中国外相王毅の尖閣発言やナイキ、バイデン勝利を受けての事だろうね。

やっぱり許しがたいね。王毅もナイキもバイデンも。

しかし、王毅もナイキも、尖閣や反日広告、中国が何を嫌がっているかを教えてくれたようなもんだ。日本は元気に行こう。



2020年11月24日火曜日

トランプさんの選挙結果でガッカリしてるんだけど・・・

アメリカの大統領選挙でトランプさんが負けた形になったけど、トランプ陣営は選挙違反を主張して敗北を認めず、どうなるかわからないというか、何がなんだかわからない状態が続いているから、そこらは見ているだけにするけど、とにかく民主党の組織的な票固めが凄かったんだろうと想像できる。郵便投票がなくてもバイデンが勝ったかどうかが怪しいのは、トランプさんが最初から言ってた通りだという気はするけど、それでも、民主党が組織を上げて固めた票が基礎を作っていての話だと思う。そういう事だと、やっぱり民主党の左派が強いんだろうね。それで民主党が左翼の党になってしまった。

アメリカの左翼は、戦前から力を持っていて、ソ連とつながったアメリカ共産党員が政府内にかなり入り込んでいた。第二次大戦時には、その左翼=スターリン派が政府内で勢力を伸ばした。赤狩りがなければ、米政府内に巣食った共産党勢力は根を張り強力なものとなっただろう。

アメリカ内の左翼=ソ連派はその後も活動を維持し、ベトナム戦争の時には、アメリカ国内で反戦運動をけしかけ、社会を分断するのに成功した。まあ、元々、アメリカ人がみんな仲良しという事はなかったろうけど、ああいう形で分断したのは、どう見ても左翼のせいだった。

ソ連はアメリカで、日本なんかとは比べものにならないくらいに力を入れて工作を展開していたろうし、ソ連が崩壊した後も、せっかくのスパイ網は維持されたろう。もちろん、直接の関係がなくても、長年培われてきた左翼の影響力が相当なものだという事を、今回の選挙は見せてくれた。

民主党は金も使ったろうが、左翼の総力を使い切ったと思う。理由は中国かもしれないが、確かな事はわからない。とにかく、あと4年、待てなかったのだろう。そこで今回、総力を上げた勝負に出た。

ヒラリーの時は最終的に左派を排除したのが、裏目に出て、票固めがうまく行かなかったのではないだろうか。そこで今回は左翼を跳ね上がらせた。

ただ、この大統領選挙でバイデンという色々と問題や噂のある人物を候補者にした事で、民主党系の女性運動は倫理的に地に落ちたと言っていい。民主党のフェミニズムは嘘となった。

米民主党はバイデンの勝利(なんだろうね。残念ながら)と引き換えに多くを失った。戦いだからしかたのない部分もあるだろうが、失ってはならないものまで失ったように見えるが、他人事だからここでこれ以上は言わない事にする。

日本は対中外交で苦労する事になるだろうが、軍事も含めて自らを鍛える機会だと思う事にしよう。仲良くするのと依存するのは違う。アメリカに頼り切りは良くなかった。

尖閣の防衛は、沖縄はもちろん、北海道を守る事にもつながる。自国の領土は自力で守るべきものだ。ああ、竹島もね。

七難八苦は中国、北朝鮮の形をとって与えられる。私たちは強くなれるだろう。


2020年11月22日日曜日

この冬、中国発コロナ、まだまだ御用心

北朝鮮が中国との国境封鎖を続けているようだが、これって中国のコロナ感染がおさまってなどいないという事だろう。

中国と北朝鮮。両方とも嘘つき国家(この表現だと上品すぎるかな?)で、コロナなどないとしらばっくれてるが、行動はまだまだコロナ真っ最中。




2020年11月12日木曜日

民主党ってなあ、太い奴らだ

これまで、アメリカの大統領選挙って長いなあと感じていた。でも、今回は面白かったので長くなかった。アメリカの大統領選挙って、こういうものなのかと理解しはじめたのかもしれない。トランプさんのおかげだ。

同時に、民主党のやり口って、なんかおかしいし、嫌だなと感じた。アメリカ人て、こんなのよく我慢してるなと思った。トランプさんや共和党の人たちの主張の通りなら、それどころか、ちょっと度を越していると思う。

