2010年7月31日土曜日

移民と市民権 ■Spider on■2010/07/31

■ウィキリークスへの非難が拡大しています。
■フランスのサルコジ大統領がロマ(ジプシー)や否定住社会の取締を始めました。また、警察が目をつけた移民からは市民権を剥奪すると言い出しています。フランス保守派の面目躍如と言えますが、EUが人種主義的な方向に向かう前兆でしょうか?
■オバマ大統領がチェルシー・クリントンの結婚式に招待されていないそうです。オバマ嫌いのクリントン一家ですが、露骨な話です。オバマ政権は長くないと見切ったという事でしょうか?

2010年7月30日金曜日

ロシアでリアル「マイノリティー・リポート」 ■Spider on■2010/07/30

■オバマ大統領がFBIにインターネット監視を強化させます。ウィキリークスによるアフガン・ウォーログへの反応です。月曜日ぐらいまでは、大した内容じゃないというのが各国高官、軍事関係者の反応だったのですが、今は、兵士の命が危険にさらされるという非難が主調になっています。つまり、リークは本物だったという事で、来週以降、戦いは激しくなります。
■ロシアが予防取締厳格化法を導入します。つまり、犯罪を起こしそうだという事で逮捕してしまうわけです。起きていない犯罪の裁判をどうするのか、想像もつきません。旧共産圏らしい法律です。今でもオーウェルの世界をやってるんですね。
■ドイツ赤軍の女テロリストが司法長官殺害の法廷に立ちました。ヨーロッパの鉛の時代と呼ばれた時期、左右過激派のテロが吹き荒れました。極左テロ組織には、パレスチナ経由でソ連から武器と訓練が与えられていました。右翼テロには、英米の情報機関が武器と資金を供給していました。ヨーロッパは、冷戦の熱い地下戦争の正面舞台でした。無残で馬鹿げたテロの本当の後始末は、テロリストなどに出来るものではありません。

2010年7月29日木曜日

ミャンマーの核開発 ■Spider on■2010/07/29

■英国銀行がスタグフレーションを警告しています。景気が悪いのに物価だけが上昇する。デフレが懐かしいという事になるかもしれません。そうすると、デフレ・ターゲットとか言い出す人がいるかも?
■ミャンマーが核兵器開発を行っているようです。北朝鮮が後押しをしているという事です。中国とロシアに挟まれた北朝鮮と、中国とインドに挟まれたミャンマーは核を保有する大国に挟まれているという共通点があります。ミャンマーにとって、核保有は悲願だったかもしれません。核なんて、面倒臭いものを持つなんてと思いますが、面倒がっていられない事情があるのでしょう。
■中国が不良貸付で危険だとIMFが警告しました。中国経済はどうなるかではなく、いつなのかというのが問題でしょう。バブルの崩壊の話です。

2010年7月28日水曜日

ガザは牢獄とキャメロン ■Spider on■2010/07/28

■ヤフーがグーグルを検索エンジンにしました。かつて、グーグルはヤフーの検索エンジンだった時期があります。その頃、ヤフーの方が大きく、グーグルは検索の下請けのような受け止められ方でした。
一方、世界的なソーシャル・ネットワーク・サービスのフェイスブックがアマゾンと共同して、フェイスブックでお買い物という方向に動き始めました。
こうした結びつきから次の時代に入って行くのでしょう。様々な動きが興味深いです。そうかと思うと、少し前まで、マイクロソフトの凋落など考えられませんでしたが、今は危機が迫っている状態でしょう。とても早く時代が動いています
■米陸軍がウォーログ事件で、ウィキリークスの捜査を開始しました。刑事事件としての立件を視野に入れての事です。ウィキリークスとしては覚悟の上でしょうが、リークする側、される側の熾烈な戦いが始まっています
■英首相キャメロンが、ガザは収容所と発言し、イスラエルの怒りを買っています。また、トルコのEU加盟を支援を表明してもいます。興味深い動向です

