2017年9月29日金曜日

ガラパゴスな人々 3

 大江健三郎さん、

「70年間の平和憲法の下の日本というものがなくなってしまう」
このセンセイ、戦後日本の実質をその程度にしかとらえられないんだね。憲法は法律であって、バイブルでもコーランでもないから、一言一句手を加えてはいけないなんてものじゃないんだよ。左翼はマルクスの著作も神棚に上げて、そういう扱いをして来たけど、そういうのを物神崇拝という、きわめてプリミティブな段階の信仰のありようだ。
 今の憲法では平和が維持出来なくて、改憲する事で平和を維持するための法整備の基礎になるなら、それは平和のための改憲で、改憲した方が平和憲法になる。現状維持だけが平和だというのは説得力がない。センセイはそんな事もわからないのかと驚かされる。
 ここに集まった人たちは、平和というと「平和勢力」、民主主義というと「民主勢力」と同義だととらえている。「平和勢力」や「民主勢力」は共産党の自称だけれど、大江センセイもこの発言は、センセイが共産党のお墨付きから一歩も出ないで来た人だから出てきた言葉としか響かない。
 共産党とは無縁な政党が民主主義によって選ばれ、共産党とは無縁な人々が平和を実現しているのが、現在の世界や日本の現実だという事が、このセンセイにはまったく見えていない。
 共産党と平和や民主主義は、あまり関係がないし、平和を実現している勢力も共産党とはあまり関係がない。センセイには、もうそんな事は理解できないでしょうが、それが現実で、センセイの言う「平和憲法の下の日本」が、もしなくなるとしたら、それはセンセイと、センセイと嘘を共有している人たちの幻でしかなかったからだし、実際はなくなるものではないんですよ。
 もちろん、かつてのロシアをはじめ、現在の支那、北朝鮮など、海外の共産主義勢力はこっちの平和などおかまいなしに、侵攻か、軍事的圧力をかけようとしてますけどね。

 山口二郎さん、
「3カ月前、私はこの場所で、安保法制を進める安倍晋三を返り討ちにしてやろうと言いました。もうすぐです!・・・9月18日というのは一体何の日か、皆さん、知っていますよね。満州事変の日ですよ・・・・・・安倍晋三と気脈を通じているインチキなテレビや新聞に文句を言われる筋合いはない」
この後、すぐに安保法制は可決したので、何がもうすぐなのかわからなくなってしまった。
 さて、教授、9月18日が何の日か、誰も知らなくてもいいんじゃないかと思う次第なんですが、どうでしょうか? こんな所でテストやる事ないですよ。ここに集まった人たちで、それを知らない人は、知識による抑圧にさらされる事になるんですよ。教授。
 教授、つまらない事を知ってるけど、総合的に見て馬鹿ですよね、あなた。やっている事は、若い人相手に「お前らに真のロックがわかるか?」とか言って嫌われてるロック親父と同じですよ。これから満州事変親父と呼びましょうか?
 教授が馬鹿丸出しだというのは、その後の言葉で明らかだ。「安倍晋三と気脈を通じているインチキなテレビや新聞」って、どこをどう押したらこんな時代錯誤が出て来るんだろう? もしかしたら、中核派や革マル派の機関紙を読んで、そのまま信じてるんじゃないだろうか? そんな恐れを感じてしまう。
 きっと、森加計騒動を見て、テレビや新聞もやっと改心したかと思っているのだろう。インチキというのは、この教授にこそピッタリする言葉だと感じる。