実際、ケネディの選挙も酷いもので、死んでいる人の投票もあったという。でも、ニクソンは国民が失望するよりはと身を引いたという。あの人、そんな事だから、盗聴なんて、それまでの大統領がみんなやっていた事で散々責められ、失脚する羽目になった。ベトナム戦争はケネディが始め、ジョンソンが継続拡大した戦争で、一貫して民主党の戦争だった。終わらせたのが、共和党のニクソンだ。反戦運動周辺が民主党に行くのっておかしい話だ。アメリカでは、民主党が戦争政党だってのは了解事項で、その上での話なのかな? その辺、向こうの事情を知らないからわからない。

まあ、とにかく、民主党は、アメリカの民主主義にタダ乗りしてるんじゃないかと感じた。過剰に小細工や策を弄している。不要な仕掛けだ。真面目に、ちゃんとやればいいのに、裏口から入ろうとしている。

また、日本の左翼と左翼野党がアメリカほど能力がなくて良かったとも思った。日本の左翼は、まあ、まったく能力がない。日本の保守派は、野党よりははるかに仕事が出来るが、アメリカのリベラル左翼には後れを取るんじゃないかな。あそこまであくどいと歯が立たない。

それと、アメリカも、日本も、メディアが酷いのがよくわかった。金が回ってるのか、そう信じてるのか、両方か、トランプ=悪、民主党=善という、感情的な図式でしか見ていない人たちだ。例外は少数だった。日本のメディアは、アメリカのカンニングなんかやめて、自分で取材したらどうなんだろう? 特派員なんて無駄だ。マスコミって、恥を知ってたら出来ない商売だね。オレオレ詐欺の受け子並みの神経してる。

トランプさん、選挙の違法行為と戦うみたいだけど、これでまた面白くなる。共和党もやっと腰を上げた感じだ。ぜひ勝ってほしいけど、まず戦う事に意味がある。これはそういう戦いだ。



2020年11月9日月曜日

カマラ副大統領と利害は一致してる

 菅首相、バイデンに会うのは年明けにするって、死ぬの待ってるのかな?


バイデンは、電話会談で安倍さんに靖国参拝に反対したので、安倍さんが言われた通りにすると思い込み、韓国にそう伝えた。でも、安倍さんが参拝したので、根に持ち、外交文書に「失望」したという言葉を入れさせたという。

安倍さん、よくぞ靖国を参拝した!



2020年11月8日日曜日

高須医院長、ご苦労様でした

高須克弥氏が大村知事リコール活動を中止なさった。体の負担が大きかったようだ。

大村ごときの首を取っても、高須氏が倒れては収支は大幅にマイナスとなる。 ここで退くのに躊躇は無用だと思う。

天皇という国民の象徴を愚弄する展示をして、日本国憲法と日本国民の愚弄する表現を行うのは勝手だ。こちらはその軽薄さを軽蔑するだけだ。

だが、その展示に税金から金を出すのは話が別で許容できない。大村は自身も日本国憲法と国民を愚弄したのだとわからないのだろうが、鈍感で自分が何をしたか分からないからと言って許されるものではない。

そうした道理を、きちんとした手続きをもって社会を尊重しつつ、支持者とともに大村に突き付けた高須医院長の命がけの行動の価値は、この中止によって損なわれるものではない。

高須氏のいるこの時代にこの国に生きていてよかった。

高須医院長。ここまで、本当にご苦労様でした。



2020年11月7日土曜日

左翼反動の時代

 マルクス=レーニン主義と言われるものは、あまりマルクスと関係がなく、レーニン主義だった。スターリン主義と言われるものも、レーニン主義だった。ついでに、トロツキズムと言われるものも、レーニン主義だった。中身としてはスターリンとトロツキーの間にたいした違いはない。

まあ、レーニンのロシア革命横取りが成功するまでは、マルクス主義は物凄くマイナーで、革命運動理論の傍流だった。ロシア革命も、アナーキストの運動があって成功した。レーニンのボルシェビキなんて、スターリンの列車強盗以外は何もしなかった。でも、レーニンがうまいこと革命をぶんどったおかげでマルクス主義が注目されたのだった。

マルクスは資本主義はその矛盾ゆえに最終的には共産主義に向かうしかなくなると考えたが、レーニンは、最終まで待ってないで暴力「革命」でショートカットできるべ(あるいは、できんべ)と考えた。結果は惨憺たるもので、ソビエト連邦はその矛盾ゆえに最終的に崩壊した。

レーニンの間違いは、意図せずしてマルクスの間違いを照らし出した。どういう事かというと、ロシアは救いがたい状態だったのに、大衆、「人民」は動かなかった。ソビエトの崩壊からロシアへの転換はKGB上層部、エリートが計画立案指揮した政策であり、人民は「今日からロシアだから」と言い渡されただけだった。