2010年7月27日火曜日

戦争記録の波紋 ■Spider on■2010/07/27

■ウィキリークスの大量のリーク文書公開に連動した、国際的なウォーログ報道は、大きく、激しい、でも、表面的にはさほどでもない反応を引き起こしています。ニューヨークタイムズは、ウィキリークスとニューヨークタイムズ、ガーディアン、スピーゲルのコラボレーションは、非対称的ジャーナリズムとでも言うべき新たな報道のあり方を生み出したと、本質をついた記事を出しています。ウィキサイトとメディアという非対称的なコラボが劇的な影響を引き起こしつつあるという実感があるのでしょう。まったく新しい報道のあり方が生まれたと言っていいでしょう。
■昨日の報道ですが、ロシアのプーチンが、帰還したスパイ団と面会し、ソ連時代の歌を一緒に歌い、スパイ団の将来を約束したと報じられています。プーチンも、いつまでもKGB丸出しです。
■そのロシアのプラウダ紙が第二次朝鮮戦争を匂わせる記事を出しています。

2010年7月26日月曜日

ウォーログの衝撃 ■Spider on■2010/07/26

■インターネットの内部告発サイト、ウィキリークスがアフガニスタン戦争の秘密記録文書を大量にリークしました。それと連動して、英国のガーディアン、アメリカのニューヨークタイムズが特集を組んでいます。ワシントンポストのトップシークレット・アメリカに続いて、メディアの底力を見せる、いい報道です。
■北朝鮮が米韓合同演習に対して、核使用をほのめかしています。何を考えているのか。
■中国が、チベットに大量の資金と移住者を流しこみ、社会不安を作り出しています。中国はそうした凶暴な行動をやめるべきです。

2010年7月24日土曜日

サルコジ=フランス ■Spider on■2010/07/24

■インドが35ドルのタブレットパソコンを発表しました。OSはlinuxで、オプションでソーラー電源も供給されるようです
■米民主党が気象法案を取下げました。元々音頭をとっていたアル・ゴアがエロ男爵となってしまったし、健康保険問題の逆風もあるし、筋の悪い法案はやめようという流れなのでしょう
■アメリカが南沙諸島問題に首を突っ込みます。音頭取りはヒラリー・クリントンのようで、先日のベトナム批判も、実はこれにつながるものだったのでしょう。ベトナムも中国も、周辺諸国、特に小国に迷惑ばかりをかけて来た国です。ここに介入してもアメリカには無益でしょうが、ヒラリー・クリントンには有益なのでしょう。娘の結婚式費用にも法外な費用がかかってますしね
■フランスのサルコジが、また軽率で不見識な発言をしました。フランスの極右の中でも、サルコジは飛び抜けて馬鹿なのでしょうか? ロマなど非定住民「問題」は見せかけで中身はないと口にしました。サルコジも、ビシー政権なら英雄になれたのにね
■北朝鮮が米韓合同演習への「物理的対応」を警告しました。窮鼠という事でしょうか
■メキシコ湾原油漏れの原因となったBP掘削設備の爆発で、安全警報が切られていたという証言が出ました。石油会社は国策企業ですから、そこに胡座をかいてしまったんですね。英国らしい、いい加減で間抜けな話です
■スイス企業のトラフィグラが象牙海岸への有害物質を投棄していた事件で有罪判決が出ました。また、石油企業が、象牙海岸の有害物質投棄に関係していたという調査も報道されています。ヨーロッパの悪質さがよく現れています。どこまで事件の背景にメスが入るか、見守って行きます

2010年7月23日金曜日

ヒラリー、ベトナム批判 ■Spider on■2010/07/23(金)

