2010年9月6日月曜日

戦いの愚劣さが際立って来た ■Spider on■2010/09/06(月)

■パキスタンで、自爆テロが続いています。もうイスラムがイスラムを殺しています。洪水被害のパキスタンで、愚劣な戦闘を続けるタリバンは、戦争で頭がおかしくなった者の集まりです。もう心の底から支持される事はないでしょう。自分たちだけが野蛮化して行くだけです。
■イランのアハマディネヤドが、世界からシオニストの除去などと口走っています。イランの反米派は政権基盤が弱いですから、こうした強硬路線を走らないとならないのでしょう。馬鹿げています。イスラム過激派はイスラムのエレガントな美点を食い尽くそうとしています。無残な事です。
■英国でニューズ社が電話盗聴をしていた事件が拡大しています。マードックも違法行為までしてスキャンダルを取って行く商魂は、ある意味で見上げたものです。
■北朝鮮の後継問題に注目が集まっています。金正日時代が終われば、北朝鮮も少しはマシになるのではないかという期待もあるのでしょう。そう願いたいものです。
■メキシコの麻薬戦争の死者が増え続けて、キリングフィールドとまで言われるようになっています。キリングフィールドというのは、カンボジアの共産主義集団クメールルージュ政権による大虐殺を指す言葉です。メキシコはひどい状態になっているようです。これはなるべくしてなったと言えます。オバマ政権の失策のひとつでしょう。
■ドイツのザラツィンがトルコ系イスラム教徒に対する偏見をまき散らしていますが、メルケル首相が「私はトルコ系の人々の首相でもある」と旗色を鮮明にしました。さすがです。
■モザンビークで食料価格が高騰した事から始まった抗議暴動が依然として続いており、死者も増えています。首都マプトでの暴動です。警官隊も乱暴で、警棒で叩き殺しています。食料問題は貧困国では、すでに現実の話です。
■スペインのバスク地方の独立運動を続けて来たETAが休戦を宣言し、スペイン政府との対話路線に踏み出しました。不況で資金難になったという事でしょうか、理由は何であっても、テロを続け、バスクを疲弊させて来たETAの路線転換は、バスクの人々にとって朗報でしょう。
■ダゲスタン共和国のロシア軍基地が自爆テロ攻撃され、5人が死にました。段々とロシアが攻撃されるようになって来ているのは、攻撃側がイスラムだからでしょう。
■アメリカで、イスラム恐怖症を反省する動きが出て来ています。
振り返れば、アイルランド人、ドイツ人、カトリック、ユダヤ人、イタリア人、中国人、日本人、モルモン教徒も同じように脅威だったというわけです。英国とフランスとスペインが入ってもいいのに・・・ともかく、こうした言説は評価したいと思います。