これは、共産主義に限らず、資本主義でも同じと考えていい。不平不満を煽る左翼に雷同する者たちも少しはいるだろうが、矛盾によって最終に至ることはない。あるいは、ソビエトのように人民は最終を受け入れるだけだ。人民は、今日死ぬよりは、明日までであっても生きる方を選ぶようだ。

マルクスの考えは無意味、あるいは有害だった。(ただし、マルクスよりも同時代には影響力があり、同じく、無意味、ないし有害なアナーキズムなどもあった事は言い添えておこう)

という事で、いくら矛盾があっても、資本主義はだらだらと続く。共産主義に至る契機はない。アナーキズムにも。

(資本主義は閉じている事になるが、あくまでもマルクスから見たらという前提での話だ。共産主義に移行せざるをえないものとして見たら、資本主義は閉じていて、共産主義に向かうことはないが、資本主義が整備され続けて行って、どこかでシンギュラリティを超え、別のものになる可能性については、専門家ではないので何も言えない。経済は、続くにしても、変わるにしても、文明として、つまり、人類が生きるのに都合が良い姿をとるだろう。今のところはまあまあうまく行ってるんじゃないかな)

これは20世紀の終わりにははっきりしていた事だ。だが、これを受け入れられない人たちがいて、今でもレーニンを信奉している。これを反動勢力と呼びたい。左翼は反動だ。

彼らの多くは馬鹿だが、あざ笑うのは別の場所にしよう。動機の真剣さ、初期の自己犠牲は認めてしかるべきだからだ。だが、いくら主観的に真面目で真剣で、身を挺したとしても、それだけでは彼らの迷惑行為、犯罪は容認できない。

結局、やった事は酷かった。殺人、暴行、詐欺、破壊、横領、侵入、強盗、窃盗、脅迫、強要、威嚇、妨害、誹謗中傷、監視、監禁、拉致、誘拐、拷問、権利侵害等々だ。左翼である事がこれを許容する理由になるわけがない。

自分がやっている事を検証する事も出来ず、暴力沙汰を繰り返すのが世の中をよくする事につながらないと理解できない、そういう思考力を喪失する異常さを左翼と呼ぶとしか言えない。

誰だったか、自分たちを「思想犯」だと言っているトンマがいた。日本の法律にそんな犯罪はない。だからそんなので捕まえたら裁判ができないし、捕まえられない。罪状は器物破損とか、暴行とか、不法侵入とかのはずだ。左翼の「思想」などその程度のものだ。

この馬鹿な左翼に加えて、レーニン主義左翼の派生というか、周辺というか、進歩派と言われていたりした系の圏内の諸思潮、環境派が典型的だが、左翼のメニューセットに入っているクラスターがある。

この別名はリベラルだが、リベラルはいつの間にか左翼に乗っ取られてしまったのかもしれない。リベラルは自由主義のはずだが、今では左翼リベラルとしか言いようのないシロモノになった。自由な感じがなく、窮屈そうだ。

これも問題設定が古くて話にならない。とっくに通過しているあたりで問題をつつきまわしている。解決しなくてもいいらしい。リベラルは、左翼が人をたばかる擬態でしかなくなった。左翼リベラルと呼ぶしかない。これも反動である。

自分たち(の陣営)以外の人の自由に敵対し、自分たちがやろうとしない仕事をする人に敵対している。これは自由ではなく、左翼の統制だ。

左翼とリベラルが保守する過去を、彼らの口先を真に受けて「進歩」だなどと取り違えてはいけない。国政で言えば、自民党は改革しようとしているが、左翼野党は保守に血道を上げている。反動の反動たる所以だ。

大阪都構想の住民投票が敗北し、トランプ大統領の再選が阻止されようとしている。愛知県知事リコールも必要な署名数が集まらかなったようだ。嫌な感じが漂っている。

左翼反動が、まだ力を残しているのだろう。少し様子を見てみよう。


ブントの選挙

 アメリカ大統領選挙で、物凄くつまらない事を思い出した。

昔々、ブントだった西部邁が学生時代、東大教養学部自治会委員長だったのだけれど、選挙の時、投票用紙をすり替えて勝った。で、これをボルシェビキ選挙と称した。

まあ、確かに、ズルをボルシェビキと呼ぶのは正しい用法だが・・・



2020年11月6日金曜日

面倒だが、自衛の準備をしておこう

 ずっとアメリカの大統領選挙を見ている。

何だかトランプ対民主党という感じの選挙戦で、バイデンは相変わらず影が薄い。

それなのに凄く票を取ってるから疑う人が出て来るのも頷ける。何だか怪しい感じはする。アメリカの選挙では操作もありうるらしいし、こうなったらもうスッキリするのはありえなさそうだ。