■ヒラリー・クリントンが人権問題でベトナムを批判しました。人権問題なら中国も最低の部類ですが、ヒラリー・クリントン、中国の人権問題を批判した事がありません。やはり、資金源だからでしょうか? 北朝鮮非難も、ベトナム批判も、中国にとって有利な話でもあります。ヒラリー・クリントンにとって人権というのは何なのでしょうか?
■EUの銀行ストレステスト公表が迫っています。ストレステストというのは、これ以上の不況に耐えられるかどうかを測定するものです。つまり、次の経済危機、不況が迫っているという事なのでしょう。
■昨年、英国でのワンデイ・サミットG20で抗議活動に参加していたイアン・トムリンソンが警官隊に暴行され、死にました。最初に記事にしたのは、ガーディアン紙でしたが、暴行の現場をとらえたビデオがユーチューブで公開され、そのビデオへのリンクとともに、各紙が後追いし、新たなビデオも次々と出ました。新聞に動画がついており、それが共有されるというインターネット報道のひとつのモデルを作った事件でもありました。暴行事件を引き起こした警官たちは、予算不足のため、訓練も受けずに抗議行動警備に出動し、世界中から集まった抗議行動活動家に対峙していました。殺されたのはそうしたプロ的な活動家ではなかったのですが、警官たちに区別はつかなかったでしょう。暴行致死事件を引き起こした警官たちを告発するよう、監視委員会が勧告しました。景気浮揚を訴え、規制を否定し、国際的な財政出動を決めたG20でしたが、すでに失敗は明らかで、立役者だったオバマ大統領も失速状態に陥っています。そして、世界は金融規制に向かっています。
金融規制と予算削減、小さな政府が先進国の一致した政策となっていますが、財政的に一番問題のある日本だけが逆行する道を歩みつつあるようです。

2010年7月22日木曜日

強硬派ヒラリー北朝鮮に鞭 ■Spider on■2010/07/22

■アメリカが北朝鮮への新たな制裁を公表しました。米中の連携の上での話です。そこで、中国はチベットへの弾圧を強め、抗議活動の弾圧に軍隊を派遣しています。
ヒラリー・クリントン国務長官が北朝鮮強硬路線を打ち出したわけですが、ブッシュ政権の路線に戻った事になります。グロテスクな独裁国家北朝鮮はどう対処するでしょうか?
■英米の中央銀行トップが失業の増大を口にしています。つまり、景気はここ数年、低迷を続けると言っている事になります。英国は失業とインフレが同時に進むと言っています。そのあたりが現実的な見通しでしょう

2010年7月21日水曜日

黄海原油流出の不安 ■Spider on■2010/07/21

■黄海原油流出で、中国政府は漁船に海をかき回させているようです。何だかそういうやり方でいいのかなと疑問です。中国は、こうした事への対処能力はまだないのではないかと思います。韓国も北朝鮮も中国という大きな脅威には苦情も言えないでしょうが、欧米が問題にし始めている事は中国も気にしているでしょう。中国は欧米に弱いですから
■アメリカ政府がメキシコ国境に州兵を派遣しました。民兵とネオナチが共同で移民狩りを始めていましたから、それを抑えるためにも必要な行動だったでしょう。アフガニスタンとイラクばかりが言われますが、オバマ政権はメキシコでも半ば戦争状態を作り出し、失敗しつつあります
■どうも不況は二番底という雰囲気が濃厚になって来ました

2010年7月20日火曜日

イスラエル首相ビデオ流出 ■Spider on■2010/07/20

■ヒラリー・クリントンがパキスタンを訪問していると思ったら、5億ドル援助を約束していました。彼女らしい大盤振る舞いです。本当に金遣いが荒い。まあ、クリントン一家が敵に回りそうになって、引き留めたばかりですから、オバマも認めたのでしょうが・・・
■オバマは渋く銀行法に取り組んでいます。銀行規制が厳しくなるのは世界的趨勢です。
■米防衛高官が軍事演習に向けてソウルに飛びました。軍事演習というのは銃火を交えない戦争という位置づけで、戦争の一環でもあります。
■先週金曜日に中国大連の石油タンクが大爆発しましたが、それでパイプラインが壊れ黄海に石油が漏れています。深刻であればあるほど事態は隠される可能性があります。
■イスラエル首相が「アメリカを操るのは簡単」なんて口をすべられた録画が流出しました。
■キンドルの電子書籍の売り上げがハードカバー書籍を追い越しました。早かったですね。次はペーパーバックスですが、年内か、遅くとも来年早々にはという気がします。

