2017年9月13日水曜日

small talk:マスメディア対ネット言論

「ネット言論の中にマスメディアを批判する部分があるけど、これが面白いね」
「冷静にメディアの報道姿勢を検討し、的確な批判をしている。今のところメディアはネットに歯が立たない状態だ」
「何だかメディアに歯止めがなくなって暴走しているのを、彼らがチェックしている。メディアのダメさをネットがバランスしている観がある」
「メディアは正しい報道というのを取り違えている。このところ、彼らは倫理的に正しいというか、政治的に正しい報道をしようとしている。だが、報道の正しさというのは事実だ。反権力だとか、リベラルだとか、そういうのは報道の次元では二の次三の次になる。だが、そこが逆転して、事実そっちのけで、反安倍が政治的に正しいと主観的に判断し、その線で報道をまとめ、邁進している」
「どうしてそこまで血迷ってしまったのかは興味があるが、そこで出て来ている表出に症状として以上の意味はないだろうな」
「冷静さ、客観性、論理性といった面で、ここでネット言論として取り上げたい質の表出の方がはるかに上だ」
「その傾向は、東日本大震災以降顕著になった。原発事故報道の無残な脱原発偏向と、ネットが提起した脱原発への疑義の質を見れば、どちらが現実への対処力を持った言説であり、思考であったかははっきりしている。冷静に見れば、原発はすぐにでも稼働再開すべきだとなる」
「ワケのわからない恐怖にかられた迷信深い人々、無知な人々、共産党に扇動された人々、カルトにたぶらかされている人々が存在するから、原発停止が政治的に正しくなるというのは異常な歪みだが、対処としてはとりあえずそうした人々を置き去りにし、事実と時間経過によって原発稼働の意味が浸透するのを待つしかない。それが有効な説得になる」
「事実や科学的情報ではなく、恐怖心に訴えかける扇情報道がマスコミを席捲した。あの後、マスコミ報道の質は下落の一途をたどっている」
「マスコミに批判的な人々の発信をネトウヨとかひとくくりにしたがる人たちはいるが、その程度に扱っていいものとは思えない」
「マスコミが左傾していて、そのマスコミを批判するから右翼だというのは無意味というよりも有害なレッテル張りでしかない。活動家レベルにまで質が低下したという事かね」
「ネット言論は政治宣伝の道具としてネットを使っているのではなくて、自分の表出として真剣に行われている。そして、それが充実している。ネットの使い方のレベルがまったく違う」
「ネット言論は、そこに未来があるが、マスコミは過去にしがみついているだけで未来に向かおうとしていない」
「ネット言論の成熟とマスコミの崩壊か・・・」
「どう見ても、これは勝負あっただな」