バイデンは、若い時からズルイ事ばかりして来た人物らしいし、色々問題がありそうだけれど、個性が強い人物で、自分が選挙を仕切るとなったら民主党としてはやりにくかったのかもしれない。無能で何もしない人物を置いといた方が党機能をフル稼働させるのに都合が良かったのかもしれない。

民主党の支持層は富豪ばかりで、ベトナム反戦運動に青春を過ごした世代なんかけっこういるんだと思う。結局、あれも金持ちの坊ちゃん嬢ちゃんがやってたのね。彼らはこの選挙に莫大な金をつぎ込んでいる。

という事は、莫大な見返りを要求するだろうから、アメリカは、また貧富の差が開いて行くんだろう。

共和党は、どこまでトランプさんに協力したのかわからないけど、実は民主党とグルになった人たちもいそうな気がする。これは、まだ中国で儲けられるから邪魔をするなという人たちだと思う。自分の儲けのために、中国に国を売った人たちと言っていいかもしれない。

この人たちを、とりあえず中国派と呼ぶ事にするけど、中国派は、どこかで自分たちは国家を超えた所にいると考えているのかもしれない。だとしたら、ちょっと考えが浅いよ。

でも、今回は力業を見せつけた。民主党は恐ろしい人たちだと感じた。

まだ分からないが、民主党が勝ったのだとしたら、しばらくは嫌な時代になると覚悟しなければならない。民主党はよく戦争をするが、手のひらを反すのもよくやる。中国が侵略して来ても、日本も台湾も傍観するかもしれないから、日本は自分を守り、自衛のために台湾も守る覚悟をしておく必要がある。



2020年11月1日日曜日

大阪都って、語感はなじまないけど、住民投票、余計だったんじゃないか?

大阪都住民投票、都構想が負けたみたいだけど、維新が信任された時点で住民投票なんかしないでやっちゃって良かったんじゃないかな。

東京なんて、昔ながらの町の名前がどんどん変えられちゃって、惨憺たるものだけど、みんな諦めてるもの。まあ、東京は薩長とか田舎者が出てきて勝手に都会にしちゃった、特殊な所かもしれないけどね。町名変更に住民投票なんてした事ないよ。(あんのかな?)

町名はかまわないけど、都道府県だと住民投票が必要とか、そういう線引あるのか???



2020年10月31日土曜日

本当は、こんなの随分前に終わっている話なんだけど

 左翼リベラルって、結局、昭和なんだよな。

もう過ぎ去った感覚で周囲を捉えてるから、まったくズレてる。超保守で、変化にはことごとく噛みつく。自分たちが置いてけぼりで、自分たちだけの利害を守っているだけだと気が付かない。感覚や考えが過ぎ去ったものなのは、当然の流れでそうなったのに、その流れを把握できない。そういうダメさを「昭和」と言っている。貧乏でロクな時代じゃなかったのを、耄碌して忘れたのか、懐かしがっている。自分たちに居場所があったからかな?

カタカナやアルファベットを使っても新しくはならないんだよ。それで誤魔化せると思ってるのが昭和感覚だと教えてあげるけど、これは凄い親切。

左翼思想は根本から間違っていた。難しく言うと誤謬だった。だから相手にされなくなった。過ぎ去ったというのはそういう事で、違う理由を考えてるとしたら、自分が間違っていたというのを認めたくないだけの話。間違ったままで死んで行くのを止めはしないけど、少しでも正しく生きよう、いい未来を目指そうと頑張って模索しているみんなの邪魔はしないでもらいたい。

見当違いの敵意でちゃんとやっている人を攻撃したり、自分だけはワガママの限りをつくしていいんだと一人で決めないでもらいたい。

左翼リベラルは、もう無用なんだけど、自覚するのは無理だろう。葬式ごとに消えて行って、10年かかるかな? 無視できるぐらいに少数になって終わるしかない。左翼リベラルが提起した問題は、無意味なので廃棄するしかない。後の世の人は、これって何なんだろうね? 変なのとでも思うだろうか? いや、振り返る人もいないだろう。馬鹿馬鹿しいから。