2010年7月19日月曜日

スパイの複雑 ■Spider on■2010/07/19

■誘拐され、アメリカで現れたイランの核科学者はCIAだとアメリカの高官が公表し、その後、アメリカとイランの二重スパイだったと報道されました。
妙な話だと思っていたら、そういう事でした
■IMFとEUが、ハンガリーへの緊急貸付協議を中止しました。ハンガリーの状態がかなり悪いのでしょう。助ける側の資金も枯渇して来ているのかもしれません。厳しい方向に向かっているのでしょうか

2010年7月16日金曜日

規制と削減 ■Spider on■2010/07/16

■バチカンが聖職者による児童強姦と女性聖職者叙任を同列に置いているとして、カトリック教徒の怒りをかっています。聖職者といっても、おじいさんたちにしてみれば、どちらも「困ったこと」として同じなのでしょうが、それでは怒られてしまうのです。カトリックの根幹を揺るがす大問題である児童強姦に対処し、教会を正すはずが、新たな問題を引き起こしてしまいました。カトリック教会にとって、宗教改革以来の危機なのだという事が、当事者である教会に理解されていないようです。
■逃亡中自殺した射殺魔ラウル・モートを賞賛するページがフェイスブックに作られた事を英政府が問題とし、結局、ページは削除されました。今後も、こうした問題は起きるでしょう。フェイスブックという一定に閉じた場所では、主催者の考え方が重要だと思います。反社会的なページは認めないという事でもいいし、何でもいいというのでもいいでしょう。姿勢をはっきりしておく事が一番重要でしょう。
■アメリカ上院がウォールストリート規制法案を可決しました。アメリカが経済の中心を改革しようとしています。英国も、予算の40パーセント削減を打ち出しています。厳しい経済状況に立ち向かうべく身構えたと言っていいでしょう。この覚悟は相当のものです。
■イランの核科学者が拉致され、アメリカで姿を現し、イランに帰りました。この事件を考える時に見落としてはならないのはイランの核科学者は同時に軍事科学者であり、軍隊や情報機関の一員であるはずだという事です。大学で物理を教えている学者とは違うのです。これがアメリカのCIAに拉致されたのだとしたらイラン情報機関の失態でしょう。イランとアメリカ、そして、アメリカ側についた中東諸国とは、もう暗黙の戦争状態に突入しているという事かもしれません。

2010年7月15日木曜日

子供と煙草と小銃と ■Spider on■2010/07/15

■フィリップモーリスの煙草農場で10歳以下の子供たちが酷使され、病気になってしまう子が出ていると報道された。フィリップモーリス社のトップには、最初、知らなかったと言い張り、後から、実は知っていたと告白するようなみっともない道筋はたどらないでもらいたいものだ。煙草は先進国では消費量が減っていると思われるが、世界全体では、まだまだ大量に吸われ、大きな儲けを生み出しているのだと想像できる。だったら、子供をコキ使ったりしてないで、守ってやればいいの。企業体質が古すぎるようです。みっちりと絞られるべきでしょう。
■スペイン首相が緊縮財政決議に協力を要請しました。ワールドカップの夢が終わり、厳しい現実が始まります。経済も蛸のパウルが予言してくれるといいのでしょうが、そうはいかないのが現実です。
パウルは、スペインで名誉市民になりました。
■ベネズエラがロシアの次世代カラシニコフの正式生産を始めます。カラシニコフは中央アジアと南米への輸出が最も多いでしょうから、現地生産という感じです。アジアの方が中国製カラシニコフでしょうから、ロシア製は南米が中心かもしれません。アフリカは、ロシアの市場に中国が割り込んでいる状態でしょう。
南米でも、アジアでも、アフリカでも、少年兵が大人と同じ重い銃を持たされ、沢山死んでいます。

