2010年9月7日火曜日

苛立つ世界の不幸 ■Spider on■2010/09/07(火)

■ナターシャ・カンプチという女性が手記を発表しました。8年間、誘拐犯に囚われていた人です。毎日毎日殴られ、強姦され続けたといいます。自殺を図った事もあるようです。恐ろしい話です。
■金正日が、末子を北朝鮮労働党主に任命するようです。
■9/11が近づいています。反イスラムの風潮が広まっています。イスラムの方も殺気立っています。何かなければいいのですが・・・
■ドイツの財務大臣が「この先数年、我々に余裕はない」と言っています。正直なところでしょう。政府が何かできるという風に国民に思わせるのは罪です。
■フランスで、政府のロマ追放政策への抗議行動がありました。あたりまえです。
■オバマ大統領が500億ドルの雇用拡大政策を公表しました。勝算もないのに、同じ事を繰り返そうとしているようにしか見えません。秋の政局があるから何かしなければならないのでしょうが、現在の経済は、一国の政府がどうこうできるものではなくなっているように思います。長期療養が必要なのですから、それなりの展望と計画性を持つ方が健全です。付け焼刃をつなげて行っても有害なだけでしょう。
■スロバキア人団体旅行者が、中央アフリカでクーデタ計画者に間違われるという珍事がありました。軍隊に身柄を拘束されて、怖かったでしょう。
■バスクの独立派ETAがスペイン政府に停戦を宣言し、対話を呼びかけましたが、スペイン政府はあっさりと断りました。テロリストが、行き詰まったからと言って、対話をしてこれまでの犯罪を帳消しにしようとしても、そうはいかないという事でしょう。豊かだったバスクを暴力で支配し、疲弊させて来たETAです。罪は償わなければならないでしょう。
■中国の旅客機パイロットのうち200人が履歴をごまかしていた事がわかりました。無資格では飛ばせないでしょうから、飛行時間が短いとか、そういう事でしょうが、オリンピックだ、万国博だと、航空便を増やすのに、人材が間に合わなかったわけでしょう。恐ろしい話です。
■何だか、世界中が苛立っているようです。要するに金がないという事なのでしょうが、イライラしたり、何かを憎んだりしても有害なだけです。時間が経ったり、物事が自然に変わる事でしか解決しない事は多いですから、焦っても無意味なのに、人の気持はそうはいかないんですね。