2020年10月30日金曜日

習近平の憂鬱

 習近平は上がってくる嘘の報告に頭を悩ませているかもしれない。良さそうな事は針小棒大に数字が盛られ、悪そうな事は徹底的に過小評価されるか、ない事になっている。

そんな事はわかっているし、これを発表しなければならない辛さ、恥ずかしさは並大抵ではない。しかし、いくら嫌でも、本当の事を知る術はない。渡される報告はこれだけなのだ。選択できる贅沢など存在しない。いくら辛くても、恥ずかしくても、世界に向かって嘘を公表し、胸を張って見せなければならない。

経済だって上手く行っているわけではない。そんなものは見せかけで、みんなで嘘をつき、その嘘の上に乗って立っているだけだ。トランプが経済摩擦を作り出してくれたおかげで、アメリカのせいに出来るが、中国経済などボロボロなのだ。

日本ではねずみ講というらしいが、中国のやっている事はそれを広げた上に、幾重にも重ねているだけだ。1人から1元取ったとして、全中国人を騙せば何億元にもなる。その金が回って行く。一国二制度というのは、詐欺経済と資本主義経済の事だ。

詐欺で騙した者は入ってくる金に興奮し、騙された者は詐欺話に興奮する。そして、騙された者が次は騙す者となり、騙した者は騙される者となる。興奮は2倍にも3倍にもなって行く。そして、その都度、儲けも2倍3倍となる。元の金は同じなのに話の金額だけは上がって行く。興奮と一緒にだ。

いつから中国では1元を数億元と数えるようになったのか? ともかく、これは指導者の罪ではない。

こんなおかしな事がそんなにいつまでも続くとは思えないが、止めれば、そこで国が倒れる。止める事はできない。続けるしかない。おかげで、あいつらの悪事を取り繕う役目はこっちに回って来る。

一人っ子政策を考えついたのは中国軍だが、中国人を増やさないためにはいい政策だった。これは人類に貢献したと言っていい。世界は中国に感謝すべきだ。

生前、毛沢東が世界でもてはやされたのはそれかもしれない。毛は沢山の中国人を死なせた。蒋介石も平気で中国人を殺したが、山賊毛沢東も大勢殺した。朝鮮戦争でも集めた中国人を素手で突撃させた林彪は毛の片腕だった。大躍進と文化大革命の飢餓でも中国人はバタバタと死んで行った。毛の失敗は中国人の血で贖われた。それで毛沢東は賞賛されたに違いない。毛語録は中国人を殺すための書だったのか。

戦争と言えば、人民軍は相変わらず勝手な事をしている。アメリカを挑発して何になると言うんだ。愛国を振り回して英雄気取りになって・・・今やすべてが戦争だ。中国は世界中に戦争をしかけている。これを超限戦と言うらしい。こんな事を言いだした軍人は馬鹿者だ。

事を起こしたら、後始末はこっちに回って来る。交渉し、譲歩し、終わりにする。馬鹿どもが勝手をしてこっちも困っているとも言えず、そこは中国の領土だとか、図々しい事を言わねばならない。そういう下品な事は嫌いなのだ。

企業経営者どもも酷いものだ。先進国企業の技術情報を平気で盗用している。中国企業が製造しているのは盗作ばかりだ。教養もなく、根気もなく、地道な基礎研究など出来ない。だから人の技術を盗む。だが、それがわかっていても、表立っては独自に開発した技術で、盗用などの犯罪はわが国では厳格に罰していると言わなければならない。盗人どものために、言いつくろわねばならない。屈辱だ。

共産主義国家では、「人民」という言葉が「党」という意味を持っている。党は人民の代表だから一緒になるという理屈だ。党というと上から無理やりにやらせているような印象になってしまう時、つまり、本当の事がわかってしまう場合に、「人民」と言う。

だから「人民のためになる」と言ったら「党のためになる」という意味だ。これで党幹部は富を手にし、一族を豊かにし、王侯貴族の生活をしている。「人民軍」も「共産党軍」だから同じだ。人民軍幹部は党幹部でもある。

この人民の代表ども、いやさ、党幹部どもが面倒くさい。欲に目がくらみ、金と力のためなら何でもする亡者だ。企業経営者はこいつらの子供や一族の者たちだ。報告を上げて来るのも、あいつらの手下たちだ。

どんな政策を打ち出しても、あいつらは群がって、そこから利益を引き出そうとする。そして、こっちが何もしなくても、勝手な事をして、やはり利益を引き出している。臓器売買、人身売買、薬物取引、武器売買、密輸、サイバー犯罪と、詐欺だけでなく、何でもやっている。