2010年7月14日水曜日

大統領の激務 ■Spider on■2010/07/14(水)

■英国の負債がこれまで知られていたような額ではなく、少なくとも4倍はあるという記事が出ました。夏以降、今年の後半は厳しくなりそうです。
日本の赤字は大丈夫なのでしょうか?
■アメリカの共和党保守派が結集している茶会派の集会で、オバマ大統領はヒトラーやレーニンにたとえられたり、奴隷の国を作ったと凄まじい言葉を浴びせられています。内部では民主党クリントン派、外には茶会派と、悩みの種はつきません。その上、メキシコ湾の原油流出は止まらないし、アフガニスタンを終戦に導く道をつけねばならないし、不況はままならないしと、アメリカ大統領は本当に激務です。
■ポール(パウル)・ザ・オクトパスが引退します。日本も、今回、とても良かったんだし、そろそろワールドカップ戦略として自前の蛸の育成を始めるべきかも。

郵便事業会社、選挙で本業おろそかか?

 ゆうちょ銀行で十二日起きた大規模なシステム障害は、同じ日本郵政グループの郵便事業会社で三十四万個を超す宅配便「ゆうパック」の遅配があった直後だけに、不手際が相次ぐ日本郵政には利用者の厳しい目が注がれることになりそうだ。
 一方、一日に遅配が発生したゆうパックも、当初の狙いは日本通運の宅配便「ペリカン便」との統合による規模拡大で、こちらも民営化のシンボルだった。

 二つのトラブルは偶然にも参院選の前後に起きた。あるグループ会社の元取締役は「郵政再国有化の流れの中で、従業員の緊張感が緩んでいるのではないか。選挙に力を入れすぎていた可能性もある」と批判した。
『民営化象徴』また傷 参院選前後相次ぐ失態 『緊張感足りない』
(東京新聞 2010年7月13日 朝刊)


 要するに、郵政トップが国有化してもらいたくて選挙に血道を上げ、本業がおろそかになった結果、遅配が発生し、システム障害が発生したというわけなのか?
 郵政の性根は国民を馬鹿にしきったものだとしか言えない。
 だが、二度とそういう馬鹿げた妄想を抱かない方がいい。一般の企業と同じく、民間企業としてきちんとやって行くか、ダメで倒産消滅するかの道しかない。それがわからなければ、似たような失態を繰り返すだけだ。そして、国営なら何があってもヘラヘラしてられるが、民間は違う。客が離れ、倒産する。
 真剣にやらなければ倒産する。これが、民間の誰もが身を置いているあたりまえの場所だ。

2010年7月13日火曜日

不況の本当のところは、蛸にでも聞くしかないかも ■Spider on■2010/07/13

■英国の不況が、当初考えられていたよりも深刻だという記事が出ました。日本のバブル崩壊の後、表に出てきていた数字は実際の10分の1ぐらいだったかと思います。実際のところが最後までわかりませんでした。今回の世界不況でも、本当のところの数字は、まだ出ていないか、永久に出て来ないかもしれません。
でも、政策担当者はだいたいのところがわかっているはずです。英国新政権の厳しい経済政策や、ドイツのメルケルの銀行規制などは現実の厳しさの反映に他ならないでしょう。問題なのは、それが厳しいかどうかではなく、それで間に合うのかどうかでしょう。
中国の格付機関が欧米企業のランクを下げたのも、同じ理由でしょう。でも、欧米が本当にダメになると、中国は輸出先を失い、投資も失い、没落します。
■ワシントン・ポストが有料化したので、リンクから外しました。今後、有料化するメディアが増えるのかどうかわかりませんが、世界中の印刷メディアが直面している転換は深刻です。

2010年7月12日月曜日

各国で報じられた民主党惨敗 ■Spider on■2010/07/12(月)

■日本の与党惨敗は各国で報じられています。民主党は選挙上手ではなかったという事でしょう。そして、みんなの党は主張が鮮明でした。党として小さな政府を言っているのはみんなの党だけで、他は大きな政府がいいという考えのようです。国民がこれほど大きな政府を容認している国は珍しいでしょう。東京では、小さな政府を主張していた候補者の一人が最下位でした。経済を良くするには、政府を小さくして赤字を減らすと同時に、政府に経済の邪魔をさせないようにしなければならないはずですが・・・

2010年7月10日土曜日

鮹のポール様「スペインが勝つぞよ」との御予言 ■Spider on■2010/07/10

■ロシアのスパイ団が米ロの交換でロシアに帰りました。ウィーンの飛行場で手を振ったそうです。さすがに太々しい。このスパイ騒動、もうひとつ裏があって、摘発前に交換についての協議が始まっていたというのです。つまり、交換するところまで決まった上で、摘発をしたらしいのです。こういう国際政治の裏の裏といった形になったのは、核兵器削減などで、オバマ政権が対ロ関係に気を配っての事のようです。権謀術策というよりは、優先順位が低かったのが理由でした。
■中国がグーグルとの契約を更新しました。
グーグル社が中国の検閲を批判した事から、両者の関係が悪化し、グーグルは北京から香港に移り、中国のハッカー軍団がグーグルを攻撃するという事態まで起きていました。半年ほど前の事です。それが再契約という事は、中国がグーグルに負けを認めたという事です。かつての中国なら、負けていても絶対に認めず、閉鎖性を強める事で内部統制によって事態を凌いだはずです。しかし、今の中国は、そのような策は自らを損なうだけで負の意味しかない事を理解しているようです。再契約によって負けを認めたのは、中国が良くなって来たという事です。この際、検閲もやめればいいのに。
■超能力鮹のポールが、ワールドカップ、スペインの優勝を予言したそうです。
あー、鮹様、ありがたや、ありがたや・・・

2010年7月9日金曜日

エイズ抗体発見 ■Spider on■2010/07/09

■英国が健康保険改革に乗り出すようです。外国人にも医療費が無料なのですが、これからは変わるのでしょうか? 教育費はすでに削減が明らかになっています。次が医療で、その次は? 予算削減がどこまで行くのでしょうか?
■IMFが、アメリカに赤字削減をするよう進言しています。
■エイズの抗体が見つかったそうです。治療に光となるでしょうか?

2010年7月8日木曜日

アフガン―イエメン 超能力タコに聞け ■Spider on■2010/07/08

■アフガニスタンの次はイエメンかと言われ始めました。アルカイダを追って、どこまでもというわけです
■ドイツの守護神だったはずの超能力タコが、スペインの勝利を予言していたそうです
■イスラエルの首相が訪米中ですが、ワシントンに向かう途中、警護員が拳銃をなくしてしまいました。ちょっと信じられない失態です。責任者は暗い気持ちでしょう
■ニクソンが北朝鮮の核攻撃を検討した事があると公表されました。核保有国の選択肢には、常にその使用が入っているのは当然なのでしょう。今は、その北朝鮮が核兵器を保有しています。恐ろしい事です