イランの核開発や一帯一路といった人類に貢献する平和外交も、あいつらが横やりを入れて利権にしている。

イランが核兵器を持てば、大文明ペルシャがベドウィンに睨みをきかせ、中東地域は整然と平和になるというのに、あいつらは金儲けしか見ていない。

中国がロシアやイランと一緒になってシリアを支え、汗をかいている時に、傭兵や武器売買で儲けようとするのがあいつらだ。

一帯一路で有無を言わさぬ影響力を世界に広げ、平和をもたらそうというのに、アフリカでみみちい低価格携帯を使ったスマホ詐欺をしでかしている。まったく理念に欠ける者たちだ。中国共産党は、泥棒の集まりと言っていい。

だが、そんなやつらでも、中国人を統治するのには必要なのだ。

確かに、この盗人どもは正真正銘の中国人代表だ。中国人の腹の底を見たければ、こいつらを見ればすぐにわかる。時々、恐ろしくなる。この恐怖をはねのけるためには、それ以上に恐ろしい存在にならねばならない。

人一倍努力して今の地位に這い上がった。だが、中国など捨ててアメリカに移民し、小さい商売でもやりながら中国を批判でもしながら生きていた方が良かったとつくづく思う。

私は世界中で嫌われている。そのくらいはわかっている。だが、中国をこの程度にとどめているのは私だ。世界は私に感謝していい。


習近平はさぞや憂鬱な毎日を送っている事だろう。何せ、中国人を使って、中国人を統治しているのだから。



今のうちにお別れを言っておこうね

今の社民党は、まだあるんかい? という存在だが、前身の社会党が戦後の政界に果たして来た役割はあった。

社会党がいなかったら、自民党が大きすぎて独占状態になってしまった。それを避けるため、自民党は金をやり、官僚に口をきくなど面倒を見た。政策なども教えたりしていた。まあ、そうやって、与党も野党もいる議会制民主主義の恰好をつけていた。

これは自民党が権力で社会党までも支配していたというような話ではない。形を整えるために利用はしたが、面倒を見ただけで支配はしていない。そうやって、戦後の占領政策を継続させていたとも言える。

社会党には自民党と張り合えるだけの能力はなく、もし政権を執ったとしても、運営できるだけの能力はなかった。その点は後の民主党や、立憲民主党も一緒だ。

社会党は、自民党と持ちつ持たれつ、戦後から冷戦の時代を過ごした。その関係を壊したのが土井たか子だった。ただ、これは清廉潔白だったとかではなく、金については、パチンコ業界とのつながりが言われ続けていた。主体的だったというだけかもしれない。

ともかく、社会党はたちまち困る事となり、土井たか子は党首を退く次第となった。

その後、自民党から飛び出した小沢一郎らと合流して新生党と組んだりしたら、政権を取ってしまった。

野党に転落した自民党は、冷戦時代、社会党がソ連から金をもらっていたという資料がソ連崩壊で出て来たのを手に入れたりしていたが、村山富市を寝返らせるのに成功したため、使わなかった。

村山社会党が自民党と手を組んだのは、元々、ずーっとそうしていたのが心地よかったのと、小沢一郎らに引きづり回されるのが嫌だったのだろう。社会党、所帯は大きかったが、能力はないから自分たちが主役になれなかった。

村山政権と言っても、実質自民党が稼働して、1年半で村山政権は終わった。その後は足かけ15年ほど自民党政権が続くが、それから、あの悪夢の民主党政権となる。平成21年から24年の12月まで続き、色々と日本をガタガタにして、野党には政権担当能力などこれっぱかりもないと見せつけてくれた政権だった。いや参った。

その後、安倍さんが復活し、政権を取ってくれて、国民は何とか助かったのだけれど、アレ、話の主題だった社会党は?

いつだったっけ? どうでもいいからはっきりしないけど、いつの間にか、あまり意味はなさそうだけども社民党に名前を変え、昔じゃない名前で出ています。

凋落し、今は袋貼りや破れ傘の修理をしながら細々とやっている・・・んだったらはるかにマシなんだけど、ただいるだけで役にも何にも立っていない。組合とか、古いつきあいだから協力はしてるけど、自分の所ももうさっぱりだから・・・という感じなんじゃないかしらね。もう、何にもなくて、何も残らない。でも、さっぱりもしていない。そんな感じでいて、いつか消えるんだろうね。