2010年7月7日水曜日

バブル崩壊と銀行口座 ■Spider on■2010/07/07

■中国の不動産市場が落ち込んで来ています。自然の流れですが、中国政府は認めないでしょう。バブルは弾け始めています
■オバマの強い姿勢で緊張関係にあったイスラエルですが、両者とも対話に向かって進んでいます。イスラエルもガザの封鎖を緩和し、ウエストバンクへの入植停止を延長するなど具体的な姿勢を示していますから、対話のタイミングでしょう
■多くのアメリカ人が英国の銀行に口座を持っているという事です。テロ対策で銀行口座のプライバシーが守られなくなり、その結果、英国に口座が移動したのです。テロ組織がアメリカの金融市場で資金を動かしていた事から、取り締まりが始まったのですが、テロ組織は、取り締まりで資金をヨーロッパに移しました。裕福層の国民がテロ組織と同じ行動をとっていたわけです。こうしたお金の動きが、アメリカの金融危機が世界に深刻な影響をもたらした原因になったという指摘もあります

2010年7月6日火曜日

ヒラリー大奮闘 ■Spider on■2010/07/06

■ヒラリー・クリントンがポーランドへのミサイル配備に続いて、グルジア支援を表明し、ロシアとの対決姿勢を打ち出しています
■ヒラリーの活躍で、オバマは影が薄くなっています
■そのオバマを「アフガン戦争を選択したのはオバマ」だとして、戦争に勝てないと放言した共和党のチェアマン、ミッチェル・スティールに対して、共和党内部から「黙れ!」と辞任圧力がかかっています
■オバマ大統領、このところ旗色が悪いですね

2010年7月5日月曜日

祝タイガー離婚 ■Spider on■2010/07/05

■英国が予算を40パーセント削減するようです。厳しい緊縮財政です。
■タイガー・ウッズが1億ドルで離婚しました。あの女房と別れられたのなら、1億ドルでも良かったんじゃないでしょうか。あの女はもうもらい手がないでしょうが、ウッズならまた稼げます。

2010年7月3日土曜日

パリス・ヒルトン逮捕

 パリス・ヒルトンが逮捕されたようだ。ワールドカップ会場でマリファナを吸ったという。
 軽率な馬鹿のように見せて、実は軽率な馬鹿だったというオチかな。
 どうでもいい娘さんだったけど、嫌悪を感じるようになった。

パリス・ヒルトン、ワールドカップ会場でマリファナ喫煙 逮捕
(英テレグラフ 2010/07/03)


(追記)
 パリス・ヒルトンの逮捕は一時的なもので、すぐに釈放されたという。
 つまり、やってなかったのか? それとも、大物だからなのか?

2010年7月2日金曜日

毒婦は冷戦を蘇らせるか ■Spider on■2010/07/02

■ロシア・スパイ団、毒婦スパイ事件は大騒ぎになっています。みんなが好きな要素満載ですから当然でしょう。ロシア紙プラウダは、他人事のように「米ロ関係が冷戦時代に戻るか」なんてやってます。さすがです。
■ガザへの救援物資船団問題で、イスラエルとトルコは秘密会議を行っていました。
■英タイムズ紙が全記事を有料化したため、リンクをやめました。

2010年7月1日木曜日

毒婦の微笑み ■Spider on■2010/07/01

■EUが、銀行のボーナスを制限するという事で合意しました。G20で、オバマは去年に引き続き、規制を阻止しようとしましたが、今回は、すでに規制強化に走り始めたEUを、今回は止めきれませんでした
■おそらく、世界の経済状態は、表に出ているよりもはるかに悪いのです。日本も惨憺たるありさまなのでしょう。それで、例外を許してもらったのでは?
■ドイツで、メルケル首相が推薦していた大統領候補者が当選しました。現在のドイツ政府の、そして、フランスのサルコジとの良好な関係をもって、EUの原動力とも言えるメルケルおばさん、これで当面は自分の政策に邁進できます。銀行は、規制の嵐に備えねばならないかもしれません
■アメリカで摘発されたロシア・スパイ網のアンナ・チャップマンは「ファム・ファタール femme fatale」と表現されています。「悪女」という意味で、映画の題名に使われた事もあります。つまらない作品でした。今回は、もう少し浪漫的な日本語で「毒婦」と訳してみました。